UMA(未確認生物)は実在する?映像や画像など最新情報まとめ!

世界中で数々の目撃談が報告されているUMA(未確認生物)。

人を襲う恐ろしい生物だったり、謎に包まれていたり、観光資源になっていたり、とさまざまです。

はたして、そんなUMA(未確認生物)は、本当に実在するのでしょうか?

ただの見間違いなのか、ねつ造なのか。

それとも、まだ存在を知られていない未知の生物なのか。

今回は、映像や画像を交え、UMA(未確認生物)の生態やエピソード、最新情報などを紹介します。

UMA(未確認生物)への理解を深め、未知の扉を開いてみましょう!

UMA(未確認生物)の意味や由来

未確認生物とは、目撃談や伝説などの情報はありますが、

生物学的に確認されていない動物

のことです。

UMAは、謎の未確認動物という意味の

『Unidentified Mysterious Animal』

の略になるのですが、

これは日本人による造語です。

英語では

『Cryptid(クリプティッド)』

とよばれています。

UMAは、世界共通の正式名称ではなかったのです。

UMAの定義としては、

『妖怪や架空の動物は含まれない』

ということですが、そうなると微妙な線引きになりそうです。

たとえば、河童は昔から伝わる日本の妖怪ですよね。

しかし目撃例も多く、UMAとしても扱われています。

妖怪は言い伝えのみで、UMAは目撃情報もあり、という分け方のようですね。

UMAは実在する?画像や映像とエピソードを紹介

一言に『UMA』といっても、世界中、無数に目撃談が存在します。

それらは、すべて真実なのかというと、ちょっと可能性の薄いものから、実在する可能性があるかも、と種類によっていろいろです。

全UMAは、さすがに紹介しきれませんので、いくつか代表的なものを紹介していきましょう。

ツチノコ

つちのこ

井出道貞著『信濃奇勝録』に描かれている野槌(ツチノコの別名)

日本のUMAといえば、まずツチノコが思い浮かぶのではないでしょうか。

1970年代に一大ブームを巻き起こし、日本中で目撃されています。

たくさんの人が捜索に乗り出し、

今でも懸賞金

が掛けられていますが、未だ発見には至っていません。

『捕獲した』

という話はあっても、いつのまにか消えた、祟りを恐れて逃がした、などの理由から、存在を証明できずにいます。

そんなツチノコには、

  • 獲物を丸飲みし、お腹が膨らんだ状態のヘビ説
  • 妊娠中でお腹が大きくなったヘビ説

など、見間違い説がありますが、その中の最も有力な説として、

アオジタトカゲ説

があります。

アオジタトカゲ

写真は ホソオビアオジタトカゲ
(別名 チュウオウアオジタトカゲ/オーストラリア固有種)

