エレファントカシマシは、
『純粋に音楽だけで勝負している』
という気概も伝わり、凄みを感じるロックバンドですよね。
中でも、ヴォーカル・ギターを担当する宮本浩次さんは、歌唱力が非常に高く、生き様もかっこいいと評判。
また、残している名言や伝説に魅力を感じると、彼のことを評価しているファンも多いです。
そこで本記事で、宮本浩次さんの歌唱力が天才レベルと評価される要因や、彼の残した名言・伝説の数々を、紹介していきましょう。
宮本浩次の歌唱力は天才レベル
正直なところ、この世に天才などおらず、1%のどんぐりの背比べをしているに過ぎないと考えています。
神とか天才という表現を用いるのは、筆者は好きではありません。
しかし、そんな筆者ですら、
「宮本浩次さんの歌唱力は天才レベルと認めざるを得ない…」
というほど上手いです。
得体のしれない、持てる言葉では表現しきれない…
そんな歌唱力だからこそ、天才という言葉で表現するしかないのかもしれません。
宮本浩次さんが、抜群の歌唱力を持っていることを知るには、代表曲『悲しみの果て』を聴くとよく理解できます。
そもそも、『悲しみの果て』は、
ほとんどメロディーが存在しない
一本調子の楽曲です。
「悲しみの果てに~」
と始まる前サビと、同じメロディーで次のフレーズが続いていき、それを若干崩したBメロが続いて、またサビに戻るという楽曲構成…
なので、何気なく聴いていると、すぐ飽きてしまいますし、サビの部分しか印象に残りません。
ただ、こういう特殊な楽曲を、エレファントカシマシの巧みな演奏と、ヴォーカル・宮本浩次さんの緻密な歌声が、一つの世界観として構築されていきます。
パっと聴くだけだと、なんともつまらない楽曲に聴こえてしまうものです。
しかし、そのような楽曲を、微妙なさじ加減ひとつで、大きく盛り上げていく…
その姿に、思わず身震いしてしまいました。
先程も触れましたが、1つ目のフレーズと2つ目のフレーズはメロディー的には全く同じです。
ただ、宮本浩次さんの歌い方は、ところどころで、音域の上げ下げや強弱の付け方に違いを見せ、異なるものとして聴かせてくれるのです。
これは、歌唱力に自信がなければ、出来ないテクニックです。
要するに、宮本浩次さんがどう天才なのかというと、
基本的なことができた上で、崩すことのできるピカソタイプ
であると言えます。
小さい頃からNHKの合唱団に入っていただけのことはあり、バッチリ基礎が出来ています。
その合唱団でも実力が認められ、
NHKの『みんなのうた』でソロデビュー
しているくらいですから、もともと、歌に対して天性の才能があったに違いありません。
これこそが、宮本浩次さんが天才と言われる所以です。
宮本浩次さんの歌唱力が天才レベルであることは、同業者からも評判です。
宮本浩次さんを天才と評したのは、『ORIGINAL LOVE』の田島貴男さんでした。
田島貴男さんは自身のラジオ内にて、次のように語っていました。
俺はじめてね、宮本君の小学校時代の歌を聴いたんですよ。
彼、児童の歌手だったのね。
俺知らなくて、で、こないだ初めて聴いたの。
天才なんですね、宮本君って。
その小学校の歌を聴いたらぶっ飛びましたよ、あまりにも上手くて。
宮本くんの歌ってさ、力で持っていくみたいなイメージがあるんだけど、実は上手いんだよね。
ガー-ッ!!て歌ってる時があるけど、ピッチ合ってるんだよね。
そこが違う。
もともと歌が上手くて、で、エレカシみたいなことやってるっていう…
宮本浩次さんの天才的な歌唱力は、エレファントカシマシの楽曲を聴くのも良いのですが、幼少期のデビュー曲を聴くのが一番いいのかもしれません。
それが、この『はじめての僕デス』という楽曲。
小学生ながらも高い表現力を発揮していて、
「これぞ天才!」
と言わしめる歌となっていますよ!
この動画のコメント欄にも、
「簡単そうに見えて難しい曲。さすがミヤジ」
「すでに完成されている…」
「かわいいけど、やっぱ歌い終わりとか浩次感あるなー」
「今の歌い方の基礎がもう出来てるな」
「小学生にしてこの表現力、恐るべしミヤジ…」
と称賛されていました。
宮本浩次さんの原点を知りたい人は、ぜひ聴いてみてください。
宮本浩次の名言
宮本浩次さんは、音楽活動を通じて、数々の名言を残しています。
では、その名言を一部紹介していきます。
宮本浩次の名言1 重いという表現に対しての言葉
これは、エレファントカシマシが、3rdアルバム『浮世の夢』リリース時に受けたインタビューで、宮本浩次さんが語った名言です。
「当時、エレファントカシマシって重いバンドじゃないですか?」
と質問されたそうです。
その問いに、宮本浩次さんは、
重いってどういうことですか?
