十種競技の元チャンピオンで、『百獣の王』としてブレイクしたタレント・武井壮さん。
『百獣の王』として、
あらゆる動物の倒し方をレクチャーする斬新なネタ
が面白いと脚光を浴び、いまやバラエティ・スポーツの世界で大活躍ですよね。
一方、武井壮さんは、
- ブレイクする前は、ホームレス状態だったこと
- 結婚・離婚の経験があった
という話も…
また、武井壮さんには若くして亡くなった兄がいたそうですが、一体どんな兄なのか、こちらも気になります。
そこで改めて武井壮さんの生い立ちや、彼の兄・結婚・離婚を調査し、まとめてみました。
武井壮の壮絶な生い立ち
テレビ上ではパワフルで、バラエティ・スポーツの世界で、めまぐるしく活躍しているタレント・武井壮さん。
元十種競技の日本チャンピオンで百獣の王と名乗っているだけのことはあると思いますが、その裏では壮絶な人生もありました。
では、武井壮さんの壮絶な人生(生い立ち)を振り返ってみましょう
武井壮がブレイクするまで…
武井壮さんは、1973年5月6日、東京都葛飾区生まれの46歳。
今でこそ、タレント・アスリートとして成功を収めている武井壮さんですが、実は子供の頃に両親が離婚し、
兄と二人きりの生活
を余儀なくされたそうです。
というのも、離婚直後に母が行方知れずとなり、父親は武井壮さんたち子供を残して、別の女性と蒸発…
何の罪もない子供たちに、不幸を押しつけてしまったのだから、なんとも腹立たしい話ですよね。
しかし、そんな不遇にあっても、武井壮さんは両親を恨むことはせず、兄とたくましく育っていきます。
武井壮と陸上
そして、修徳中学校・高等学校と進学した後、神戸学院大学法学部へと進学…
- 中学時代は野球
- 高校時代はボクシング
と、種目は変わりつつも、運動神経は良く、周囲からの評価も高かったみたいですね。
そんな武井壮さんは、神戸学院大学法学部進学後に本格的に陸上競技と出会います。
この頃は、まだ十種競技ではなく、短距離走の選手として活動どまり…
しかし、中央学院大学のスカウトを受ける形で、神戸学院大学法学部卒業後に、中央学院大に入学し、陸上部に入部。
短期間で掴んだ栄光
そこで、本格的に十種競技の選手として活動し、たった2年半で、
『日本陸上競技選手権大会十種競技優勝』
という輝かしい結果を打ち立てていくわけです。
栄光を掴んだ中で訪れた、兄との死別
しかし、そんな武井壮さんに、ある悲しみが訪れます。
それは、大好きだった兄の逝去でした。
武井壮さんの兄の名は、『武井情』。
俳優・マネージャー志望だった兄
武井壮さんの2歳年上の兄で、俳優・マネージャーを目指して上京もしていたみたい…
しかも、今やMCとして引っ張りだこの坂上忍さんの付き人もしていたとか…
しかし彼が、24歳の時、若くしてこの世を去ってしまうのです。
具体的な話は、あとで掘り下げてお話ししていきますが、武井壮さんにとっては、凄くショッキングな出来事に違いありません。
見舞いよりも自身の人生を優先させようとした兄の後押し
ただ、病気で苦しんでいた兄は、武井壮さんに、
「今やれることをやれ」
と自分の見舞いよりも、陸上競技で活躍することを望み、背中を押してくれていたそうです。
武井壮さんがスポーツ全般に携わり、今に繋がっているのも、兄の後押しが大きく影響しているのかもしれませんね。
スポーツ界に身を置く武井壮
兄の逝去後、武井壮さんは、中央学院大学卒業。
その後は陸上競技を辞めて、アメリカに単身ゴルフ留学し、プロゴルファーを目指すも断念。
また一時期は、台湾のプロ野球でコーチを務めたり、茨城ゴールデンゴールズで投手として所属し、プロ野球選手を目指します。
ただ、年齢的な問題もあり、そこでも断念。
同時期に行っていた芸能活動に力を入れ始めたのでした。
結婚・離婚後、ホームレス生活
プロ野球選手を断念し、芸能人としての活動に力を入れ始めたころ、武井壮さんは一度結婚しますが、1年経たずに離婚…
独身となり、日本を転々としていた武井壮さんは、家を持つことに煩わしさを感じ始め、ホームレス生活に突入。
ある意味、この頃の武井壮さんは、実にユニークな人生を謳歌するのです。
『うもれびと』への出演、タレント・アスリートとしての成功(ブレイク)
その後、武井壮さんは、中居正広さんMCのバラエティ番組『うもれびと』に、歌手・森山直太朗さんの友人として紹介され、
『百獣の王・武井壮』
として出演します。
そして、動物の倒し方や共演者の倒し方など、ある種の斬新なネタをひっさげ、一気にブレイクを果たしていくわけです。
陸上競技でも大成功!
