大久保嘉人と宇佐美貴史の仲は良い?肘打ち反則で関係悪化か?

ガンバ大阪vs川崎フロンターレの試合で、ちょっとした(あるいは相当の)反則による、いざこざが起き、大騒ぎとなりました。

事の起こりは、川崎フロンターレの大久保嘉人選手と、大阪の宇佐美貴史選手が競り合い、激しくぶつかりあったことからです。

どうやら、大久保嘉人選手の肘が宇佐美貴史選手の顔に当たり(あるいは顔に当てた?)、宇佐美貴史選手は、口からかなりの出血となったのです。

今回は、その大久保嘉人選手と宇佐美貴史選手の反則騒ぎと、二人の仲や関係などを見ていきましょう。

大久保嘉人と宇佐美貴史のプロフィール

まず、本題に入る前に、大久保嘉人選手と、宇佐美貴史選手のプロフィールを、ごく簡単にご紹介しましょう。

大久保嘉人選手のプロフィールです。

大久保嘉人(おおくぼよしと)

生年月日:1982年6月9日

出身:福岡

身長:170センチ

体重:73キロ

所属:セレッソ大阪-ヴィッセル神戸、海外移籍-現在は川崎フロンターレ所属

ポジション:フォワード

背番号:13

大久保嘉人の受賞歴

アジア年間最優秀ユース選手賞 (2003年)

日本年間最優秀選手賞 (2015年)

Jリーグ得点王 3回(2013年、2014年、2015年)

Jリーグベストイレブン 3回(2013年、2014年、2015年)

大久保嘉人選手の点取り屋としての才能は、実績をみて分かる通り、最高クラスですが、やたら気が強く、けんかっ早いことも最大の特徴。

最近は、大久保嘉人選手が随分と『まるくなった』という話も聞きますが、どうしてどうして、とてもそのようには見えません。

代表の試合で一発赤紙退場、その後、かなり長い間、代表には全く召集されなかったという経歴の持ち主です。

次に宇佐美貴史選手のプロフィールです。

宇佐美貴史(うさみ たかし)

生年月日:1992年5月6日

出身:京都府

身長:178センチ

体重:69キロ

所属:ガンバ大阪-FCバイエルン・ミュンヘンなどに海外移籍-現在はガンバ大阪所属

ポジション:フォワード

背番号:39

ガンバ大阪のユース時代から、天才の名をほしいままにした逸材。

2013年から2015年にかけて、3年連続20得点以上を達成しました。

しかし、癖のある性格と、ボールがないところではなにもしない、守備をしないなど、数々の重大な欠点があり、これまでに大きな期待をされながら、今一つ伸びきれていない、というのが筆者の印象です。

大久保嘉人VS宇佐美貴史!ひじ打ち反則騒ぎとは?

