アムウェイはネズミ講?やばいと評判の勧誘や仕組みをチェック

ネットワークビジネス(マルチ商法)で一番有名な企業と言えば

『アムウェイ』

ですよね。

製品を買ったことはなくても、どこかでその名前を聞いたことがある人も、多いでしょう。

でもこのアムウェイについては、

「ねずみ講じゃないの?」

「勧誘がヤバいらしい」

「友人が洗脳された」

といった話もあります。

実際、どうなのでしょう?

ということで今回は、

  • アムウェイは本当にネズミ講なのかどうか
  • アムウェイの仕組み
  • アムウェイが『ヤバい』と言われる理由

について、調べました。

『アムウェイ』が気になっているあなた、ぜひ参考にしてくださいね!

アムウェイの仕組みは?ネズミ講って本当?

それ…ネズミ講なんじゃない?

まず、アムウェイの仕組みや、ネズミ講なのかどうかについて、見ていきましょう。

『アムウェイ』とは?

最初に、アムウェイはどんな企業なのかをざっと紹介しましょう。

アムウェイは、アメリカで1959年に創業した企業。

日本での営業開始は、1979年。

『成功を望むすべての人々にその機会を提供する』

『You First, Me Second』

というのが、創業者の理念です。

商品は、家庭用品や日用品が中心で

  • 家庭用洗剤
  • サプリ
  • 化粧品
  • 浄水器
  • 調味料

など、多岐にわたります。

日本国内のネットワークビジネスの企業では、トップレベルの売り上げ

を出していて、

  • 売り上げは1,000億円以上
  • 会員数は70万人

という、実績のある企業です。

アムウェイはネズミ講なのか?

「アムウェイはネズミ講だ」

と言っている人もいますが、

ネズミ講ではありません。

合法の、MLM(マルチレベルマーケティング)の企業です。

ネズミ講とMLMはどう違うかというと、

ネズミ講

商品やサービスを介在させないことが多く、お金のやり取りを目的としていて、法律で禁止されている

MLM

商品やサービスが実在し、法律でも認められている商法

このような違いがあります。

アムウェイはMLMですから、ネズミ講ではないです。

そもそも、もしアムウェイがネズミ講だとしたら、こんなに長く続いて、70万もの人が入会していることにはなりませんよね。

とっくの昔に取り締まられて、潰れているでしょう。

ちなみに、MLMは、

  • マルチ商法
  • ネットワークビジネス
  • 連鎖販売取引
  • ダイレクト・セリング

などと呼ばれていますが、どれも中身は同じです。

アムウェイの仕組み

では、アムウェイはどんな仕組みで回っているのでしょうか。

  • 商品を販売する仕組み
  • ディストリビューター(販売や勧誘をする人)が収入を得る仕組み
  • ディストリビューターの勧誘の仕組み

について見てみましょう。

アムウェイの商品販売の仕組み

多くの企業では、広告やCMなどを出して宣伝し、店舗で売るという方法を取っています。

でもアムウェイでは、店舗での販売ではなく、

  • アムウェイの会員の口コミで商品を宣伝し、売っていく
  • 宣伝や販売をする会員(ディストリビューター)も、会員の勧誘や紹介によって増やす

という方法で、販路を拡大しています。

これは、多くのネットワークビジネスで取られている方法です。

「広告を出さないで口コミで売るなんて、不利なんじゃないの?」

と思うかもしれませんね。

でも、この方法だと

  • 広告費を抑えられるので、その分を設備投資や製品の研究、開発に回せる
  • 商品の研究開発の費用をしっかり確保できるため、質の良い製品が作れる
  • 使った人が会員になり売っていく方法なので、実感がこもった形で消費者に製品の良さを伝えられる

というメリットがあるのです。

だから、ネットワークビジネスという商法を選ぶ企業も多いのです。

アムウェイで収入を得る仕組み

アムウェイでは、

『ディストリビューターになると収入を得られる』

という話がありますよね。

これはどういう仕組みになっているか、簡単に説明しましょう。

まず、自分がディストリビューターとして登録すると

  • 製品を買う時には、通常価格の30%オフで買える
  • 商品代金の77%が『PV』と呼ばれるポイントになる
  • 製品を通常価格で販売することができる
  • 誰かを勧誘して、ディストリビューターとして登録させることができる
  • 勧誘したメンバーでグループを作ると、グループ内でためたPVの数に応じてキャッシュバックがもらえる