アオジタトカゲは、オーストラリアや、インドネシアに生息する可愛らしいトカゲです。

胴は太く、脚が短い。

真上から見ると、ツチノコそのものです。

ツチノコブームと同じ時期、1970年代に輸入され、ペットとして飼われ始めました。

悲しいことですが、飼育放棄して、野に放ってしまった人がいて、その

『アオジタトカゲをツチノコと見間違えた』

いう説です。

しかし、ツチノコの歴史は古くからあります。

それはアオジタトカゲが、日本に輸入される前まで、さかのぼります。

縄文時代の遺物として、ツチノコの形の石器や、ツチノコのような動物が描かれた土器

が出土しています。

さらには、

江戸時代の文献

にも登場したりしています。

このように、アオジタトカゲが日本にやって来る前からツチノコの情報があったのです。

このことから

ツチノコは、実在する、もしくは、実在していた

と考えられるかもしれません。

そうして、これまでにツチノコが発見されていないのは、

絶滅してしまったから。

絶滅は残念ですが、『実在していたかもしれない』というのは、少しロマンがありますよね。

ジャージー・デビル

ジャージー・デビル

1909年に報告されたジャージー・デビル図

アメリカ、ニュージャージー州一帯で、200年以上も前から目撃されているUMA界の大ベテランです。

顔は馬のようで、目は赤く、黒い毛で覆われた体からはコウモリの翼と長細い尾が生え、脚には蹄のようなものがある

といわれています。

1735年。

『同州の森林地帯に住んでいたリーズ家の母親が、13番目の子どもを出産したのですが、その赤ん坊が怪物に変身し、天井を突き破り飛び去って行った』

という伝説があります。

『性格は凶暴で、家畜を襲ったり、時には電車を襲撃し、大パニックを引き起こした』

という話もあります。

1800年代の初頭、スティーヴン・ディケイターという海軍士官が、ジャージー・デビルと思われるものに遭遇したそうです。

そのときに銃で撃ち抜いたことに始まり、たくさんの人がジャージー・デビルを目撃しています。

ただ、それは本当に、ジャージー・デビルだったのでしょうか。

実は誤認説もあるのです。

アメリカワシミミズクと見間違えた

という説があります。

アメリカワシミミズク

アメリカワシミミズク(英名 Great Horned Owl)
アメリカ大陸に広く分布する

体長は、45~60cm、翼を広げると100~150cmにもなる、アメリカに生息するフクロウ科の鳥の中で最も大きい鳥です。

北から南まで、広範囲に生息しています。

羽角(うかく)という耳に見える毛が、ジャージー・デビルの顔のシルエットと一致するのではないでしょうか。

また、アメリカワシミミズクの他にも、アフリカに生息する

ウマヅラコウモリと誤認した説

があります。

ウマヅラコウモリ

ウマヅラコウモリ
生まれたときはキツネ顔だが、オスのみがこの顔に変化する

その名の通り、ウマのような顔をしているオオコウモリです。

独特な、愛嬌のある顔をしていて、まったく怖さというものはありません。

ただ、

ジャージー・デビルそのもの

といった感じがしますね。

体長は、大人で25~30cmほどです。

アメリカワシミミズクよりは少し小さいですが、見間違えるには、

見た目は完璧

といえるでしょう。

ウマヅラコウモリは、実はエボラウイルスの宿主です。

それはそれで怖いことですが、

『研究のためにアフリカからアメリカの研究機関に連れて来られ、そして逃げ出したものが、ジャージー・デビルと見間違えられた』

ということが、ウマヅラコウモリ誤認説の元になっているようです。

ウマヅラコウモリ説が真実ならば、ジャージー・デビルといわれたものは、ウマヅラコウモリなのではないでしょうか。

ウマヅラコウモリでなくても、アメリカワシミミズク説もかなり有力です。

そうしたことも踏まえ、すべて見間違いとはいえませんが、残念ながら、

ジャージー・デビルが実在する可能性は低い

といえるのではないでしょうか。

シーサーペント

Maned_sea_serpent_1755

ポントピダン司教著『ノルウェー博物誌』に描かれるシーサーペント

シーサーペントとは、特定のUMAを指すものではありません。

海にいる

細長く巨大なUMA

の総称です。

犬種に,

わかりやすく言ってみれば、犬種として『柴犬やプードルがいる』といった感じでしょうか。

とりあえず、『大ウミヘビ』ということになっていますが、目撃例によっては、

「頭がカメのようだった」

「ワニに似ている」

「大ウナギだった」

など、内容が多岐にわたります。

全部ひっくるめて、シーサーペントと呼ぶのでしょう。

中世以降によく目撃されるようになり、昔の世界地図を見ると、海の部分にニョロっとしたものが描かれていたりします。

それが、シーサーペントだそうです。

シーサーペントは総称ですから、ここでは、どんな生物がいるのか、いくつか紹介していきましょう。

モーガウル

イギリス、コーンウォール地方ファルマス湾で、たびたび目撃されるシーサーペントです。

目撃談によれば、

角があって、首が長く、蛇というよりは、ネッシーのような首長竜

のようです。

大きさは6~12mといわれています。

チェッシー

アメリカのチェサピーク湾で頻繁に目撃されているシーサーペントです。

チェサピーク湾でチェッシーとは、何だか可愛らしいネーミングです。

目撃談の他にビデオも残っているそうで、

12mほどの体をくねくねさせて泳いでいた

ということは、チェッシーは大ウミヘビの可能性が高いです。

キャディ(キャドボロサウルス)

