「海外旅行にも慣れてきたし、次は発展途上国に行ってみようかな。」
ということで、ネパール旅行について調べているところでしょうか。
ネパールに行くためには、さまざまな準備や確認が必要です。
また、発展途上国ということで、安全面や衛生面での注意が必要になってきます。
初めての途上国でも、安心して旅行したいですよね。
そこで、今回の記事では
- ネパール旅行の必需品
- ネパール旅行の服装
- ネパール旅行の注意点
を紹介していきます。
この記事でネパールの様子を知ることで、より旅行を満喫できるようにしましょう。
必ず準備しよう!ネパール旅行の必需品
ネパールに行くためには、パスポートの確認やビザの申請など、事前にやっておくべきことがあります。
直前になって焦ることのないように、早めにチェックし、準備を始めましょう。
パスポート
チケットを取る時点で、パスポートの有効期限を確認してください。
ネパールへは、パスポートの有効期限まで6ヶ月以上残っていないと出入国できません。
パスポート情報を聞いてくれるチケットサイトなら、チケット購入の際にエラーが出たり、注意書きで教えたりしてくれるので気が付きます。
パスポート情報が不要なサイトは有効期限に関係なくチケットは取得できてしまうため、自分で必ずチェックするようにしましょう。
ビザ
基本的に日本人は、どこの国に行くにもビザは必要ありません。
しかし、ネパールに出入国するためには、ビザが必須です。
ネパールのビザを取る方法は何通りかあるので、ややこしいです。
ネパールルピー
ネパールでは、キャッシュレス決済ができないお店が多いです。
現金は必ず用意していきましょう。
ただ、日本では、ネパールの通貨・ルピーを手に入れることはできません。
ネパールに到着してから、換金することになります。
ネパールに到着したら、銀行や両替屋で換金しましょう。
空港から目的地に行くためにタクシーに乗るので、まず空港でルピーを得る必要があります。
法外なほどの違いはありませんが、
「空港の銀行はレートが悪い」
と言われています。
空港では、必要最低限を換金して、目的地に向かいましょう。
レートの良い銀行として、ネパールに住む日本人がオススメしているのが、
『ツーリズムバンク』
です。
目的地が、カトマンズの場合は、この銀行を利用しましょう。
ルピーは、いくら両替すればいい?
旅行の初日、空港では、いくらルピーに両替すればよいか考えてみましょう!
まず、日本円とネパールルピーのレートは
1円=1.0102ルピー(2019.7.12現在)
です。
ここでは、計算が複雑になってしまうので、1円=1ルピーと考えておきましょう。
空港では、初日に必要な分だけを両替をしておき、タメル地区などのツーリストバンクで、その後に必要なルピーを両替すると良いです。
空港から、タクシーでタメル地区にあるホテル向かう場合は、500ルピー~1000ルピーを見ておきます。
食事は、メインが500ルピーほど。
これに飲み物を付けるなら、一食1000ルピーと見積もっておきましょう。
ミネラルウォーターは1本20ルピー。
ネパールのホテルは、1泊3000ルピー~5000ルピーほどの値段で、清潔なところに泊まれます。
ネパール旅行の初日には、高く見積もって8000ルピーほど手元にあればいいですね。
何か不測の事態にあったときのために、余裕を持って現金を用意しておくとするなら、空港では10000円分をルピーに両替しておけば安心です。
プラグ
日本のコンセントはAタイプですが、
ネパールは一般的にBタイプとCタイプ
が使われています。
ただ、タイプが統一されてなく、意外といろいろなタイプのコンセントが存在します。
中には、日本のAタイプのプラグが使えるコンセントも存在します。
「じゃあ、どのタイプを用意すればいいの!?」
と、混乱してしまいますが、
BタイプかCタイプを持っていけばどの場所でも使用できる
ので安心してください。
ただ、統一されていないと、あいまいな感じがして不安もあると思います。
その場合は、ホテルにメールで問い合わせ、確認しましょう。
場合によっては、必需品!
ポケットWi-Fi
ネパールはWi-Fi導入が他の国よりもかなり遅れています。
カトマンズなどの都市では、レストランにWi-Fiがあることもありますが、接続が悪かったり低速だったりして満足に使えないことが多いです。
ホテルにも、まだWi-Fiは普及しきっていません。
事前に、Wi-Fiがあるかどうか確認する必要があります。
通信状況が安定しないことを考えると、日本でポケットWi-Fiを契約して持参していくのが一番安心と言えるでしょう。
クレジットカード
日本から、ネパールへの直行便はありません。
必ず韓国や中国、タイを経由します。
乗り継ぎ中、腹ごしらえや水分補給のために現地通貨が必要になってきますが、そのためだけに少額のお金を両替するのは、もったいないですよね。
そこは、クレジットカードがあるとペットボトル1本だけでも気軽に買えるので、必ず用意していきましょう。
また、ネパール国内でもレストランやホテルで使えますし、ATMでキャッシングすることもできます。
現金とクレジットカードを併用すると、ルピーを余らせないようにやりくりすることが容易になりますよ。
モバイルバッテリー
出かけ先でインターネットに長時間つないでも、たくさん写真を撮っても、モバイルバッテリーがあると心配なしです!
