バトル漫画の重要な要素である『戦闘力』。
少年漫画をけん引する人気を誇る、『ONE PIECE(ワンピース)』も、次々と現れる強敵が主人公たちの前に、立ちはだかります。
ワンピースの戦闘力の指標には
- 悪魔の実の能力
- 覇気
の2つの要素が、深く関わっています。
とくに悪魔の実の能力に関しては、相性によって
『どちらが強い』
とは、一言で表すことが非常に難しいです。
更に、まだ戦闘力のすべてを明かされていないキャラクターも多く存在します。
そこで、この記事で読者による議論や考察を、筆者なりにまとめた
ワンピースのキャラクターの2020年最新版・強さランキングTOP10
を紹介していきます。
- 生存しているキャラクター
- 現役の海賊・海軍・革命軍
に焦点を絞った、ランキングとなっています。
第10位イッショウ(藤虎)
名前:イッショウ
肩書:海軍大将・藤虎
能力:ズシズシの実
- 元帥になった赤犬
- 海軍を去った青キジ
ということで、空いた大将の後任の一人です。
重力を自在に操る力を持ち、盲目ながらすさまじい戦闘力を発揮しています。
重力操作の範囲は、隕石を落とすほどで、この世に存在する全ての物質に対して、際限はないでしょう。
何よりも市民を優先に考えており、権力に屈しない強さも持ち合わせています。
戦闘漫画のセオリーでは、守るべきものがあるキャラクターは、予想を上回る戦闘力を発揮します。
藤虎の本気の戦闘はまだ描かれていませんが、高い戦闘力が期待できますね。
第9位ジュラキュール・ミホーク(鷹の目)
名前:ジュラキュール・ミホーク
肩書:元王下七武海・鷹の目
能力:不明
ゾロが目標としている世界最強の剣士です。
最上大業物12工の1つである『夜』という巨大な黒刀を武器としています。
ただ弱い相手には、首から下げている小さなナイフを使用します。
軽い斬撃でも海や大地を真っ二つにしてしまうほど戦闘力があります。
でも、まだ本気の戦闘を見せていません。
シャンクスのライバルだった過去もあり、戦闘力はおそらく四皇クラスでしょう。
王下七武海制度の撤廃により、再び海軍の敵となったミホーク。
追われる身となったミホークが、海軍とどのような戦いを繰り広げるのか楽しみですね。
第8位ボルサリーノ(黄猿)
名前:ボルサリーノ
肩書:海軍大将・黄猿
能力:ピカピカの実
2年前(作中)、麦わらの一味を壊滅に追い込んだ、海軍の最高戦力の1人です。
当時、覇気を使いこなせていなかったルフィは、手も足も出ませんでした。
自然(ロギア)系の能力者であり、覇気が使えないと、攻撃することも避けることも出来ません。
しかし、レイリーの覇気をまとった(と思われる)足により、攻撃を止められるなど、覇気を使えば倒す糸口を掴めそうです。
マリンフォード頂上戦争では、白ひげ海賊団のマルコや赤髪海賊団のベン・ベックマンの妨害を受けますが、無傷で終戦を迎えています。
センゴクが元帥を辞したときに、元帥の後釜として名が挙がらなかったので、サカズキ・クザンよりは戦闘力は低いと見られます。
しかし、マリンフォード頂上戦争では白ひげに奇襲攻撃を仕掛けるなど、戦略的に動けるので、ルフィにとって強敵であることには変わりありません。
第7位クザン(青キジ)
名前:クザン
肩書:元海軍大将・青キジ
能力:ヒエヒエの実
センゴクが元帥だったときの、海軍大将です。
マリンフォード頂上戦争後、サカズキが元帥になることに反対し、パンクハザードで決闘をしますが、10日間の激闘の末に敗北しました。
現在は、海軍を退役しています。
能力の相性の良し悪しがあるので、戦闘能力としてはサカズキに引けを取りません。
しかし、サカズキとの戦いで左足を負傷しているので、現在は全盛期よりはどうしても劣ってしまいそうですね。
海軍を抜けて、今は何やら黒ひげ海賊団と関係を持っていることが明らかになりました。
今まで、ルフィ達の敵とは言い切れない行動をとっていた青キジですが、今後どのようにかかわってくるのでしょうか。
第6位モンキー・D・ドラゴン
名前:モンキー・D・ドラゴン
肩書:革命軍・総司令官
能力:不明
世界の均衡を保つ勢力のうちの1つ、革命軍のトップであり、ルフィの父親でもあるドラゴン。
一説では、
「天候を操る、悪魔の実の能力者ではないか」
とも言われています。
また、世界最悪の犯罪者とも言われており、強力な戦力を率いるドラゴンの戦闘力は未知数です。
作中でも、戦闘シーンなどは全くと言っていいほど、描かれていません。
世界会議(レヴェリー)では、サボを含む一部の革命軍がマリージョアに潜入しました。
その後、世界経済新聞で3つのビッグニュースが世界中に知れ渡りましたが、王下七武海制度の撤廃以外の2つのニュースについては、まだ詳細は分かりません。