という仕組みになっています。

この『PV』というポイントで得られるキャッシュバックが、『収入』になる部分です。

PVは、自分自身で購入した代金でも獲得することができますし、

  • 自分が宣伝して買ってもらった人の購入代金のPV
  • 自分が勧誘したディストリビューターが売った分のPV
  • 自分が勧誘した人から勧誘されてディストリビューターになった人が売った分のPV

も、足すことができます。

このPVの数に応じて

  • PV数に応じてキャッシュバック率が変動する『成績別ボーナス』
  • 成績別ボーナスのキャッシュバック率が最大の21%を達成した人がもらえる『リーダーシップボーナス』
  • その他のボーナス

などをもらえます。

そして、PVを多く獲得すると

『ピンレベル』

と呼ばれるランクが上がり、ボーナスが増えるのです。

ですから、アムウェイで得る収入には、自分自身がどれだけ売り上げを伸ばせたかだけでなく、

『自分が勧誘した人、さらにその人が勧誘した人がどれだけ売ることができたか』

も関わってきます。

ただし、PVは月が変わるとリセットされます。

ですから、同じ収入を維持するには、コンスタントに

  • 自分自身の売り上げ
  • 自分が勧誘した人や、さらにその人が勧誘した人の売り上げ

を維持する必要があるのです。

このPVの維持が、なかなか難しいため、安定して収入を得られるようになるのは大変です。

なお、ここでは簡単に説明しましたが、実際のアムウェイのボーナスやピンレベルの仕組みは、とても複雑です。

アムウェイの勧誘の仕組み

アムウェイの話でよく出て来るのが、『勧誘』についてだったりもしますよね。

アムウェイでは、どんな仕組みで勧誘するのかというと、基本的には

ディストリビューターが、自分の友人や知人などに会うアポを取り、話をする中で、アムウェイを勧めていく

というやり方です。

これも多くのネットワークビジネスで取り入れているやり方です。

アムウェイ本社側では、勧誘のマニュアルを作ってはいません。

でも、グループの中で、うまくいった方法を共有して、マニュアルを作っていくのです。

特に、実績があり、ピンレベルが高い人の勧誘方法は、ミーティングで共有されています。

それに従って勧誘し、うまくいった方法をまた共有して、マニュアルをブラッシュアップしていくというグループもあるそうです。

ただし、アムウェイの勧誘には、いろいろと問題点もあります。

それについては、次の所でお話ししましょう。

なぜ『アムウェイはヤバい』『洗脳される』という評判があるのか

『アムウェイ』!?ヤバいんじゃないの!?

アムウェイについては、『ヤバい』という評判や、『会員になると洗脳される』などいう噂があります。

でも、実際どうなのでしょうか?

アムウェイが『ヤバい』と言われる理由

アムウェイに『ヤバい』ところがあるというのは、事実です。

どんなところがヤバいのかというと、

  • 勧誘の仕方、させ方が違法
  • 人間関係が悪くなることがよくある
  • 金銭的な損失やトラブル
  • 『権利収入で稼げる』と言われたのに稼げなかったなどのトラブル
  • 人によっては妄信して、周りが見えなくなることがある

といったことが起こることが、けっこう多いからです。

勧誘の仕方に違法なものが多い

アムウェイには、違法な勧誘をしてしまうディストリビューターが多いです。

これが、勧誘についての一番の問題点と言えるでしょう。

ネットワークビジネスの勧誘は、『特定商取引法』によって、いろいろな規制が掛けられています。

たとえば

  • 勧誘をする時は最初に相手に、会社名と氏名、ネットワークビジネスの勧誘であることを伝えなければならない
  • 勧誘のためにアポを取る時も、勧誘目的であることを伝えなければならない
  • 一度断られたらその時点で勧誘をやめ、以降は勧誘してはいけない
  • 公共の場所以外では勧誘してはいけない(個人の家や貸し切りの会場などはNG)

