『Big Hero 6』
という映画、大ヒットしたんですけど、皆さんは観たことがありますか?
と思った方、では、
『ベイマックス』
は観ましたか?
これ、同じ映画なんですよ。
原題が『Big Hero 6』
邦題が『ベイマックス』
です。
このように、洋画の原題と邦題が全く違うことはよくあります。
『ベイマックス』は、邦題の成功例だと思いますが、なかには、
「これはひどい…」
と思ってしまう
ダサい邦題
もあります。
そこで今日は、
邦題がダサい映画、さらに英語の洋画タイトルがひどい理由を紹介していきましょう!
邦題がダサい映画まとめ!
邦題がダサい映画をまとめてみました!
ツボにはまると思わず笑ってしまう、ダサいを超えた邦題もありますよ!
『バス男』原題 Napoleon Dynamite
『バス男』の邦題は、もはや伝説です!
この映画は、ダサくて冴えない田舎の高校生たちの青春と友情を描いて、人々の郷愁と共感を呼びヒットしました。
日本では劇場公開されていませんが、『バス男』の邦題で、DVD化されています。
この邦題には映画ファンから怒りの声が上がり、2013年に、20世紀フォックスがツイッターで重大発表をしています!
日本一最低な邦題と映画ファンを失望させた『バス男』が新しい邦題で再出発!
『ナポレオン・ダイナマイト』ブルーレイ&DVD、リニューアルして10/2発売!
時代に便乗してこんな邦題をつけてしまい大変申し訳ございませんでした。
逆に、とても観たくなってしまいますよね!
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』原題 The Big Short
リーマンショックでの世界経済の崩壊を描いた映画で、2016年に日本公開されました。
原題の『The Big Short』は『大規模な空売り』という意味で、映画の内容を一言で表しています。
『マネー・ショート』という言い回しは英語にはありません。
ただ、『short of money』(お金が足りない)のイメージが湧いて、
と思って観たら、全然違ったという人もいますよね。
原題を変える必要なかったんじゃ…と思わせる邦題ですね。
『ミニミニ大作戦』原題 The Italian job
と突っ込んでしまいそうな邦題ですが、2003年にアメリカで制作され、同年に日本でも公開されたサスペンス映画です。
天才的な窃盗のプロが、金庫に厳重に保管された50億円相当の金塊を盗み出すという、
ちっともミニミニではない
ストーリーです。
どうも、奪った金塊を乗せたのが、ミニクーパーであったのが理由のようですね!
『ゼロ・グラビティー』原題 Gravity
無重力空間に放り出された宇宙飛行士が、極限状態の中で帰還しようとするスペース・サスペンスで、2013年に日本公開されました。
邦題のゼロ・グラビティーは『無重力』の意味で、原題のGravityが意味する『重力』とは
全く逆の意味です。
確かに、『ゼロ』の語感はヒットを誘いそうなので、気持ちはわかります…
でも、逆の意味をタイトルにすると、監督が伝えたいことの本質を読み違えそうな気もしますね。
『沈黙の戦艦』原題 Under Siege
スティーブン・セガールの
沈黙シリーズ
のひとつです。
1993年に日本公開されました。
Under Siegeは、『包囲攻撃下』という意味です。
他にも、スティーブン・セガール主演の沈黙シリーズは、全く原題と違っても、
- 沈黙の断崖
- 沈黙のテロリスト
- 沈黙の陰謀
など、『沈黙の~』が枕詞になっていますね。
あまり続けるとイメージが固定化され、古臭く感じてきます。
『悪魔の毒々モンスター』原題 The Toxic Avenger
日本公開が1987年と、古い映画ですね。
いじめられっ子が有毒廃棄物のドラム缶に飛び込み、醜いモンスターに変身し、悪を退治するヒーローになるお話です。
邦題、すごいですね。。。毒々って…
他にも、
「どうしてこうなったのか?」
と首をかしげるような邦題がたくさんありますよ!
あまりにもB級なので解説しませんでしたが、
『死霊の盆踊り』(原題 Orgy of the Dead)
のタイトルを知ったときは、その衝撃でしばらく頭から離れませんでした。
英語の洋画タイトルがひどいのはなぜ?
英語の洋画タイトルの邦題がひどいのはなぜでしょうか?
気になりますよね。
映画の内容を伝える意図があるため、複雑になりがち
原題のタイトルが簡潔過ぎて、内容を想像できないものが多いですよね。
- アナと雪の女王の原題は、『Frozen』
- カールじいさん空飛ぶ家の原題は、『Up』
原題では、スリラーなのかコメディなのかさえわかりません。
一方、邦題は内容を匂わせたものにするため、
やりすぎるとくどくなってしまいます。
ちなみに、
『アナと雪の女王』と『カールじいさんの空飛ぶ家』は、とてもいい邦題ですよね!
日本人好みのフレーズを使おうとする
ルール
ワケ
幸せの~
など、日本人好みの言葉を使ったものが多いですね。
それがヒットすると多用してしまい、つまらなく思えてくることもあります。
ひどい邦題で話題になればいいと考える
奇抜な邦題をつけると、SNSなどで話題になります。
それも宣伝のひとつにする商法もあります。
これはこれで、目的達成ですね。
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まとめ
邦題がダサい映画
- 『バス男』… 原題 Napoleon Dynamite
- 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』…原題 The Big Short
- 『ミニミニ大作戦』…原題 The Itarian Job
- 『ゼロ・グラビティー』…原題 Gravity
- 『沈黙の艦隊』(シリーズ)…原題 Under Siege
- 『悪魔の毒々モンスター』…原題 The Toxic Avenger
洋画タイトルがひどい理由
- 映画の内容を伝える意図があるため複雑になりがち
- 日本人好みのフレーズを使おうとする
- ひどい邦題で話題になればいいと考える
邦題には、ひどいと思うものも、邦題のほうがいい!と思うものもあります。
映画を観るだけではなく、原題と邦題の違いを探ってみると面白いですね!
作品の別の面が見えてくるかもしれないですよ!