今後その中で、ドラゴンについても新情報が出てくることが、期待されています。
第5位サカズキ(赤犬)
名前:サカズキ
肩書:海軍本部元帥・赤犬
能力:マグマグの実
元海軍大将であり、センゴクの引退後、海軍元帥となったサカズキ。
エースへの引導を渡した張本人であり、その戦闘力は群を抜いています。
自然系の力の中でも、攻撃に特化しているマグマグの実の能力は、火炎系の能力の中でも最上位で、巨大な氷塊でさえも一瞬で蒸発させます。
覇気を使えば、ある程度は立ち回れるでしょうが、戦闘力だけではなく頭も回るサカズキに、勝利を収めるのはきわめて困難です。
第4位シャーロット・リンリン(ビッグ・マム)
名前:シャーロット・リンリン
肩書:四皇・ビッグマム
能力:ソルソルの実
ホールケーキアイランド編で、凄惨ともいえる強さを見せつけたビッグマム。
新聞上では、ルフィに敗北したことになっていますが、実際にルフィと闘ってはいません。
部下であるカタクリ相手に、満身創痍だったルフィなので、闘っていたら勝ち目はありませんでした。
ワノ国編では、カイドウと海賊同盟を組み、さらに勢力を強めました。
今後、ビッグマムの戦闘シーンが増えてくると予想されるので、その強さが明らかになることでしょう。
第3位マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)
名前:マーシャル・D・ティーチ
肩書:四皇・黒ひげ
能力:ヤミヤミの実・グラグラの実
登場した当初は、そこまで危険視されていなかったキャラクターでした。
作中では重要な
『D』
の名を持つキャラクターなので、キーパーソンという事は考察されていました。
元々、厄介なヤミヤミの実という自然系の能力を持っていましたが、白ひげからグラグラの実の能力を奪ってからは、戦闘力は数倍に膨れ上がり、四皇までのし上がりました。
グラグラの実を手に入れる前から、エースを下し海軍送りにしたり、シャンクの顔の傷をつけた張本人でもあり、戦闘力の高さがうかがえます。
また、黒ひげの能力には、ファンの間でも議論がやまず、作中でも
- 体の構造が異形
- 倍の人生を歩んでいる
- あいつらだ
などという、表現があり、一つの体の中に複数の人間が存在しているのではないか、とされています。
とにかく、未知数の戦闘力を秘めており、数ある戦闘力のランキングでも上位に位置しています。
第2位シャンクス
名前:シャンクス
肩書:四皇・赤髪
能力:不明
生存しているキャラクターの中で、最強との呼び声が高いのが、シャンクスです。
世界最強の剣士であるミホークが戦いを避けたり、カイドウと小競り合いを起こしても、無傷で頂上決戦の場に現れてその場を収めたりと、
『向かうところ敵なし』
という言葉がふさわしいキャラクターです。
ティーチに顔の傷を負わされたと言っても、痛み分けのような言い回しだったので、互角に近いのでしょう。
また、悪魔の実の能力者であるかどうかは不明ですが、幼少期のルフィを助けた際には泳いでいたため、能力者ではありませんでした。
- その頃から名のある海賊だった
- 片腕を失っても四皇に君臨している
- 悪魔の実の能力者ではない可能性が高い
以上のことを加味すると、純粋な戦闘力は群を抜いて1位と言えるでしょう。
第1位カイドウ
名前:カイドウ
肩書:四皇・百獣
能力:不明(動物系幻獣種?)
大きな体と、不死ともいわれる逸話を大量に抱えたキャラクターです。
ワノ国編では、『龍』の姿に変身できることが明らかになっていますが、何の悪魔の実の能力者なのかは不明。
龍の姿で口から発せられる熱息は、山を吹き飛ばし、遙か遠く離れた場所まで届くという、絶大な破壊力と射程範囲を備えています。
また、人間の姿であっても、ギア4バウンドマンになったルフィを簡単に一撃で倒すほどの威力を発揮します。
覇気の上位互換と思われる流桜であれば、カイドウに傷をつけることはできます。
しかし、個々でも実力者である赤鞘の侍達が、束になってかかっても、まだ勝利は見えません。
やはり『この世における最強生物』と言われるだけあり、堂々の1位に君臨するでしょう。
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まとめ
ワンピースの世界では、その戦闘力が未知数なキャラクターが数多く存在します。
しかし、主人公がルフィである限り、上位の猛者たちをルフィが超える日も来るでしょう。
現段階では、ランキング外のルフィですが、今後の成長度だけで言えば1位に君臨してもおかしくありません。
ワンピースは、冒険活劇でありながら、
『ルフィの成長記録』
でもあります。
現時点では到底倒しえない強敵を、ルフィはどのように乗り越えていくのか。
今後の冒険とルフィの成長が楽しみですね!