など。

他にも、いろいろな規制があります。

でも、ネットワークビジネスのディストリビューターには、このような規制を守らない人も多いのが実情。

なぜかというと、法律をきちんと守ったら、まずスムーズな勧誘はできないからです。

アムウェイの勧誘でも、違法勧誘が行われることが珍しくありません。

先ほど、勧誘の仕組みの話で

『グループごとに勧誘マニュアルを作り、共有していることもある』

とお話ししましたが、

グループのマニュアル自体が違法勧誘を勧めてしまっている場合

もあります。

このような状況なので、

  • 断ってもしつこく勧誘された
  • むりやりセミナーに行かされた
  • 友達と会う約束をして行ったら、知らない人を連れて来ていて勧誘され、とても不愉快だった。
  • アムウェイだと知らされずにイベントに連れていかれて、囲まれてしつこく勧誘された
  • 職場の上司や先輩など、断りにくい立場を利用して勧誘されて困った

というようなトラブルが頻発しているのです。

勧誘することに必死になって、

法律を守ることや、誘われる側の気持ちを考えることを忘れてしまう人

も多いのでしょうね。

人間関係が悪くなることがよくある

これも、アムウェイ限らずネットワークビジネスであり得ることです。

「やり始めたら人間関係が悪くなって、壊れた」

という人もかなりいます。

たとえば、

  • 友達や恋人が離れて行った
  • 同僚に避けられるようになった
  • 親に勘当された
  • 配偶者がアムウェイに夢中になりすぎていることや、製品購入のための借金がきっかけで、離婚した
  • 同僚を勧誘したら上司に相談されて問題になり、居づらくなって退職した

など。

これは、勧誘でのトラブルや、没頭しすぎることが原因になることが多いです。

本人が断っているのに、しつこく勧誘すると、やはり避けられてしまいますよね。

他にも、家庭を放置してセミナーやミーティングに行ったり、

「何とかして売り上げを伸ばそう」

と必死になるあまり、借金をしてまで製品を買ってしまったりすることが原因で、家庭不和に至るケースもあります。

そして怖いのは、本人の人間関係が壊れるだけではないこと。

「親がアムウェイをやっていて、同級生の親を勧誘したために、私まで友人を失くした」

というケースもあるのです。

金銭的な損失やトラブルが多い

アムウェイでは、金銭的なトラブルも多く発生しています。

どんなものかというと

  • 「売り上げが伸びないなら自分で製品を買い込むように」と言われ、でも収入は増えず、稼げなかったどころかマイナスになった
  • 売り上げ維持のため製品を買うのに借金をし、返せずにブラックリストに入ってしまった
  • 権利収入で稼げると散々言われたのに、そこまでが遠くて、結局ぜんぜん稼げなかった

など。

稼ぐつもりが借金では、本末転倒もいいところですよね。

そして、

「結局、稼げなかった」

という声は、多いです。

アムウェイ含め、ネットワークビジネスでは

「空き時間で手軽に稼げる」

「権利収入で楽に稼げるようになる」

などと言われますが、これは誇大広告と思っておいたほうが良いです。

アムウェイの場合だと、

50人ぐらいのネットワークを作れて、初めて月収20万行くかどうか

という難しさです。

しかも、

『ネットワークビジネスでは、9割の人が辞める』

というデータも。

苦労して勧誘できたとしても、辞める人も多いものです。

ですから、

権利収入どころか、安定して数十万の収入を得られることでさえ、かなりハードルが高い

のです。

そのため、結局稼げなかったり、損失が大きくなってしまう人もたくさんいます。

没頭して周りが見えなくなる人もいる

これもアムウェイに限ったことではありません。

没頭しすぎたり、ディストリビューターに言われたことや製品の効果などを妄信したりして、冷静な判断ができなくなってしまう人もいます。

そうなってしまうとどうなるかというと、

  • アムウェイの勧誘で離れて行った友人を『アムウェイの良さがわからない気の毒な人』などと見下す
  • 人と話す時に、『どう話したらこの人を勧誘できるか』ばかり考えている
  • 生活が荒れているのに、『アムウェイで夢をかなえる』ことしか目に入らず、現実を見ない
  • アムウェイのサプリの効果を過信し、病気も治ると思い込んで、病気の子どもにサプリを飲ませるだけで病院に連れて行かない

