そんな羽生結弦選手は、いつも愛用のイヤホン、もしくはヘッドホンをしています。
そのイヤホンは、どんなイヤホンを使っているのでしょうか。
また、イヤホン・ヘッドホンの価格やスペックは、どのくらいなのでしょうか。
そして羽生結弦選手はどんな曲を聴いているのか、そのあたりにも迫ってみます。
羽生結弦がつけるイヤホン・ヘッドホンの価格やスペック
羽生結弦選手は、いつもイヤホンをつけていますよね。
スケーティング前のウォーミングアップや、出番待ちをしている時にも、イヤホンで何か音楽を聞いているようです。
どうやらロック系の曲らしく、大音量で聞いてモチベーションを高めているそうです。
一種の儀式のような行動なのでしょう。
そして、羽生結弦選手のイヤホンは、かなり高価なイヤホンらしいとのこと。
どんなメーカーの、なんというイヤホンなのでしょうか?
羽生結弦選手は、なんと50本以上のイヤホンを持っているそうで、イヤホンマニアという側面も持っています。
現在最も愛用しているイヤホンは、
『FitEarカスタムIEMMH335DW』
というイヤホンで、通常価格は、
179,900円
です。
このイヤホンはプロ仕様とのことですが、それをさらにカスタムで作らせたのです。
カスタム費用は約4万円となるので、合計でおよそ22万円
となります。
これだと、かなり上級クラスの、オーディオセット一式が買える値段じゃないですか。
それを一つのイヤホン様に投資するとは、さすが羽生結弦選手です。
しかも、このイヤホン、ただものじゃありません。
カスタマイズでは、
ユーザーごとに耳型から作っていく
そうですよ。
さらには、羽生結弦オリジナルロゴまで入っているのです。
このFitEarというメーカーは、
「いかに気分良くアニソンを聞くか?」
を追求しているメーカーで、音楽鑑賞用イヤホン『萌音』なども発売しています。
なお、IEMとは、『イン・イヤー・モニター』の略です。
ミュージシャンやサウンドエンジニアがモニタリングするための、高忠実度、高遮音性を追求したモニター用イヤホンの事だそうです。
秋葉原のイヤホン・ヘッドホン専門店『e☆イヤホン』には、羽生結弦選手が時々訪れるそうです。
羽生結弦選手以外にも、
- フィギュアスケーターの無良崇人
- プロ野球選手の坂本勇人、松井稼頭央
も、たびたび来店しているとのことです。
このお店の特徴は、販売・展示の種類の豊富さだといいます。
なんと
2000種以上
のイヤホンが展示されていて、それらは全て試聴が可能だそうです。
実際のカスタム品の作り方は、まず階下の補聴器屋さんで耳型をとります。
次にイヤホンの機種や素材を指定、ロゴ等の装飾も可能で、発注後1~1.5ヵ月ほどで完成するとのこと。
なお、羽生結弦選手が持っているイヤホン・ヘッドホンは、このFitEarカスタムIEM『MH335DW』以外にも多数あります。
その中のいくつかのイヤホン・ヘッドホンの価格やスペックを紹介しましょう。
羽生結弦選手のイヤホン・ヘッドホン
FitEar MH335DW 約18万円
- 型式 密閉型
- スピーカー構成 バランスドアマチュアドライバー
- 3Way/3Unit/5Driver
- Low-2/Low・Mid-2/ High-1
- 入力コネクター 3.5mmステレオミニプラグ
- 付属品 PELICAN製ハードケース・ソフトケース・クリーニングブラシ
final audio design Piano ForteVIII 89,870円
- 型式 ダイナミック型密閉型
- ケーブルの長さ 1.4 m
- 形状 イヤホン カナル
- ドライバーユニット 16mmφ
- 質量 38g
- 入力コネクター 3.5mmステレオミニプラグ
final audio design heavenVI FI-HE6BCC 3万6千円
- 装着方式 カナル型
- 駆動方式 バランスド・アーマチュア型
- 音圧感度 112db 最大入力
- コード長 1.2 m
- 重量 17g
Jaybird BlueBuds X Bluetooth 2万1千円
- 装着方式 カナル型
- 再生周波数帯域 20Hz~20kHz
- 構造 プラグ形状
- 音圧感度 103 db
- インピーダンス 16Ω
- コード長 0.54 m
- 重量 13.8g
audio-technica ATH-CKS90 2万5千円
- 装着方式 カナル型
- 構造 ミニプラグ形状
- 再生周波数帯域 5Hz~25kHz
- 音圧感度 106db
- インピーダンス 16Ω
- コード長 1.2m
- 重量 9g