演奏が重いとか、内容が重いとか。
暗い?
そうかなあ!?
と話し始めたのです。
さらに続けて、
真面目に生きればやっぱ重いですよ。
そういう意味での重いだったらわかる。
真面目にやれば、必ず重いですよ。
と答えたんだとか…
不器用ながら、まっすぐに信念を貫き続けた、宮本浩次さんならではの答えですよね。
筆者もその気持ちが、とても分かります。
人を愛したり、思いやりを持ったりして生きていくと、どこか重たく感じてしまうことがあります。
それは、その想いがピュアで真面目なものほど重たくなります。
しかし、それは悪いことでしょうか?
もちろん、ストーカーとか犯罪につながるようでは駄目です。
でも人に危害を与えない程度に、真っ直ぐに生きることは悪いことではありません。
ただ、人の感じ方によっては重く感じてしまうだけの話なので、
「真っ直ぐすぎて重いのではないか?」
と苦悩する必要もないと思います。
宮本浩次さんのこの名言は、同じように真っ直ぐ生きる人たちの苦悩に寄り添った素敵な言葉なのです。
宮本浩次の名言2「白と黒以外着ない」
宮本浩次さんは、バラエティ番組に出演する際にも、衣装は白か黒が中心。
基本的に、おしゃれでカラフルな衣装は着ていません。
実は、衣装に関しても、宮本浩次さんなりのこだわりがありました。
それは、
『衣装がカラフルになることで、どこかシャレた風に音楽が伝わってしまう』
のを恐れているから、あえて白・黒以外の衣装を着ないそうですよ。
そして、宮本浩次さんは、
「これは僕の最低限の主張」
だと、インタビューで語っています。
どんな色にも染まらず、自身の思いを音楽に乗せて、真っ向勝負を続けているエレファントカシマシ。
まさに、彼らにとって、白・黒の衣装は、エレファントカシマシの音楽の象徴そのものなのでしょうね。
そして、信念を貫く力強さを表しているのだと思います。
今の時代、信念を置き去りにして、世渡り上手に立ち振る舞うことばかり考える人が多くなっている気がします。
もしかしたら、白と黒の衣装は、エレファントカシマシの最低限の主張だけでなく、信念を持つことの大切さを伝えてくれているのかもしれませんね。
宮本浩次の伝説を紹介
宮本浩次さんは、純粋でまっすぐなタイプだけど、それ故に人と違った生き方をしていて、そのエピソードが伝説になることもあります。
では、その伝説となるエピソードから、思わず笑ってしまうような伝説エピソードを2つ紹介していきましょう。
宮本浩次伝説1 火鉢にハマり中毒になる
宮本浩次さんは、何かにハマりだすと、とことんハマっていくタイプの人物でもあります。
以前、火鉢にハマった時も、
10個の火鉢に囲まれて、読書にふけり、一酸化中毒になってしまった
ということもあったそうです。
なんでも、芥川龍之介に憧れ、火鉢を集めるようになったそうですが、まさか、一酸化中毒になってしまうまで熱中するとは…
本当に、命が助かっているからこそ、今となっては笑い事で済んでいるわけですが、なんとも怖い話ですよね。
宮本浩次伝説2 ピアノ教室の女性講師に怖がられた
宮本浩次さんは、真っ直ぐな性格であるため、誤解されることも実に多いです。
それは、子供の頃にピアノ教室に通った際も、女性講師を泣かせてまったそうです。
本人としては、何も悪気はなかったのですが、子供ながらもドスの利いた声で質問攻めされたため、先生は怖がってしまい、
「あなたとお話すると怖いから(ピアノ教室を)辞めてくれる?」
とお願いされてしまったのだとか…
子供の頃から変な誤解を受け続けていたのも、実にユニークなエピソードですよね。
もちろん、宮本浩次さんにとっては大きなショックだったと思いますが、それも今となっては、一つの思い出となっていることでしょう。
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まとめ
エレファントカシマシの宮本浩次さんは、
『歌の天才』
といっても過言でないほど歌唱力の高いアーティストです。
歌唱力が高いからこそ、一風して型破りな構成の楽曲『悲しみの果て』さえも、素晴らしい名曲として、ファンに聴かせてしまいます。
一方では、信念を貫き、真っ直ぐ生きるタイプであるが故に、心に染み渡る名言や、思わず笑ってしまう伝説エピソードも残しています。
ぜひ『宮本浩次』というアーティストに触れてみてください。
きっと彼にしか無い魅力を発見し、宮本浩次さん独自の世界観にハマっていきますよ。
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