など、このような問題も出て来ます。

これは実際にあった例です。

こういうことがあると、さすがに

『アムウェイはヤバい』

と思われても、無理もないですね。

さらに、

アムウェイ製品の効果を妄信するあまり、事件に至ったケース

すらあるのです。

1992年に起きた、『わさび事件』と言われているものです。

どんな事件かというと、

『アムウェイの健康食品で病気が治る』

と信じ込んだディストリビューターが、喘息持ちの人に健康食品を食べさせていた。

そして

『アムウェイの健康食品を食べていれば、喘息に良くないものを食べても大丈夫』

ということを証明しようとして、喘息に良くないワサビを食べさせた。

その結果、相手は喘息の発作が出て、亡くなってしまった。

という事件なのですが…。

ここまでくると、何と言ったらいいのかわかりません。

このレベルの事件は、さすがに超レアケースです。

また、アムウェイという企業の問題というより、

このディストリビューターの問題であるところが大きい

と言えます。

ただ、筆者個人の感覚としては、

  • このディストリビューターにアムウェイの製品の限界や、『病気が治るものではない』ことなどをしっかり教えたのかどうか
  • 製品について間違った教え方をするディストリビューターに、企業側はどう対処しているのか

というところが非常に疑問です。

ちなみに、ディストリビューターが製品について間違ったことを伝えてしまうのも、アムウェイだけではありません。

販売や勧誘に夢中になるあまり、一番大切なことを疎かにしてしまうのかもしれませんね。

そのことについては、こちらでも書いていますので、ぜひお読みください。

『中には無責任な広め方をするディストリビューターもいる』

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他にも、こんな声が…

他にも、アムウェイの『ヤバさ』については

  • アムウェイのイベントに行ったら、みんな同じものを持っていて、同時に同じサプリを飲んで、正直気持ち悪かった
  • セミナーで、それほどすごい話でもないのに参加者が一斉にオーバーにリアクションしていて、ドン引きした
  • 普通の食品は危険だ、アムウェイなら健康になれる、などと不安を煽ってくる
  • 親しい人がアムウェイに勧誘されて、まるで洗脳されたみたいに人が変わってしまって辛い

という話が。

さらに、アムウェイを辞めた人からも

  • 友人は誘わないつもりだったのに、勧誘するように強いられた
  • 『子どもができたら活動ができなくなるから、成功するまでは子どもを作るべきではない』と言われた
  • 辞めると言ったら、『アムウェイ以外での成功や成長はない』などと言われた
  • アムウェイを辞めると言ったとたんに、あれほど結束が固かった『仲間』が、手のひらを返したように離れて行った

という話があります。

これも、普通の感覚だったら『ヤバい』と思いますよね…。

繰り返しになりますが、アムウェイの商法自体は、違法ではありません。

でも、ディストリビューターが違法行為や迷惑な行為をしたり、相手や周りの気持ちを考えていなかったりするために、多くのトラブルが発生しているのです。

アムウェイは『洗脳される』『宗教だ』って本当?

アムウェイについては、

「アムウェイをやると洗脳される」

「アムウェイは宗教だ」

なんて言う人もいたりします。

では、この辺りについて、お話ししましょう。

『アムウェイで洗脳される』という話について

『洗脳』とは、

『それまで持っていた思想を(意図的に、強制的に)改めさせ、新しい思想を持たせる』

ことです。

その意味で言うと、アムウェイでは、

企業として洗脳をすることはありません

アムウェイのサイトでも、『宗教でも洗脳でもない』と明示しています。

メモ

もっとも、自ら『うちは洗脳してますよ』なんて言う企業はないですけどね。

ただ、一般的に『洗脳』という言葉は、

『特定の価値観や考え方を植え付けたり強化したりし、疑わないようにする(なる)こと』

という意味で使われることも、よくありますよね。

そういう意味での『洗脳』で言うなら、

  • セミナーやイベント、ミーティングなどに頻繁に参加して、アムウェイの人たちの価値観にどっぷり浸かる
  • 頻繁に成功者のスピーチを聞いたり、成功する方法などのDVDを見たりする

というようなことで、価値観が定着したり強化されたりする可能性は、十分にあります。

メモ

ただしこれも、普通の企業の研修でもあり得ることなので、どこからが『洗脳』かの線引きは難しいです。

その結果

  • 成功者やグループの人の言うことを疑わなくなる
  • 周りの迷惑も顧みずに、違法な勧誘をしたりする。
  • 『アムウェイでしか成功できない』などという価値観から逃れられなくなる
  • アムウェイ製品を絶対的に良いものだと思うようになる
  • 日常生活が成り立たなくなっていても、アムウェイを人生の最優先事項にしてしまう
  • アムウェイを辞めさせようとする人を敵視するようになる

