かつて、サッカーの名門『FCバルセロナ』の下部組織(カンテラ)に所属し、将来の日本代表候補として、世界中から注目を浴びていたFC東京の久保建英(くぼたけふさ)選手。
天才、奇跡、異次元!
とまで謳われた、彼のプレーは圧巻の一言でした。
しかし、年齢的なこともあり、ユースチームでは活躍するもののトップチームでは不遇の日々が…
そして、出場機会を求めて横浜Fマリノスにレンタル移籍するも、その機会は恵まれず2019年、またFC東京にレンタルバック…
しかし、久保建英(くぼたけふさ)選手は、今シーズンの開幕から2戦スタメンを勝ち取っています。
そこで、改めて、現在の久保建英選手の現状や成績・実力、サッカーの評価を調査し、まとめていきます。
2019シーズンで進化を見せた久保建英
小学生時代から、川崎フロンターレの下部組織や、FCバルセロナの下部組織(カンテラ)に所属し、将来を待望されている久保建英(くぼたけふさ)選手。
大人顔負けのドリブルやテクニックを披露し、巷では、
『和製メッシ』
という評価を受け、将来、FCバルセロナの中心選手として活躍するものと期待されていました。
年齢やキャリア不足を理由に不遇を受けた日々
しかし、未成年の外国籍枠の選手獲得に対する問題もあって、バルセロナでプレーできなくなった久保建英選手は、2015年にFC東京に移籍。
その後も、ユース年代では、ずば抜けたテクニックを発揮し、サイドハーフ・ウイング・トップ下など、前線のあらゆるポジションで起用されます。
とはいえ、ここでも、
「まだ若いから…」
という見方をされ、なかなかトップチームでの出場機会に恵まれません。
2018年8月には、出場機会を求め、横浜Fマリノスにレンタル移籍するも、リーグ戦での出場機会は僅か5試合…
もちろん、約半年のレンタル期間を考えれば、逆に多いと考えることも出来ます。
ただ、あれだけの才能を持った選手が、年齢(キャリア)を一つの理由に干されているのは、もったいないですよね。
まだ若く、トップの厳しさに揉まれて、初めて成長できるというのに、Jリーグでさえも、チーム事情が影響して不遇を受けるとは…
世界の宝が埋もれてしまうと心配の声も…
正直なところ、かつて世界を騒然とさせ、日本代表の中心として活躍が期待された、森本貴幸選手の二の舞となってしまうのでは…
そんな心配さえも、筆者の脳裏に浮かんでいたほど、久保建英選手は苦境に立たされていたわけです。
2019シーズン開幕早々、周囲を唸らせた久保建英
ところが、腐らず日々サッカーに向き合ってきた甲斐もあり、2019年、久保建英選手は、劇的な進化を見せてくれました。
J1開幕戦(川崎フロンターレ戦)で、得点こそ挙げられなかったものの、芸術的なフリーキック!
また、カウンターの起点にもなる大活躍…
FC東京・長谷川健太監督も、久保建英選手のプレーを高く評価し、次戦(第2戦・湘南ベルマーレ戦)もスタメンを勝ち取っています。
湘南ベルマーレ戦でも、果敢な飛び出しを何度も見せ、3点目(得点者:ディエゴオリベイラ選手)となるPKを演出。
間違いなく、今後、久保建英選手は、FC東京ではもちろんのこと、日本代表においても、アタッキングサードで、中心選手として活躍してくれるでしょう。
これまでの久保建英の評価
これまでは、テクニックはずば抜けているのに、若干フィジカルやスピードが見劣りし、なかなかトップチームでは対応しきれていませんでした。
それは、キャリア不足(年齢的に若すぎる)な部分も当然あるでしょう。
だからこそ、これまでは、チーム事情を加味し、ユース年代で起用され続けてきたわけですし…
正直なところ、今でも、トップフォームであるかと言われたら、決してそんなことはないでしょう。
ただ、J1での2戦を観る限り、間違いなくスピードも上がり、フィジカルも若干向上しているように思います。
それは、イニエスタ選手顔負けの、体の使い方、ボールタッチに関するインテリジェンスを感じさせるほど…
そもそも、まだ17歳です。
今後の伸びしろも高いだけに、今後しっかりキャリアを重ね、さらなる進化を期待したいですね。
久保建英の実力・成績は?
先程もお話したとおり、久保建英選手の実力は、折り紙付き。
あとは、結果待ちといった印象が強いですよね。
とはいえ、それはある意味、データとして目に見えない部分が多いことを裏付けているわけで、成績はあまり良いとは言い切れません。
国内リーグ移籍後の久保建英の成績
2015年から2018年の3年間で、リーグ戦11試合出場し、横浜Fマリノス時代に1ゴール挙げたのみ…
また、J3(FC東京U-23)での出場は、34試合出場で5ゴール。
J3といってもU-23(オリンピック世代)で、久保建英選手の年齢を考えれば、年齢的には、まだまだ格上。
もちろん、久保建英選手のポテンシャルを考えると、少し物足りなさを感じますが、これからの選手なので、今後に期待したいものです。
ポテンシャルが高いからこそ将来に期待!
冒頭からお話している通り、現在、久保建英選手は、FC東京のトップチームで、スタメン定着に向けて、日々戦っています。
長谷川監督の信頼を勝ち得ている現状で、スタメン落ちすることは、そんなにないと思われます。
ただ、こればかりは調子が悪くなれば、スタメンを落とされる厳しい世界なだけに、まずはJリーグでしっかり結果を残してほしいですね。
久保建英のサッカーの評価は?
FCバルセロナの下部組織(カンテラ)時代の久保建英選手は、国内外問わず、多大な評価を受けてきました。
『和製メッシ』と呼ばれてきたのもその一つの表れ…
冒頭でも触れた
『天才、奇跡、異次元!』
と讃えられたのも、小学生時代から、大人顔負けのドリブル・テクニックを持っていたからこそ…
今後もその魅力的なサッカーセンスは、存分に魅せてくれるくれることでしょう。
若い頃から多大な評価をされているからこそ大成を望む!
ただし、そういった選手は、これまでにも多数いましたが、なかなか大成している選手はいません。
そして、久保建英選手自身も、2018年までは、目立った結果を残すことが出来ず、くすぶったところが見受けられました。
それだけに、再び、世界を激震させるような活躍を、FC東京で見せてほしいものです。
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まとめ
『和製メッシ』とも呼ばれ、高い評価を受けているFC東京の久保建英選手。
しかしFC東京に移籍してからは、なかなか出場機会に恵まれていませんでした。
年齢的な理由や、フィジカルがトップチームに順応していないことなどで、その評価も下がり気味という感は拭えません。
ただし、それは経験不足からくるものでしかなく、少しずつ経験を積み、2019年には、早くも長谷川健太監督から信頼も勝ち得ています。
まだまだこれからの選手であり、伸びしろも非常に高いだけに、まずはFC東京での活躍に期待したいものですね。
そして、和製メッシと呼ばれる所以を発揮し、将来、日本代表で、多くのファンに衝撃を与えるような活躍を期待しています。