家電・インテリア・ペット用品など、生活用品全般を開発している超一流メーカーとして有名な『アイリスオーヤマ』。
以前には、バラエティ番組『アメトーーーク!』でも、家電が取り上げられたほど、アイリスオーヤマは有名。
さて、そんなアイリスオーヤマの会長が、大山健太郎さん。
話によると、
『在日韓国人で帰化されている』
という噂があるのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
そこで、本記事で、アイリスオーヤマ会長・大山健太郎さんの経歴や、在日韓国人で帰化している噂の真相を調査しまとめていきます。
アイリスオーヤマ会長・大山健太郎
炊飯器や冷蔵庫などの家電製品から、ベッド・マットレス・枕といった寝具まで、実に幅広く生活用品を取り扱う一流メーカー『アイリスオーヤマ』。
ニトリ・大塚家具のような家具店や、パナソニック・SHARPのような家電メーカーなど、一流企業はたくさんありますよね。
ただ、家電から寝具、ペット用品まで、ありとあらゆる商品を開発し、販売しているメーカーは、アイリスオーヤマくらいではないでしょうか。
確かに、アマゾンや楽天のような通販サイトやホームセンター・大型量販店なら、いくらでもあります。
ただ、自社で商品を手がけ、そのまま販売しているメーカー限定で考えると、アイリスオーヤマに匹敵するメーカーは、そんなに無いはず…
もちろん、はじめからアイリスオーヤマが大メーカーであったわけではありませんが、それにしてもただ「凄い!」の一言に付きますよね。
それにしても、こんな一大メーカーを築き上げたと言われる、アイリスオーヤマ会長・大山健太郎さんとは、どんな人なのでしょうか?
では、大山健太郎さんの経歴を見ていきましょう。
アイリスオーヤマ会長・大山健太郎の経歴
アイリスオーヤマ会長・大山健太郎さんは、1945年7月3日、大阪府出身の73歳。
8人兄弟の長男として育った大山健太郎さん。
大阪府立布施高等学校卒業後、プラスチック工場を営んでいた父が癌で倒れ、大学進学を諦め、父の跡を継ぐことに…
1964年、彼が19歳のときに、父から跡を継いだプラスチック工場『大山ブロー工業』の代表として、会社を経営していきます。
養殖用のブイや育苗箱を手がけ、事業を続け、業績を上げていきました。
そして、1988年に株式会社オーヤマを設立。
ペット用品や収納用品を手がけ、事業を拡大していきます。
さらに1989年には、本社を仙台に移転し、日用品・事務用品へと事業を拡大…
その2年後(1991年)に、社名を、現在の『アイリスオーヤマ』に変更します。
アイリスオーヤマの基軸となるのは、プラスチック製品にあり、中でも『家庭用プラスチック半透明収納ケース』は大ヒット!
シンプルなデザインで、どんなインテリアにも染まり、
「半透明で中身がわかりやすい!」
と国内だけでなく、海外からも売上があがり、大評判となりました。
そのおかげで、アイリスオーヤマは、ますます急成長を遂げていきます。
家具・寝具・家電・LED部門まで事業拡大!
また、2001年9月には、『チトセ株式会社』が経営破綻したことで、その譲渡を受けると『アイリスチトセ株式会社』として、家具まで取り扱うことに…
これまでの
- 日用品・事務用品
- 収納用品
- 農業用品
- ペット用品
といったジャンルに家具・寝具が加わり、さらに生活用品全般を手がけるメーカーとして成長を遂げると、その8年後にLED電球を発売するように…
ますます成長を遂げ、今の規模までアイリスオーヤマが登り詰めていくのです。
大山健太郎個人の役職
一方、大山健太郎さん自身は、
- 仙台経済同友会代表幹事
- 日本ニュービジネス協議会連合会副会長
- 東北経済連合会副会長
- 東北大学総長顧問
- 復興庁復興推進委員会委員
などに就任。
東北全体の経済の活性化に貢献し続けているのです。
大山健太郎の成功の秘訣
大学進学さえ諦め、突然19歳にして会社社長に就任した大山健太郎さん。
何故、彼がこんなに成功を収めているのか…
それは、忖度抜きに、
「正しいものは正しい、悪いものは悪い」
と、誰が意見しても受け入れてくれる度量の大きさがポイント。
筆者は、そのように強く感じます。
もちろん、どんなに平社員が意見したとしても、それが顧客のためになっていなかったら、全く聞き受けてくれません。
『顧客のために』
という前提がありながら、会社のセクションの壁を取り払い、風通しを良くして、フランクに意見を交流しあえる環境を作っています。
そして、顧客のためになる意見なら、それが平社員の意見でも、どんどん導入してしまうのです。
そこには一切の忖度はありません。
『良いものは良いし悪いものは悪い!』
その背景に、会社としての都合を一方的に押し付けることはなく、顧客に歩み寄りながら会社を運営してきた結果が、成功につながっているのでしょう。
社員が大山健太郎会長に、とことんついていくのは、簡単に想像できる話ですし、東北の経済に大きく貢献しているのも大納得です。
大山健太郎の結婚相手(妻)・子供
さて、そんな人間味溢れる大山健太郎さんのプライベート(結婚や子供のことなど…)は、どんな感じなのでしょうか?
