アトラスの大人気RPGゲーム、『ペルソナ5』。
発売から大分経ち、ネットでは様々なネタバレ情報が出ています。
その中でも、特に謎の存在なのが、
ベルベットルームの『イゴール』
です。
調べると、
『本物』『偽物』
といった単語が飛び交い、未プレイの人は混乱するところでしょう。
また、彼は歴代ペルソナシリーズの常連です。
全ての作品に出てくるキャラクターですが、諸事情により、『ペルソナ5』からは、
CV(声優)も大きく変わりました。
そこで今回は、そんなイゴールの正体について紹介しましょう。
『本物と偽物の意味』
『どうして声優さんが変わってしまったのか』
について、詳しくお伝えします。
【ネタバレ注意!】ペルソナ5・イゴールの本物と偽物の正体について

ペルソナ5
『ペルソナ5』のイゴールは、前作までの
『怪しくも優しいキャラクター』
から、
『冷徹的で冷たいイメージ』
に変わり、声まで違います。
その理由は、
今作に出てくるイゴールが、本物のイゴールではない
からです。
彼の正体は、ラスボスである『聖杯』
であり、本物のイゴールに成り代わって、主人公を陰で操っていたのです。
偽物イゴールの正体について
偽物のイゴールの正体は、人々の願望から生み出した
聖杯であり、その真の姿は『統制神ヤルダバオト』
です。
この統制神ヤルダバオトは、
『世界をなくしてほしい』
という人の願いを叶えるため、主人公や明智吾郎などにペルソナ能力与え、裏で暗躍していたのです。
そのために、本物のイゴールを封印。
彼の右腕だったラヴェンツァを二つの魂に裂いて、自分の手駒として付き従えさせていました。
ですが、終盤で正体がバレて、計画を完遂させるため、主人公たち怪盗団と戦うことになります。
本物のイゴールについて
後に出てくる本物のイゴールは、歴代シリーズでお馴染みの、いつもの高い声で喋るイゴールです。
本物のイゴールついて、わかることは非常に少ない謎の多きキャラクターです。
これまでに分かっていることと言えば、
『夢と現実、精神と物質の狭間にある場所『ベルベットルーム』の主人であること』
『自身を『人間』と『人形』のどちらなのか悩んでいること』
『住人と呼ばれる人物を片割れに据えている』
これらの情報のみあり、今だにイゴールについては、はっきりしたことは分かってません。
『ペルソナ5』から追加された、イゴールとのアルカナは伏線だった?
今作の『ペルソナ5』では、イゴールにもアルカナが追加されることになりました。
アルカナの種類は、『愚者』
であり、今までのシリーズでは、主人公に設定されていたアルカナです。
最初こそ、新要素として設定されたものだと、みんなが思っていましたが、
ゲームの全貌を見れば、これすらも伏線
だったのです。
今までのイゴールとは、アルカナを結ぶことが出来なかったのに、何故今回に限ってイゴールにもアルカナがあったのか。
それは、
彼が『本物のイゴールではなかった』から
でしょう。
だから、主人公とのアルカナが形成されて、関係が結ばれたのです。
声が今までのものとは違ったことも合わせて考えると、
『ペルソナ5』が如何によく練られたシナリオで、最初から伏線が張り巡らされていたのかが分かりますね!
『ペルソナ5』イゴールの声優は誰か?
『ペルソナ5』のイゴールからは、いつもの、
『老人のように高く、それでいて優しい印象を思わせる声』
から、
『低く、ダンディな渋い大人の声』
に変わっています。
つまり声優さん自体が変わってしまいました。
何故、声が変わったのかと言えば、これには悲しい理由があります。
これまでイゴールの声優を務めていた、
田の中勇さんが亡くなってしまったから
なのです。
声優・田の中勇さんと言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉おやじ役として知られ、その
独特な高い声と、優しい印象から多くの人に愛された声優さん
でした。
今までのイゴールも、その声で
『謎めいていて独特な声の人物ながら、どこか優しさのある印象』
をイゴールに吹き込み、ファンから愛されるキャラクターにした立役者でもあります。
ですが、『ペルソナ5』からは声をガラリと変えて、多くのファンを驚かせました。
『ペルソナ5』の偽物イゴールの声は、津嘉山正種さんが演じています。
『渋くて、ダンディな大人』というイメージがピッタリな声であり、代表作には、
『賭博黙示録カイジ』兵藤和尊役
『Fateシリーズ』間桐臓硯役
『クレオンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国』ケン役
などの、数多くの有名作品に出演しています。
今回の偽物イゴールは、牢獄の看守長として出てくるので、
『どこまでも冷たく、冷徹なイメージ像』
に声がとても合っています。
『ペルソナ5』に出てくる、本物のイゴールの声は誰?
実は、『ペルソナ5』に登場する、本物のイゴールの声は、
過去の田の中勇さんの音声を再編
して使われています。
エンディングのキャスト覧にも、田の中勇さんの名前があります。
この本物のイゴールの声を聞いて、安心感を覚えたプレイヤーも多くいることでしょうね。
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まとめ
『ペルソナ5』で、
最初に出てくるのは『偽物』のイゴール
であり、
後半に出てくるイゴールが、封印された『本物』のイゴール
となっています。
また、その伏線として声優さん自体も変わっています。
『偽物』のイゴールは、津嘉山正種さん
『本物』のイゴールは、故人である田の中勇さん
の声を再編集して使っています。
ここで気になるのが、
「次のイゴールの声は誰になるのか?」
ということです。
今回の声の入れ替えは『偽物』としての意図があったので成立しましたが、次回作からは、その手も使えません。
ファンの中には、
「以前イゴールを演じられた青野武さんではないか」
とも囁かれていましたが、すでに青野さんもすでに亡くなっています。
また別の声優になるのでしょうね。
そのことも楽しみにしつつ、いつか発表されるであろう『ペルソナ6』の発表を心待ちにしましょう!