先日、TBS『クレイジージャーニー』でも発覚し、ニュースに取り上げられている『テレビのやらせ問題』。
TBSでは、他にもいくつかやらせ問題で番組終了となったケースがあり、とくに問題視されていますね。
しかし、やらせ問題はTBSだけに限ったことではありません。
フジテレビも過去にやらせ問題が発覚し、ますますテレビ離れが進んでいる状況です。
そんな中、今度は、日本テレビ(世界の果てまでイッテQ)にて、やらせが発覚し、MCの内村光良さんや、日テレの社長までが謝罪する事態が…
果たして、イッテQのやらせとは、どんなやらせだったのでしょうか?
本記事で、その真相を調査し、まとめてみました。
世界の果てまでイッテQの海外お祭り企画のやらせとは?
『世界の果てまでイッテQ』が、
海外お祭り企画でやらかしてしまったやらせ問題。
具体的にどんな内容だったのか、改めて振り返ってみましょう。
ラオスの橋祭り事件
これは、2018年5月に放送された、
『ラオスの橋祭りそのものがヤラセだった』
という事件。
ちなみに、ラオス橋祭りとは、以下のようなイベントを指します。
ラオス橋祭りとは?
東南アジアの国『ラオス』で、年に一回開催されていると称され、
『全長25mの田んぼのような水上に掛けられた橋を、自転車で渡りきる』
というお祭り。
もちろん、ただ渡りきるだけではありません。
合間に、巨大なボールが自転車めがけて飛び込んできて、それをよけながら渡りきらなければなりません。
結局、何がやらせだったの?
このお祭りイベントで、当初、宮川大輔さんは、視聴者の期待通りに泥に落ちてしまい、番組そのものは、大きな盛り上がりを見せました。
ところが、
このお祭り自体がでっち上げだった
というのです。
もちろん、宮川さんにはそのことは一切告げられていません。
本当に祭りがあるものと認識して、イベントに参加しています。
ただ、そんなことはラオスの人たちには一切関係ありません。
やらせ発覚の仕方が最悪!
しかも、たちの悪いことに、この事実が、某写真週刊誌によって暴露!
ラオス政府までも、忖度させられていた事実が告げられてしまうのです。
最初から番組が、ただラオスで行う企画として、普通に放送されていたら、こんな事態にはならず、それなりの盛り上がりを見せていたはず…
ところが、イッテQ側は、勝手にお祭り企画と称して企画を打ち立て放送…
ラオス政府に嘘までつかせた日テレ
さらに番組放送後に、ラオスの国民から某写真週刊誌を通じて、
「ラオス橋祭りなんて存在しない!」
と指摘されると、ラオスの政府にまで、そのことを一旦否定させ、虚偽の事実を貫き通そうとしてしまいました。
「こんな、他国を巻き込んだやらせは良いのか?」
と、由々しき問題へと発展し、ニュースでも大きく取り上げられることとなってしまったのです。
タイのカリフラワー祭り事件
これは、タイのペッチャプーンという街の外れにある『サイヨン村』で開催されたカリフラワー祭りを巡るやらせ事件。
どんなイベントなのかというと、
『二人三脚になり泥沼を駆け巡りながら、20キロのカリフラワーをどれだけ早く収穫できるか』
を競うレースでした。
ある種の収穫祭と称して放送されたのです。
しかし、
そもそも、こんな祭りは存在していません。
カリフラワー祭りもでっち上げ!
タイで、ドラマ撮影をすると言って、協力して貰っただけで、タイの国民たちは完全に寝耳に水状態…
ここでも、他国を巻き込んだイッテQのやらせが発覚してしまったのです。
しかも、話はこれで終わりではありませんでした。
現地のコーディネーターにまで、やらせに加担させた?
このタイのカリフラワー祭り事件では、ドラマ撮影に協力する形で、現地のコーディネーターにエキストラを要請。
イベント参加費などを出す形で、やらせに加担させてしまったのです。
もちろん、やらせそのものは、犯罪にあたるわけではありません。
しかし、ある種の詐欺とも言えるでしょう。
そんなとんでもないやらせを、イッテQはしでかしてしまったというのです。
他国を巻き込む日テレの悪質性
以上が、イッテQのやらかしたやらせです。
自国(日本)でやるならともかく、ラオスやタイなどの他国を巻き込むなんて言語道断ですよね。
一つ間違えば、それこそ、
『日本はやらせ大国』
と、変なレッテルを貼られるかもしれません。
外交問題でも、大きな溝を作る可能性も十分にあります。
表現の自由で何でも許されるのは間違い!
『表現の自由』を盾にして何でも許されるなら、極端な話、地球が滅びます。
もちろん、表現に自由があってもかまいません。
しかし、それは同時に責任を生んでいることを、忘れてはいけません。
そのことを理解せず、自分たちの利益や保身のために表現の自由を盾にするなら、そんな人たちに表現を語る(あるいは表現する)資格などないでしょう。
世界の果てまでイッテQの今後
かつては、やらせ問題によって、フジテレビ『ほこ×たて』は、番組が打ち切られ、TBS『クレイジージャーニー』は、放送休止。
やらせ一つで 番組が吹き飛んでしまうほど、大きな出来事が次々と発覚しています。
果たして、イッテQは、今後どうなっていくのでしょうか?
イッテQは存続も、お祭り企画は打ち切りに…
結論を言うと、やらせ問題そのものが、2018年の話ですし、現在も番組は打ち切られずに放送されているので、そのまま存続はしていくでしょう。
ただ、
お祭り企画そのものは打ち切られています。
今後も、イッテQでお祭り企画が復活することは無いでしょう。
お祭り企画復活はあり得ない!
やらせ問題が解決したわけではなく、責任としてお祭り企画を終わらせたに過ぎません。
しれっと再開されたら、視聴者も激怒するでしょうし、再開はあり得ないと筆者は考えています。
ただ、未来のことは誰にも分かりません。
また、何事も無く再開させてしまう可能性も捨てきれません…。
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まとめ
日テレ『世界の果てまでイッテQ』で発覚したやらせ問題は、2018年に発生した、2つのお祭り企画がもたらした『やらせ』事件でした。
しかも、タチの悪いことに、タイやラオスという他国をも巻き込んだことは、許されることではありません。
一つ間違えば、外交問題に発展した可能性もあったわけです。
単純に、
「お祭り企画の内容そのものがヤラセでした…」
で終わる話ではないのです。
すでに企画は打ち切られているとはいえ、イッテQの放送は続いています。
このやらせ問題に日テレには、しっかり猛省してほしい!
そして、日テレだけに限らず、日本がやらせ大国と言われてしまわないように、一人一人が、やらせ問題と真摯に向き合う姿勢が必要ではないでしょうか。