演歌歌手として活躍していた香田晋さんのことを覚えていますか?
ねじり鉢巻がトレードマークの、いかにも演歌歌手という風貌で、バラエティ番組に出演している際には、明るく好印象の演歌歌手でしたね。
筆者が記憶しているのは、クイズヘキサゴンに出演していた頃の香田晋さん。
明るく珍回答連発で、楽しませてもらった記憶が蘇ります。
しかし、演歌歌手でありながら、本業のイメージは少なく、どうしてもグルメリポーターやタレントという印象…
そんなふうに捉えていたわけです。
そして、いつの間にか、テレビの世界から姿を消し、全く名前すら聞かなくなってしまった…
香田晋さんに何があったというのでしょうか?
それで、現在の香田晋さんが気になり、調べてみることに…
香田晋の現在
実際に、調べてみてわかったことですが、香田晋さんは、
すでに芸能界を引退
していたようです。
もちろん、ライブのようなことを多少していますが、それはあくまで地域イベントとして、少し歌声を披露している程度…
テレビに出演し、芸能活動をしているわけではありません。
さらに驚かされたことがあります。
香田晋さんは、芸能界引退前に、
前妻と離婚し、その後、料理店を営むも、最終的には僧侶の道へ転身していた
というのです。
- 芸能人
- 料理人
- 僧侶
全く異なる分野に転身し続け、不慣れなことも多かったはずです。
しかも、前妻とは離婚…
2人の子供は、前妻が引き取る形となりました。
ただ幸いなことに、その後に11歳年下の女性と再婚をしています…
ある意味、人生を再出発できているわけですから、いろいろ紆余曲折な人生を歩みつつも、前に進めているのは良かったですね!
僧侶として檀家に寄り添う生き方
今の時代、明日を生きることも苦しく、全てに絶望してしまう人も少なくありません。
紆余曲折し、僧侶になった香田晋さんなら、きっとそんな苦しい人たちの希望となり、心の支えとなってくれることでしょう。
ちなみに、僧名は
『徹心 香雲(こううん)』
というそうです。
地域イベントでは歌声を聴かせてみたり、また地域の住民に頼まれ、書をしたためることも…
演歌歌手とは、全く形は変わってしまいましたが、相変わらずファンに愛される香田晋さんでいることがわかり、ホッとした次第です。
芸能界引退・僧侶転身の理由
演歌歌手・タレントとして活躍していた香田晋さん。
いつの間にか、料理人を経て僧侶に転身する紆余曲折な人生を歩んでいたことが判明しました。
まぁ最終的に、本人が生き生きとしていれば、それがなんの仕事でも構わないと思います。
ただ、あれほど芸能界で活躍していた香田晋さんが、なぜ転身?
筆者以外にも、そのような疑問を持つファンは、少なくないでしょう。
芸能界引退(転身)理由は心の病(うつ)が原因?
芸能界で、生き生きとしていたようにも見えた香田晋さんですが、実は
精神的にボロボロ
になっていたそうです。
というのも、香田晋さん自身は、
歌手として活動し続けたい
と考えていたにも関わらず、気がつけばバラエティ番組に出演する機会が増えてしまいました。
そのことで
「こんなところで何やっているのか…」
と、精神的に追い詰めるようになり、ついに心が折れてしまい、芸能界を逃げるような形で去ってしまったとか…
この話は、香田晋さんが2015年に、ある取材で語っていた話ですから、紛れもない事実と見ていいでしょう。
成功しても喜べない芸能界の厳しさ…
それにしても、歌手にしろタレントにしろ、芸能の仕事って本当に難しいものですね。
作曲家・船村徹さんにスカウトされ、歌手デビューしたはずの香田晋さんが、なぜか持ち前の明るさで、タレントとして成功を収めていく…
しかも成功を収めるごとに、多忙を極め、次第に歌手としての活動を制限されてしまうなんて、なんて皮肉なことなのか…
まぁ歌手として成功したい反面、別の形でブレイクしていく姿を目の当たりにしたら、その事自体はありがたいとしても、本人にとっては複雑ですよね。
さらには、
わざと失敗して、番組から干されてしまうように動いてみるも、その失敗がウケてしまう
という逆作用まで起こってしまったことも…
そんなことまで起これば、心が折れるのは当然ですよね。
心が折れたときは無理せず逃げるのもあり!
結果、芸能界でブレイクしながらも、歌手としての活動時間が短くなり、ジレンマから心が折れてしまった香田晋さん。
「逃げるように芸能界を去って、レコード会社やファンなど、色々迷惑かけて申し訳ない」
と謝罪しつつ、芸能界を去ってしまいましたが、正直迷惑こそかけていながら、行動そのものが間違っているとは思いません。
逃げないことより、健全に生きることが大事!
長い人生、どこかで心が折れてしまいそうな時がやってきます。
そういったときに、頑張ってうまく乗り越えられれば問題ありません。
ただ、どうにもならないほど追い詰められたときは、絶望を回避する意味でも、逃げたほうが賢明。
香田晋さんは、そのことに気が付き、将来を生き抜くためにも、これ以上、心がボロボロにならないために芸能界を去ったのでしょうね。
僧侶に転身した背景
それにしても、芸能界を去った香田晋さんが、料理人を経て僧侶へ転身するとは誰が想像できたでしょうか?
香田晋さんは、芸能界を去ってから、地元・福岡で料理店を経営したり、絵画・書を嗜んだりしていたそうです。
しかし、そんな香田晋さんに、またしても大きな運命を変える出来事が起こってしまいます。
香田晋さんは、幼い頃、両親と離れ離れになってしまい、義理の祖母が唯一の理解者だったそうです。
義理の祖母の逝去、供養のための僧侶転身
そんな義理の祖母が亡くなり、なんとかして立派に供養したい想いから、僧侶の道を志したんだとか…
決して神にすがろうとしていたわけではありません。
祖母の供養のためであり、いかに、おばあちゃん子だったかがわかりますね。
香田晋さんは、精神的にボロボロになるほど痛みも伴いながら、僧侶として生きています。
それだけに、痛みを伴い、苦しんでいる人たちに優しく寄り添ってくれる僧侶として、多くの人たちを支えてあげてほしいものです。
香田晋が病気って本当?
先程もお話したとおり、香田晋さんは、うつになり精神がボロボロになった過去があります。
まぁ、うつは精神的な病気の一つであり、そういう部分では病気だったのは、正しい表現なのかもしれません。
ただ、世間で噂されるような病気(ガン、白血病など…)にかかっているわけで無いことだけは事実。
しかも、うつになったのは過去の話です。
芸能界を去って、僧侶として活動している現在は、うつをも乗り越え、意気揚々と日々を過ごしています。
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まとめ
元演歌歌手・タレントの香田晋さん。
望んでいた歌手活動が、タレントとしての成功のために阻害され、そのことを苦に芸能界を引退…
精神的に鬱になり、地元・福岡で料理店を営み、離婚・再婚も経験しながら、僧侶の道を現在は歩まれています。
鬱という病気をも乗り越え、人の痛みを理解できる僧侶として、多くの檀家さんたちから愛され、地域イベントで歌を歌ったり、書をしたためることも…
形は変わるも、ようやくやりたいことをやりながら生活できているわけです。
今後は、僧侶として、多くの檀家さんたちを救い続けてほしいものですね。