官僚になれば、将来安泰に暮らしていける
なんて思っている人もいるかもしれませんね。
同時に、世間からの評判はよくはなく、激務でも知られていますが、
『国家公務員』
『安定した収入』
この2つが手に入るのは、やはり官僚の魅力的でしょう。
ですが、
官僚になろう!
と思って、簡単になれれば苦労はありません。
しっかりとした努力と学歴が必要になってくるのです。
とくに、日本の官僚は学歴主義の部分が強いこともあり、
『出身大学がどこなのか?』
これは重要な要素になってきます。
この記事では、
『官僚になるには、どこの大学を出ればよいのか』
について紹介します。
官僚を目指している人は、参考にしてみてください。
官僚になるには、どこの大学でも良いわけではない
学歴が重要だと紹介しましたが、そんなに重要なものなのかと思う人もいるでしょう。
官僚になるだけなら、
『国家公務員試験』
に合格すればよいだけです。
しかし、例え官僚になれたとしても、
『学歴の違いで、後の待遇にかなりの差が出てくる』
という事を、念頭に置いておかなければなりません。
例えば、
『同じ能力があり、筆記試験も同じ点数だった』
という、2人がいる場合があったとします。
このとき、この2人を差別化するのは、
『どこの大学出身なのか』
という点に、焦点が当てられます。
- Aさんは、2流大学出身
- Bさんは、1流大学出身
もう分かるかもしれませんが、これを比べると、どちらが有利になるかは一目瞭然ですよね?
その他、人柄や対人能力なども加味されますが、どれも大差ないときは、学歴が比較対象になるのです。
その為、官僚を目指している人は、基本的に
『難関大学』
と呼ばれる大学を卒業してから、国家公務員試験を受けています。
どこの大学が官僚になるのに、有利なのか?
それでは、難関大学と言われる大学の中でも、
『どこの大学出身のほうが良いのか?』
と思うでしょう。
絶対にこの大学でなければいけない、ということはありませんが、やはりある程度決まってきます。
主な大学としては、
- 東京大学
- 京都大学
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 東北大学
- 大阪大学
- 中央大学
- 一橋大学
- 東京工業大学
などがあります。
いわゆる、
『Sランク大学』
と言われる大学ばかりですが、官僚になるなら、これらの大学を出ていることが条件になってきます。
もちろん、例に挙げた大学以外でも官僚になることはできるのですが、不利になることは否めないでしょう。
官僚になるには大学の学部はどこがよいのか?
出身大学が重要なのは、先程紹介したとおりです。
ですが、良い大学をただ卒業するだけで良いかと言えば、そうでもありません。
その大学で、
『どこの学部出身なのか?』
も重要になってきます。
自分が入りたい省庁と違う分野を扱う学部出身だと、いざ仕事をするとき、困ってしまうことになります。
その為、試験のときには、
『どこの大学で、どこの学部出身なのか』
これが見られているのです。
最も多いのは『法学部』
キャリア官僚を目指す上で、最も有利に働く学部は、
『法学部』
といえるでしょう。
合格者の出身学部を見ても、だいたいが法学部出身になっています。
やはり、国の仕事をする上では、
『法律を知っていること』
これが最も重要になってくるからなのでしょう。
他の学部が悪いというわけではない
法学部出身が、官僚になるためには有利だと紹介しましたが、
『必ずしも、法学部でなければならないわけではない』
ということは、覚えておいてください。
あくまで有利になるというだけで、他の学部がダメということではありません。
特に、
『各省庁ごとに、取り扱う分野が違う』
ということもあり、それに見合った学部であることも必要になってきます。
財務省…国の財務に関しての仕事
- 法学部
- 経済学部
経済産業省…経済やエネルギーに関する仕事
- 経済学部
- 教育学部
- 工学部
上記のような、
『各省庁に適した人材』
が選ばれやすいので、一概に法学部なら良いというわけでもありません。
ただ、どの省庁にも、
『ある程度の法律知識』
は必要になってくるので、法学部が有利になるというだけなのです。
官僚になりたいのであれば、勉強は大前提
官僚になるためには、1流大学を出なければならないと紹介しました。
ですが、勉強して1流大学を出たとしても、必ず官僚になれるわけではありません。
むしろ、
『勉強は大前提』
と考えなければ、官僚にはとてもなれないでしょう。
官僚を志している人は、
『勉強が出来て当たり前』
という人ばかりの世界です。
そこに、出身大学や学部、人柄等が関係してきますが、まず勉強ができなければ、
『土俵に上がることもできない』
という状態になるのです。
学歴がいくら優れていても、人格がどれだけ立派でも、
『最終的に、飛び抜けて勉強できる人』
でなければ、何も意味がありません。
官僚の世界とは、そのような場所なのです。
学歴、人格が優れているのは当然、勉強も出来て当然。
さらに、官僚になった後も、
『常に勉強し続ける姿勢と、激務に耐えられるだけの忍耐力』
これら全てが備わっていなければ、官僚としては、やっていけないでしょう。
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まとめ
今回のまとめとしては、
『1流大学を出るのは大前提』
ということがいえるでしょう。
もちろん、例外がないわけではありません。
学歴が低い人でも、高い地位に就く人もいます。
ですが、これはあまりないケースといってよいでしょう。
実際には、
『学歴を見る傾向が今でも強い』
ことは変わりないので、やはり大学は良いところを出た方がよいです。
官僚にどれだけなりたいのかにもよりますが、本当になりたいのであれば、
『学歴、学力、対人スキル、要領の良さ』
これらを高めることは、欠かさないでください。
それが、あなたのレベルを上げることにもつながり、将来のキャリア官僚への道筋になるでしょう。