SHURE SE535LTD 4万5千円
- スピーカータイプ 3基の高精度MicroDriver
- 構造 ミニプラグ形状
- 再生周波数帯域 18Hz~19.5kHz
- 感度: 119dB
- インピーダンス 36Ω
Victor HA-WD100(コードレスヘッドフォン) 6300円(オープン価格)
受信機部
- 型式 密閉タイプダイナミック型
- 電源 専用充電式ニッケル水素電池
- 電池持続時間 約10時間(専用充電池使用時)
- 重量 約250g
- 再生周波数特性 30Hz~22,000Hz
- 受信距離 約30m
送信機部
- 電源 DC5V(専用のACアダプター使用)
- 横幅×高さ×奥行き 200mm×62mm×132mm
- 電池持続時間 約10時間(専用充電池使用時)
- 重量 約250g
iriver AK120(ポータブルプレーヤー) 9万7千円
- 記憶媒体 フラッシュメモリ
- 記憶容量 64GB
- インターフェイス USB2.0
- Bluetooth 3.0
- 対応外部メモリ microSDカード
- 再生時間 14時間
- 幅x高さx奥行 59.2×89.1×14.4 mm
- 重量 144 g
iriver AK120II(ポータブルプレーヤー) 17万円
- 記憶媒体 フラッシュメモリ
- 記憶容量 128GB
- 対応外部メモリ microSDカード
- 再生時間 9時間
- 幅x高さx奥行 W55×H118×D14.9mm
- 重量 約177g
上記の価格は、オープン価格となっている製品が多く、実売価格は常時変動しています。
したがって、価格についてはあくまで目安と考えてください。
羽生結弦が試合前に聞く曲は?
羽生結弦選手がよく聞く曲は、ロックが多いと前項で書きました。
実際に、金メダルに輝いたソチ五輪では
The Sketchbookの『Colors』
などを聞いていたそうですよ。
この曲は、TVアニメ『SKET DANCE』のエンディングテーマです。
ソチ五輪で羽生結弦選手が金メダルを獲得した時に、試合の直前に聞いていた曲ということで、大きな話題になりました。
そのためかヒットチャートにもランクインしたのです。
同じくThe Sketchbookの『覚醒』という曲は、羽生結弦選手が自分で『勝負曲』と語っていただけに、威勢の良いアップテンポの曲です。
ソチ五輪の競技前に、羽生結弦選手が聞いていた曲は、まだあります。
back numberの『fish』という曲です。
back numberの曲は、『スーパースターになったら』も羽生結弦選手はよく聞くとのことでした。
そして最近は試合前に聴く曲、いわゆる『勝負曲』は、ロックバンドONE OK ROCKの
キミシダイ列車
完全感覚Dreamer
の2曲が多いようですよ。
羽生結弦選手の話では、
歌詞の中でも、
過去の自分が今僕の土台となる。
という所に、強いインスパイアを感じたそうです。
歌詞もそうだし、モチベーションが上がっていく曲。
過去があるからこそ今があると感じられる。
勇気づけられました。
とのことでした。
また、試合前とは限らず、普段からHi-Fi CAMPというロックバンドを好んでいました。
これは羽生結弦選手の出身地と同じ、仙台生まれのバンドということもあるのでしょう。
羽生結弦選手は、東日本大震災の際には被災地であり、出身地でもある仙台にいたのです。
そして大震災の時には、Hi-Fi CAMPの曲を聞き、それを力としていました。
それが『キズナ』や『R』という曲だったのです。
このHi-Fi CAMPは、後に解散してしまいますが、そのメンバーが中心となり、結成したのが『パンダライオン』というバンド。
そして、そのパンダライオンは、後に羽生結弦選手の応援歌『夢に描くキセキ』を発表しています。
郷土の誇りを応援しようというわけですね。
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まとめ
羽生結弦選手という人は、凝り性というか、マニアックな面が強いです。
凝り性やマニアックであることは、決して悪いことではありません。
一芸に秀でた人にはありがちなことですし、そうでなければ、芸を極めることなどできないでしょう。
また、羽生結弦選手は大震災の被災地である仙台の出身ということもあって、その地元バンドとの交流など、心温まるものがあります。
今後も羽生結弦選手には、オリンピック連覇にとどまらず、まだまだ活躍して欲しいと期待しています。
そしてそれは、夢に描く『キセキ』ではなく、オリンピック3連続金メダルにも期待したいものですね。