川崎フロンターレvsガンバ大阪の試合の前半39分に、この騒ぎは起きました。

こぼれ球を争う大久保嘉人選手と、宇佐美貴史選手が交錯し、その際、大久保嘉人選手の肘が宇佐美貴史選手の顔に当たったのです。

二人は、もつれたまま倒れ込んだのですが、宇佐美貴史選手の口元からは、かなりの出血がありました。

大久保嘉人選手は、起き上がると、すぐに宇佐美貴史選手の元に足を運んだのですが、立ち上がった宇佐美貴史選手と、激しい口論になりました。

この口論の内容が、ネットでも大きな話題となったのです。

宇佐美貴史選手「何すんだよ!ふざけんなボケ!」

大久保嘉人選手「点取ってから言えよ!それでも代表か!」

というものです。

この時の状況は、浮き球に対して、大久保嘉人選手と宇佐美貴史選手が競り合い、前にいた大久保嘉人選手の右肘が、後にいた宇佐美貴史選手の顔に当たったというものです。

大久保嘉人選手の肘は、かなり激しい勢いで顔に当たったので、これは宇佐美貴史が出血するのも当然でしょう。

そして、その後は両チームの選手が集まってきて、一触即発の小競り合いとなりましたが、それ以上の騒ぎには発展しませんでした。

筆者もこの動画は何回か見ましたが、この反則が故意なのか過失なのか、微妙なところであるように見えました。

浮き球ですので、ヘッドでの争いになりますが、前方にジャンプする時には、往々にして腕は後方に振ります。

それが「たまたま」なのか、不幸にして後にいた宇佐美貴史選手に当たってしまった、と見ることもできます。

しかし、その大久保嘉人選手の腕の振り方が、かなり激しいものなので、ジャンプの際の予備運動というより、後の選手を意識した「故意の動き」にも見えます。

筆者の印象では「故意」6割、「たまたま」4割くらいの可能性でしょうか。

この試合では、宇佐美貴史選手は無得点に終わったのに対して、大久保嘉人選手は見事なヘッディングで点を取り、試合は川崎フロンターレの勝ちとなりました。

試合後のインタビューでは、大久保嘉人選手は、

「痛そうだったね。 肘が当たったし、相当痛いと思う。 血がめちゃくちゃ出ていた。 歯のところが陥没したんじゃないかな」

と言っていましたので、この反則については、大久保嘉人選手自身もある程度の意識は持っているようでした。

ネットでの反応は、以下のようなもので、こちらも故意説と、たまたま説が入り乱れています。

「これ大久保はなにも悪くないな。むしろ宇佐美がファールしてる」

「肘が当たったのは故意じゃないにしろ、腕で押さえている以上反則だし、流血させたなら大久保が悪いよ」

「明らかに故意だよ。競り合いのときにあんな腕を上げてるんだから」

「明らかに故意だ。一見すると大久保は右手で宇佐美の前進を抑えようとしているだけに見える。じゃあなんでそれであんなに血が出るような傷がついたのか。  

それは宇佐美の顔にダメージを与えるように、故意に一瞬だけ肘を鋭角にして素早い肘打ちをしているからだ」

このように、同じ一つの出来事でも、見る人によって印象は随分と違います。

難しいものですね。

大久保嘉人VS宇佐美貴史!二人の関係と仲は?

大久保嘉人選手と宇佐美貴史選手の二人、あれだけ激しい騒ぎをしたのだから、前々から仲の悪い関係だったかというと、どうもかならずしもそうとは言えないようです

この騒ぎの前に、二人がなにかのことで争いがあったという話は聞きませんし、むしろ大久保嘉人選手は、以前から宇佐美貴史選手のことを、かなり高く評価していたようなのです。

ただ、激しい性格の大久保嘉人選手は、宇佐美貴史選手のプレーに対しては、相当歯がゆく思っていたようですね。

以下は、大久保嘉人選手の発言です。

「宇佐美はなぜ飛び込まないのか。中に出入りする時、スプリントを繰り返すので、体力のことを気にしているのかもしれない。守備もしないといけないし、90分もたないと思っているのかもしれない。

あるいは恐怖心があるのかもしれない。でも、ボールが来ないから、中に入ろうと思っても体が動かないんで入れない。行く時には勇気をもって入っていかんとね。簡単に点は取れないから」

大久保嘉人選手は、華麗なゴールも決められるし、泥臭い点取りもできるという、天性の点取り屋ですから、自分の形にはまらないと、点が取れないという宇佐美貴史選手には、評価はしていても、物足りない部分(主として精神面)があるのかもしれませんね。

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まとめ

この肱打ち反則事件は、見る人によって故意か過失かで意見が別れていますが、筆者の見た限りでは、故意の可能性の方が、やや高いように思えます

それはともかくとして、この大久保嘉人選手と宇佐美貴史選手の関係は、以前から仲が悪くて争いばかり、ということではないようです。

むしろ大久保嘉人選手は、宇佐美貴史選手の才能をかなり高く評価していたように思えます。

これからの日本のサッカー界にとっては、まだまだ大事な二人です。

点取り屋としての才能を更に発揮して、ともに日本のサッカーの発展を担っていただきたいと思います!

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