調べてみると、具体的な話までは分かりませんでしたが、
かつて仙台空港に勤めていた一般人女性の照枝さん
と結婚し、
二人の子供
にも恵まれています。
また、長男の晃弘さんが、現在、アイリスオーヤマの取締役社長として経営に携わっています。
大山健太郎会長の人間味溢れる名言も凄い!
アイリスオーヤマ会長・大山健太郎さんは、これまで数々の名言を残しています。
「目標を明確にして正しい評価をすれば、誰でも頑張る。社長の自己満足ではなく、社員が常に納得する仕組みを作らなければいけない」
「働く社員にとって良い会社を目指し、会社が良くなると社員が良くなり、社員が良くなると社会が良くなる仕組みづくりを。」
「ああ、あの人が、という立ち居振る舞いをすれば人の見方も変わります。出る杭は打たれるが、出過ぎてしまうと何の関係もありません。」
このような名言を聞かされたら、社員は社長のためにも頑張ろうとも思えますよね。
今の会社の多くは、社員を無理やり納得させて働かせる会社が多く、だからブラック企業として問題視される会社が増えています。
しかし、アイリスオーヤマはその真逆を突き進む、社員にとって最高の会社です。
こういう会社であり続けられているのも、大山健太郎会長の人間力ゆえでしょうね。
今後も、東北を明るく照らす一流企業の会長として、手腕を発揮し続けてほしいものです。
アイリスオーヤマ会長・大山健太郎は韓国籍?
「アイリスオーヤマ会長の大山健太郎さんは、在日韓国人だった。」
そんな噂が、ネット上でよく目にしますが、そもそも大阪出身ですし、本当に在日韓国人なのでしょうか?
そこで、この噂の真相を調べてみたところ、実は
大山健太郎会長の祖父が韓国人だったこと
が判明。
昭和2年に祖父が韓国から来日し、大阪で漢方医として日々を過ごしていたそうです。
そして、大阪で大山健太郎会長も生まれ、
在日韓国人3世
として日本で生活していたわけです。
ただ、2002年に帰化し、今は日本人としての日々を過ごしています。
正直なところ、この手の噂は山のようにあるので、またガセなのかと疑っていました。
しかし、在日韓国人で帰化しているという噂は本当だったんですね。
大山健太郎が日本に帰化した理由
大山健太郎会長が、2002年に日本人へ帰化した話は、先程、お話したとおりです。
ただ、いくら日本で成功しているからとはいえ、何の理由もなく帰化することは、なかなか考えづらい話です。
まぁ、大山健太郎会長の場合は、
- 祖父が来日していること
- 父親も韓国人として生まれているが、大阪で暮らしていたこと
以上、2つの要因を考えると、別にいつ帰化しても問題は起こらないでしょう。
ただ、それでも帰化することは、リスクも大きなことのはず…
なのに、なぜ大山健太郎会長は、日本人として帰化したのでしょうか?
大山健太郎が日本へ帰化した理由を考察!
その理由を探ってみたのですが、残念ながら一切公表されていません。
ここからは考察に過ぎませんが、
日本で在日韓国人として過ごすと、何かと差別
を受ける事があるため、日本人に帰化したのではないでしょうか。
もし、これが大山健太郎会長だけの話なら、別に帰化しようがしまいが、大して問題は無いでしょう。
問題は、愛する日本人の妻と、二人の子供がいるということ…
子供が小さいときに、父親が韓国人であるために差別を受け、いじめにあったとあれば、やはり親として悲しくなりますよね。
なので、家族のことを考えて日本で暮らす以上、日本人に帰化したのではないでしょうか。
会社も仙台に本社があるわけですし、日本人として社長業・会長業に携わっていた方が都合は良いですしね。
おそらく、そんな理由から、日本に帰化したように推測します。
もちろん、どこまでいっても、憶測に過ぎませんが…
まぁ日本人に帰化した事実があるにせよ、そんなことは、大した問題ではありません。
大山健太郎会長が人格者であることに変わらないのですから。
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まとめ
家電からペット用品・寝具まで、幅広い商品を開発・販売している企業『アイリスオーヤマ』。
そのアイリスオーヤマ会長・大山健太郎さんは、父親が癌で倒れたため、大学進学は出来ませんでした。
しかし、19歳で受け継いだ会社を、あれ程までに大きくした経歴の持ち主。
上場企業することよりも、
風通し良く、社員の誰もが忖度抜きで快く働き、顧客のニーズに応えることに重きを置く哲学
は、大山健太郎会長だからこその美学。
在日韓国人でありながら2002年に日本へ帰化し、息子に社長業を受け継がせた大山健太郎会長。
今後もアイリスオーヤマの会長として、顧客のニーズに寄り添う企業として手腕を発揮し続けることを期待しましょう。