変圧器
日本の電圧は、100Vに対してネパールは220Vです。
普段使っている100V専用の電化製品はネパールでは使えません。
ただ最近は、デジカメやスマホなどは100V~240Vに対応しているため問題ありません。
その他の美容グッズなどを持っていく場合は、対応できる電圧を確認してください。
もし100Vしか対応していない場合は、変圧器を持参しましょう。
海外旅行保険
下記の注意点でも触れますが、ネパールの食事は
食あたりを起こすことが多い
です。
軽ければ下痢のみで済みますが、重い場合は入院が必要になります。
心配がある場合は、加入しておきましょう。
ネパールの気候をチェックして服装を決める
ここでは、首都カトマンズの天候をチェックしていきます。
ネパールは亜熱帯気候に属しています。
ただし、カトマンズは標高1,300mに位置しているため、常夏ではありません。
降水量や気温を雨季と乾季に分けて見ていきましょう。
雨季(6月~9月)
雨季は、明け方か夕方(または明け方と夕方どちらも)にスコールが来ます。
1日のうちに合計2~3時間も、雨がまとまって降り続けるのです。
雨が降り始めたら、近くのお店に入って、雨が止むまで休憩という過ごし方がいいですね。
周りに休憩できそうなお店がないこともあるので、折りたたみ傘をバッグに入れておきましょう。
最高気温は全期間を通して28℃ほど、最低気温は18~20℃です。
ネパールの日中は、夏の格好で対応できます。
ただし、朝晩と昼の気温差が大きいので、寒さが苦手であれば上着があると安心ですね。
気温が高い日には、30℃以上になることもありますが、
日本より湿度が低い
ため、気温が上がっても快適に過ごすことができます。
乾季(10月~5月)
乾季は降水量ゼロとはいきませんが、ほとんど雨が降りません。
なので、
『寒さの厳しくない10月~11月と3月~4月がネパール旅行のベストシーズン』
と言われています。
10月~4月の最高気温は、1月を寒さのピークとして18℃~24℃。
5月になると急に28℃まで上がります。
最低気温は12月~2月が冷え込む時期で、2℃~4℃です。
特に1月は最高気温18℃に対して最低気温が2℃となり、寒暖差が大きいです。
年末年始にネパールに行く場合は、防寒機能があって簡単に脱ぎ着しやすい服装で対応しましょう。
ネパール旅行で注意すべきこと
ネパールに旅行する際は、海外旅行の開放感に浸って無防備になっていては大変なことになります。
かと言って、1日中ずっと気をつかっていたら旅行どころではありませんね。
注意点を押さえ、気を張るべき場面を頭に入れておきましょう。
気をつけるポイントをしっかり気をつければ、楽しく旅行できるので安心してください。
食べ物
旅行に行ったら、現地のグルメを食べたいですよね。
しかし、ネパールでは衛生事情が良くないので、さきほどもお話した通り、食あたりを起こす可能性が高いです。
大衆食堂を利用する場合は、
- 生ものは食べない
- 火が通っている
以上をしっかり確認するなど注意を怠らないようにしましょう。
食事に関して、どうしても不安な時は、自炊をしたり、外国人向けのレストランを利用したりするとよいです。
もし食あたりを起こしてしまったら、その日は宿で休憩しましょう。
ネパールでは公衆トイレがほとんど普及していません。
出かけた先で、トイレに行きたいと思ったときに、すぐに行けないのはとてもつらいです。
宿でゆっくり過ごしましょう。
交通安全
道路では、人と車が隙間を縫うように通行しています。
人が通ったら車は絶対に止まるという感覚で人が通行しているので、今にも事故が起きそうな光景が当たり前です。
逆に車が止まるのを待っていても止まってくれません。
動いている車のすぐ前を通行しなければならないときは、運転手としっかり目を合わせて、自分の存在を知らせ、減速してから通行するようにしてください。
スリ
混雑したバスに乗る場合は、スリに注意しましょう。
- 荷物は必ず視界に入るところに置いておく
- 財布をポケットに入れておくならチェーンを付ける
など、貴重品を簡単に盗らせない対策をしましょう。
犬と猿
日本では野生の犬は見かけませんが、ネパールにはそこら中に犬がいます。
かわいいので、近づいてなでたくなりますが、
狂犬病ウイルスを持っている可能性
があります。
噛まれれば、感染してしまうので、近寄らないでおきましょう。
また、観光名所スワヤナンブートには、たくさん猿がいます。
猿は神聖な動物とされているので、こちらから攻撃はできませんが、猿からは攻撃してきます。
食べ物を手に持ちながら散策していると、突然猿が飛びかかってくることがあります。
食べ物は、バッグに入れておくなどして、対策しておきましょう!
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まとめ
ネパール旅行への必需品、服装、注意点を確認してきました。
ネパールへ出入国する際は、ビザが必須です。
様々な取得方法があるので、自分に合った方法を見つけてください。
意外に見落としやすいのが、パスポートの残存期間です。
有効期限まで6ヶ月以上残っているか確認しましょう。
そして、安全面・健康面には十分注意しましょう。
- 道路を渡るときは、運転手と目を合わせてから車の前を通る
- 満員バスでは、荷物を自分から常に見える位置にする。
- 犬や猿に近づかない、食べ物を手に持って近くを通過しない
- 生ものは避ける、火が通っているか確認する
この4点を必ず守るようにしてください。
準備や気を付けることがたくさんあるので、不安に感じるかもしれません。
でも、ネパールに行ったら、感動的な景色とやさしいネパールの人のおかげで、すぐに安心感が湧いてくるはずです。
よい気持ちで旅行を終えられるように、準備をしっかりしていきましょう。