このブレイクは今も続き、タレントとして成功をもたらすだけでなく、世界マスターズ陸上競技大会200m走にて銅メダルを獲る快挙も…
アスリートとしても結果を残し続け、大きな転身を遂げるのでした。
以上が、武井壮さんの生い立ちになります。
悲しみの末に掴んだ、武井壮の栄光
両親の離婚、兄の逝去、わずか1年の結婚生活の末の離婚など、いろんな悲しみ・不幸を、武井壮さんは背負っていたんですね。
ただ、そんな様子をみじんも感じさせず、武井壮さんは、自分の力でその逆境を乗り越え、今を迎えている…
その姿には、頭が下がる想いです。
ぜひ、そのパワフルな武井壮さんが、今後も活躍し続けていくことを願いたいですね。
武井壮の兄の最期
実家の両親が幼い頃に離婚し、兄と二人で子供時代を過ごしてきた武井壮さんにとって、兄は偉大な存在です。
兄(武井情)さんは、武井壮さんのことを支え続けてくれた人でもあり、心から尊敬できる自慢の兄だったそうです。
しかし、ある病気が、深く繋がっていたはずの兄弟の絆を断ち切ってしまうのです。
武井壮の兄の命を奪った病気とは?
その病気とは、
小腸がん。
話によると、末期がん状態だったらしく、抗がん剤に苦しみながら衰弱していく様子が窺えたのですから、かなり深刻な状況だったのでしょう。
兄に訪れた唯一の救い
唯一の救いが、兄が誰かに認めてもらいたくて俳優を志し、坂上忍さんの付き人につきながら、
わずかがながらも、俳優の仕事を受け始めていた
ということ。
それは、大きな役というわけではなく、ほんのちょい役だったみたいですが、それでも将来に向けて、一歩進み始めていたのは事実。
それだけに、本人としては凄く悔しかったことでしょうね。
武井壮の結婚・離婚
最後に、武井壮さんの結婚・離婚に関して、触れていきましょう。
少し触れたとおり、武井壮さんが30歳になり、プロ野球選手を目指していたころに、
ある女性アスリート
と結婚していたことが判明!
武井壮の結婚相手(元妻)は誰?
その女性アスリートとは、
バルセロナオリンピック出場経験を持つ、元新体操選手の山田海蜂(やまだみほ)さん。
二人は、体力自慢の芸能人や元アスリートなどが主に出演していた舞台『マッスルミュージアム』で出会います。
スポーツ万能の武井壮さんと元オリンピック選手の山田海蜂さんですから、スポーツを通じて意気投合するのは、おかしな話ではありません。
そして、その流れのまま、二人は2004年に結婚しますが、わずか1年で離婚してしまいます。
離婚の理由
わずか1年で離婚してしまった最大の理由は、当時、武井壮さんが日本全国を転々としていて、
すれ違いが大きくなったこと
が最大の理由でした。
まぁ、スポーツは万能だったものの、仕事そのものは安定していなかったので、結婚生活がうまくいかなかったのも無理はありません。
子供もおらず、今は独身生活を送っている武井壮さんですが、人生はいくらでもやり直しができますし、そのことは彼自身が証明しています。
もし良い縁があれば、再婚して、別の幸せも手に入れてほしいと思う次第です。
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まとめ
武井壮さんの生い立ちを振り返ってみると、両親の離婚の末に兄と取り残されたところから、悲しみの連鎖が続いていたことが見えてきました。
兄と、たった二人きりで生きてきたはずなのに、その兄が若くして亡くなり、悲しみのどん底に突き落とされ、さらには結婚後すぐ離婚…
最終的には、ホームレス生活も経験し、いろんな苦しみを乗り越えながら、今の武井壮さんがいるわけです。
ただ、人生プラスマイナス0に出来ていると言われていますし、きっとこれからは、武井壮さんの人生が幸せであり続ける願いたいものです。