大人気連載中の『ONE PIECE(ワンピース)』。
その中でも、人気ランキングでも毎回上位をキープしている『サンジ』の過去が明らかになった、ホールケーキアイランド編。
そんな、ホールケーキアイランド編のキーパーソンとなったのが、敵である
ビッグマムの35女『シャーロット・プリン』
登場したばかりのころは、ビッグマム勢でありながら、麦わらの一味の味方だと言っていましたが、実はサンジを騙すために嘘をついていたのです。
しかし、物語が進むにつれて、プリンの心に変化が現れます。
この記事では、
『プリンの正体や本性、能力とサンジとの関係』
について、まとめました。
シャーロット・プリンの人物像
まず、プリンの基本的なプロフィールを見ていきましょう。
名前:シャーロット・プリン
能力:メモメモの実
所属:ビッグマム海賊団35女/ショコラタウン・カフェ『カラメル』のオーナー
誕生日:6月25日
ビッグマムの子供とは思えないほどの、絶世の美女であり、サンジだけではなくブルックも見惚れる程です。
彼女はビッグマム海賊団と、ヴィンスモーク家の政略結婚のために、サンジの花嫁に選ばれました。
ホールケーキアイランド内にある、ショコラタウンでルフィ達と出会い、ルフィ達がサンジの仲間だという事を知ります。
その際には、
『サンジが仲間に戻れるように、ルフィたちの手助けをする』
という事を、約束します。
しかし、サンジがゼフや仲間を人質にされて結婚を余儀なくされた時には
「私との結婚は……!!!地獄にさせませんよ゛!!!」
と涙ながらに訴え、サンジのプロポーズを受けます。
ルフィ達の手助けを自ら申し出たり、サンジの過去を聞いて涙を流したりと、心優しい女性です。
豹変!?プリンの正体や本性と悪魔の実の能力
絶世の美女で、心優しい女性だと思われていたプリンですが、
実は恐ろしい本性を持っていたのです。
ルフィに協力する姿勢や、サンジの気持ちに寄り添ったのは、実は
『サンジやルフィ達を騙すための演技』
だったのです。
実は政略結婚自体が全くの嘘であり、真の目的は
『ヴィンスモーク家ならびに、麦わらの一味の壊滅』
でした。
サンジの事を唯一気にかけていた、サンジの姉・レイジュをとらえ、全ての計画を話してあざ笑います。
この時、プリンの持つ悪魔の実の能力も発覚しました。
メモメモの実の能力
プリンが持つ悪魔の実の能力、メモメモの実とは
『人の記憶(メモリー)を頭の中から、フィルムのように取り出して、編集できる』
という、能力です。
これにより、レイジュはプリンの本性を、記憶から消されます。
戦闘向きの能力ではないものの、人の記憶を操るという点では、作戦次第で大きな武器になりえます。
悪女を変えたサンジの一言
レイジュの記憶を、メモメモの実の能力で消したプリンでしたが、実はこの自白をサンジが聞いていました。
夢や仲間を捨て、唯一の光であったプリンまでもが、自分を騙していたことに、サンジはショックを受け涙します。
その後、レイジュに自分が見聞きしたことをすべて話し、多くの葛藤を抱えながらもルフィとも和解します。
麦わらの一味は、サンジを奪還し、サンジの血のつながった家族を守るために、ベッジと手を組みます。
結婚式の最中に奇襲をしかける作戦のため、サンジは結婚式に出席。
プリン側は、誓いのキスでサンジがヴェールをあげた際、三つ目族とのハーフの証である第三の目を晒し、サンジの油断を誘い暗殺する計画でした。
しかし、第三の目を見たサンジの口から出た言葉は、驚きや恐れではなく
「なんて……美しい瞳だ…」
という、心からの賛辞でした。
今まで、額にある三つ目を、周りの人間はもちろん、母親であるビッグマムにさえ、さげすまれていたプリン。
そんな彼女にとって、サンジの予想外の反応は、涙があふれ、立っていることもままならない程の感動でした。
その後のプリンとサンジの関係
- ビッグマム側の、ヴィンスモーク家一網打尽の企て
- サンジを含む麦わらの一味による、ビッグマム海賊団への奇襲
この2つの真実が明るみ出て、当然ながらプリンとサンジの婚約は解消されます。
ルフィ達の登場により、ヴィンスモーク家を一網打尽にする作戦が失敗に終わり、各所で起こる戦闘の混乱の中、プリンはしばらく姿を見せません。
さらに、楽しみにしていたウェディングケーキを食べそこなったことにより、ビッグマムの
『食いわずらい』
が発動し、代わりのケーキがなければ、麦わらの一味はおろか、ホールケーキアイランドが壊滅してしまう窮地に陥ります。
そこで、ショコラタウンのカフェでオーナーを務めるプリンが、代わりのケーキを作ることを申し出るのです。
プリンは敵?味方?
代わりのケーキ作りを申し出たプリンに、感謝するビッグマム海賊団に対して、
「サンジに侮辱されたの私…!!あいつらを消してくれるなら…ママにご褒美くらいあげなくちゃ…」
と、独り言のようにつぶやくプリン。
この時点では、やはりビッグマム側の人間だと取れる発言です。
しかし、ベッジの妻であるシフォンに、ケーキ作りの協力を頼みに来たプリンの目には、涙が浮かんでいました。
プリンは、サンジとその仲間であるルフィ達を守るために、戻って来たのです。
今まで、演技の涙をいくつもこぼしてきたプリンですが、結婚式でサンジの前で流した涙は本物でした。
これまで、誰からも受け入れられなかった第三の目を、
「美しい」
と、受け入れてくれたサンジに、心が動かされたのです。
初めての共同作業はケーキ入刀ならぬ、ケーキ制作
『食いわずらいを起こしたビッグマムが、麦わらの一味を狙っている』
この事を知ったプリンは、それを防ぐためにサンジと協力して、ウェディングケーキを作り直しました。
強度のツンデレ気質のせいか、ついサンジを貶めるような発言をしてしまうものの、
『サンジの一挙一動に頬を赤らめるプリン』
は、まさに恋する乙女です。
このプリンの活躍により、ビッグマムの恋わずらいはおさまり、麦わらの一味はなんとか窮地を脱することが出来ました。
元々は、サンジを騙すつもりだったプリンですが、最終的には麦わらの一味にとっての恩人となったのでした。
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まとめ
心優しい女性かと思いきや、サンジを騙すための演技であり、ビッグマム譲りの残忍な本性を持ち合わせていたプリン。
メモメモの実を使って、サンジの姉であるレイジュをも翻弄します。
しかし実は、誰よりも
『愛されたい、認めてもらいたい、と願っている』
普通の少女でした。
そして、自分のすべてを認め、許してくれたサンジの為に、その身を危険にさらしながら、麦わらの一味の手助けしました。
サンジにとっては、『恩人』となったプリンですが、
プリンが望んでいたのは、そのような関係では無かった
のではないでしょうか。
ワンピースのキャラクターの中で、1番とも言えるの女ったらしのサンジですが、プリンの女心には気付けなかったようです。
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