などという風になってしまう人もいるわけです。

ここまでいくと、周りから『洗脳された』ように見えても無理はないでしょう。

アムウェイは『宗教』ではない

アムウェイを『宗教』だと言ったり、やっている人を『信者』と言ったりする人もいますが、

アムウェイは、宗教ではありません。

アムウェイのサイトでも

アムウェイは宗教ではありません。

日本アムウェイは特定の宗教法人との関わりもありません。

(アムウェイ相談室より)

と、明確に否定しています。

では、なぜアムウェイを宗教だと言う人がいるかというと、

  • 実際の宗教とはかかわりなく、強く影響を受けていることを『宗教』『信者』と表現している
  • 自分に勧誘してきた人が、たまたま何かの宗教を信じていた
  • しつこい勧誘や「あなたのため」などと言うのが、宗教の勧誘と似ているように感じた
  • アムウェイの価値観にどっぷり染まって、それが生活の中心になっているのが宗教のように見える
  • 同じものを持ち、同じようなリアクションをする様子が、宗教のように見える
  • グループの人の言うことや成功者の話を疑わないのが、まるで信仰のように感じた

ということだと考えられます。

日本では、『宗教』に対して、良い印象を持たない人も多いものです。

また、宗教は

『教えられたことを疑わずに信じるもの』

というイメージも、強いのでしょう。

だから、アムウェイをやっている人の悪い面を、『宗教』と言う人もいるのだと考えられます。

でも本来、宗教は、本人や周りにとって自由で安全であり、支えになるのであれば、悪いものではありません。

悪い意味で『宗教』や『信者』という表現を使われてしまうのは、残念ですね。

アムウェイは企業もヤバいのか?

最後に、『アムウェイの企業自体がヤバいかどうか』についてお話ししましょう。

企業自体は法律にのっとって運営されています。

そして、製品には質が高いものが多いのも、事実です。

ですから、

企業として見た場合には、法的な面や製品の質という点では『ヤバくない』と言えます。

先にも書いたように、ネットワークビジネス自体は、法的に認められています。

もしアムウェイが企業として違法なら、とっくに業務停止命令が出たりしているはずです。

ただし、

『企業側が法律の範囲内で事業を運営している』ことと、『消費者にとって良心的かどうか』

は、必ずしもイコールとは言えません。

アムウェイでは、ディストリビューターの行動規範や倫理要綱なども出しています。

でも、それを守らず違法な勧誘をしている人も、現にいるわけですよね。

だから『ヤバい』と言われてしまうのです。

筆者としては

「企業として、勧誘販売の活動についてしっかり教育したりしないの?」

「企業のイメージだって悪くなるのに、なぜ違法行為をするディストリビューターを野放しにするの?」

と疑問でなりません。

でも、アムウェイも他のネットワークビジネスでも、

ネットワークビジネスのディストリビューターは『個人事業主』です。

さらに、企業側では勧誘マニュアルを作ってもおらず、行動規範なども出しているのですから、

違法な勧誘も売り上げのための借金も、個人事業主の『自己責任』

ということになってしまいます。

これは筆者の個人的な感想ですし、うがった見方かも知れませんが、

ディストリビューターを『個人事業主』にしておくことで、企業が責任を回避しやすい状況にしているという可能性もあるのでは?

と感じています。

その構造に関しては、『企業としてはまったくヤバくない』と言えるのか、疑問が残るところです。

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まとめ

アムウェイの企業自体は合法ですし、ネズミ講でも詐欺でもありません。

商法は、普通のMLM企業でやっていることです。

企業として、ディストリビューターを洗脳することも、ありません。

それでも『ヤバい』と言われてしまうのは、

  • 違法な勧誘をするディストリビューターが後を絶たない
  • 勧誘によって、人間関係を失うことが多い
  • 製品の購入やそのための借金など、金銭トラブルも多い
  • 周りが見えなくなるほどアムウェイに没頭したり妄信したりしてしまう人もいる

などという理由から。

つまり、

企業としては法に従っていても、消費者側から見ると『ヤバい』と思っても無理はない

ということになってしまっていることが実情です。

せっかく質の高いものを売っていても、これでは安心して利用できないですね。

このことについては、今後、法的な面や企業での取り組みなど、改善が必要でしょう。

いつか、どんなMLM企業でも安心して利用できるようになると良いですね。

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