カナダやアラスカで目撃されているキャディ。

漁師によって、撮影された動画も残っているそうです。

海洋生物学者 ポール・レブロンド博士が、キャディ研究の第一人者で、論文も発表されています。

体長は、推定10~20mの大ウミヘビで、

頭部は馬やラクダ

ということです。

ポール・レブロンド博士の論文によれば、

「キャディの繁殖地はカナダにあり、現在も生息している」

とのことですよ。

ここまでわかっていれば、今後の期待が高まります。

UMAの中でも、実在する可能性が高いとされているシーサーペント。

もはやUMAではないのかもしれませんね。

リュウグウノツカイという深海魚と見間違えた話もありますが、海は広く、深海はまだわからないことも多いです。

広い海の中を、悠然と泳いでいる可能性もあるでしょう。

ビッグフット

アメリカのロッキー山脈などで目撃され、

2足歩行で、身長は2~3mの類人猿のようなUMA

とは、もう有名ですよね。

約30万年前に絶滅した類人猿、

ギガントピテクスの生き残り

という説がある一方、

ハイイログマ(グリズリー)と見間違えた説

もあります。

ハイイログマ

ハイイログマ(別名 グリズリー)
オスは体長2.5~3m、体重は約260kgにもなる

アメリカ先住民に伝わる、

サスカッチ

と同一と考えられていて、昔から2足歩行の体の大きな生物が存在していたと思わせますが、

サスカッチがビッグフットではなく、ハイイログマを指している可能性

もあるかもしれないとのことです。

そんなビッグフットですが、1967年に撮影された、衝撃的な映像があります。

この映像は、

パターソン・ギムリン・フィルム

と呼ばれています。

1967年10月20日。

ロジャ・パターソンと、その友人ロバート・ギムリンが、ビッグフットを発見するため山中を探索していたところ、本当にビッグフットに遭遇。

そのときに撮影に成功した映像だそうです。

ただ当時、この映像はフェイクとされ、誰も真面目に取り合いませんでした。

後に、

着ぐるみを着てビッグフットを演じた

というボブ・ヒエロニムスが、ビッグフットのねつ造を証言しました。

しかし、その後に、

ねつ造は嘘で映像は本物

と告白し直したのです。

まったく、何が本当で何が嘘なのかわからないですね。

ハリウッドの特殊メイクアーティスト ビル・マンズ氏が映像を検証し、

「当時の技術では、このような着ぐるみは作れない」

という結論まで出ています。

それでも、ビッグフットの決定打にはなっていないようで、まだ謎が残り続けています。

かつては、UMAとされていた動物の中に、ゴリラがいます。

今では、誰もが知っている、おなじみの動物ですよね。

ただ、ゴリラが発見される前は、地元の人だけが知っている存在だったのです。

「森に人っぽい動物がいる」

との目撃証言があり、まさにビッグフットと同じような状況だったようです。

パターソン・ギムリン・フィルムの映像は、嘘だったかもしれませんが、ビッグフットの存在を完全に否定するものではありません。

まだ希望は残っているのではないでしょうか。

新種のUMA?最新情報をチェック!

日々いろんなUMAが目撃され、UMAの種類も増えています。

真偽のほどは不明ですが、近年目撃され、映像に収められた新しいUMAを紹介しておきましょう。

中国のドラゴン

中国とラオスの国境付近で撮影された映像です。

中国ではありませが、いかにも

西洋のドラゴン

という印象ですよね。

翼竜ということなんでしょうが、大きな鳥に見えなくもないです。

前半は、切り立った山の上で、後半は場所が変わっているみたいですが、同じドラゴンなのでしょうか。

それとも、複数いるのでしょうか。

謎が残りますが、さらなる情報が出てくることを期待しましょう。

泳ぐ奇妙な魚

アメリカ・ファースト・ランディング州立公園で撮影された映像を見てみてください。

どうでしょうか?

一応は、魚としましたが、魚なのかも不明です。

撮影者は、犬の散歩中にこの謎の生物に遭遇したそうですが、当事者も、これが何なのかわからないみたいです。

泳ぎは弱々しく、具合が悪いのか、ケガをしているのか?という感じです。

はたして、今後追跡情報は出てくるのでしょうか?

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まとめ

地球上の生物の総種数は、

500万~3000万種

といわれ、そのうち、すでに発見されている生物は、

約175万種

だそうです。

まだまだ見つかっていないことが、実情ですね。

現在、UMAとよばれている生物も、その中に入るのではないでしょうか。

入らないUMAもいるでしょうが、それに近い生物がいるかもしれません。

解明されていないことも、多いこの世界です。

未確認生物とされているものたちが、

「やっぱりいたんだ!」

といえる日を楽しみにしたいものですね。

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