メリオダスの刃折れの剣が折れた原因は?守る理由は魔神復活阻止

『七つの大罪』で、これまでにメリオダスが使用してきた主な武器は、刃折れの剣、リズの剣、魔剣ロストヴェインと3つの武器を使用してきています。

しかし、その中で最初から刃が折れた状態で所持していたのが、刃折れの剣ですよね。

刃折れの剣は、酒場『豚の帽子亭』の客の中で、食い逃げする客への抑止力として所持していて、メリオダスが『七つの大罪』物語初期から所持している武器です。

では、そもそもこの武器は何故刃が折れているのでしょうか?

その理由が完全な過形として、本編で語られているわけではないみたいですが、そのヒントらしきものは出ているようなので、推測も含めて真相を探っていきます!

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七つの大罪のメリオダスが最初から所持していた刃折れの剣

メリオダスが産まれた時からと言うよりかは、漫画『七つの大罪』がスタートした時からといった意味合い大きいですが、『七つの大罪』第1話の豚の帽子亭でのシーンの頃から、主人公メリオダスが所持していた武器が、この刃折れの剣。

『七つの大罪』漫画連載の頃から、度々この剣でメリオダスが闘うシーンが描かれていくわけですが、当初、酒場『豚の帽子亭』の食い逃げ犯を懲らしめるための抑止力として所持していたとそうです。

それが、この武器片手に聖騎士団と闘うことになるわけですね。

まぁ、メリオダスの場合は、全反撃(フルカウンター)といった剣の直接的な斬撃以外の能力があるため、刃折れのままでも全く問題なく戦えますが、もし、それがなければ、全く刃折れの剣は役に立ちませんよね。

そんな役に立たない剣を、何故、メリオダスは所持していたのでしょうか?

しかも、聖騎士団もこの刃折れの剣を奪おうと躍起になっていたというのですから、不思議な話になります。

ただし、後にわかっていくことですが、この剣は、エリザベスの命にも関わる重要なアイテムだったのです。

メリオダスは、恋人のリズと、好意を持っているエリザベスに対して、絶対に守りたい、と強く願っているところがあります。

リズに関しては、ある事件で命を落としてしまったという話もあるため、リズの生まれ変わりであるエリザベスに対する執着は、人一倍あるのかもしれません。(メリオダス本人が気がついているかどうかは不明ですが)

そのため、興味本位で、バンが刃折れの剣を奪おうとした時に、バンは切りつけられ、能力的にすぐに修復されるはずの首の傷が残ってしまったなんてこともあったとか…

確かにバンの手配書にも首の傷は入っていますし、バンを傷つけてでも、絶対に守らなければならない何かがあったのでしょうね。

いずれにしても、メリオダスにとっては、刃折れの剣は、何があっても手放せない大切な剣であったわけです。

七つの大罪メリオダスが刃折れの剣を大切にする理由

七つの大罪で仲間であるはずのバンを傷つけてまで、メリオダスが守っていた刃折れの剣ですが、はっきり言って何一つ役に立たないような剣なのに、そこまでして守る理由はどこにあったというのでしょうか?

実はこれには意味があります。

この刃折れの剣は、魔神を封印した祭器<常闇の棺>の欠片パーツだったのです。

そして、ヘンドリクセンが魔神復活のために聖騎士団を動かし、魔神復活に必要とされている刃折れの剣とエリザベスを奪い去ろうとしていたのです。

もちろん、エリザベスは魔神復活の生け贄として、使われてしまうことをメリオダスは知っていたのでしょう。

どういう経路でメリオダスに、この、刃折れの剣が渡っていったのかは厳密には分かりませんが、ダナフォール王国で聖騎士団の長をしていた頃に入手したらしく、ダナフォール王国を守りきれず、崩壊させてしまった罪を背負うかのごとく、メリオダスは刃折れの剣を守っていた、そういった背景が、メリオダスと刃折れの剣にはあるようです。

なお、この剣は、一度聖騎士団に奪われてしまいますが、メリオダス自身、エリザベスを守りきり、彼女さえ無事ならそれでいいと、刃折れの剣自体が奪われたことそのものには、あまり後悔していなかったようです。

つまり魔神復活の儀式のために、エリザベスの命が犠牲になるのを防ぎたかったようですね。

そして、リズの二の舞いにならないように、こんどこそ愛しい人、エリザベスを守りたかった気持ちの現れなのかもしれませんね。

刃折れの剣が折れた理由とは?

『七つの大罪』連載開始時から、この刃折れの剣は折れていたので、はっきり言って何故折れたのかを追求することは、回想録がしっかり描かれていないかぎり、把握することは、ほぼ不可能と言えるでしょう。

ただ、ある程度、刃折れの剣が折れた理由を推測することは可能です。

先ほども少し触れましたが、この、刃折れの剣は、魔神復活のための重要なパーツであり、そのパーツとして重要視されていたのは折れた刃の部分ではなく、柄の部分だけだったようです。

それは、『七つの大罪』単行本コミックス第7巻でも、メリオダス達とのバトルの末に、ヘルブラムの手に刃折れの剣が渡ったシーンでも、彼が剣の刃先を捨て

『これが、魔神復活の鍵の一つ、常闇の棺の欠片。ブリタニアに恐怖が蘇る日も近い』

と言っていたので、紛れも無い事実といえますね。

つまり元々は、柄だけとして存在していたのです。

しかし、このパーツは何度も言うように魔神復活のための重要なパーツで、悪事に使われてしまえば、それこそ街(国)を崩壊させてしまいかねないとんでもないアイテム。

そのため、なにかカモフラージュして、このアイテムそのものが無駄なものと見せかける必要があったのでは?と思います。

あくまで筆者の推測でしかありませんが、刃折れの剣は、常闇の棺の欠片である柄の部分に、メリオダスが折れた刃先をくっつけ、ガラクタのように見せかけただけの話で、折れる理由も何も、最初から折れた刃先が付けられたに過ぎなかったのではないかと思います。

まぁ、いずれにしても、重要なのは柄の方だったということですね。

ある程度分かってみれば、大したことではないようなことかもしれませんが、メリオダスにとっては、カモフラージュしてまで、ブリタニアやエリザベスを守りたかった…

そんな気がした次第です。

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まとめ

メリオダスが、『七つの大罪』物語序盤から所持していた刃折れの剣は、実は一つの剣が折れてしまったものではなく、最初から折れた刃先が付け加えられたものでしかなかったようです。

そんなガラクタ同然の剣に見せかけてまで、メリオダスが大切にしていた理由は、刃折れの剣の柄が、魔神復活の重要なキーパーツだったのです。

それを使用することで魔神が復活し、同時にブリタニアの崩壊や、エリザベスが犠牲になるのをを食い止めるためでした。

メリオダスは、ダナフォール王国や恋人リズを守ることが出来ず、その事を後悔しています。

きっと、二度とそんな思いをしないために、ブリタニアとエリザベスを守ろうとしていたのでしょうね。

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