夏場によく見かけるようになる虫と言えば、何を想像しますか?
いろんな虫が出てくるかと思いますが、その中でも、あまり会いたくない虫と言えば、やはり、
『蚊』
と答える人も、多いと思います。
春から秋にかけて、徐々にその数が多くなってくる蚊ですが、そもそも、
『蚊が活動する気温はどれくらいなのか』
このことを、知っている人はどれくらい居るでしょうか?
これを知っているだけでも、蚊に対する予防をすることができます。
そこで、今回は、
『蚊が活動する気温と、活動しなくなる気温』
について、紹介していきます。
蚊に刺されると、感染症になる可能性もあるので、しっかりと対策していきましょう。
蚊が活動する気温
まず最初に、
『蚊は、どれくらいの気温になると活動を始めるのか』
これについて紹介します。
蚊が活動を開始する気温は、
『10~15度』
と言われています。
ちょうど、3月~4月の時期が、この気温になってくるので、このころには、蚊は活動を開始しているということです。
活動が活発になる気温は?
それでは、
『蚊の活動が最も活発になる気温』
は、どれくらいだと思いますか?
夏場に多くみるので、30度くらいと思う人もいるかもしれませんが、およそ、
『22度~30度』
これくらいの気温が、蚊の最も活動しやすい気温だと言われています。
この気温は、6月~7月にかけて多くなる気温帯なので、この時期が最も蚊に注意しなければならない時期なのです。
最高で、どれくらいの気温まで動けるの?
蚊が活動しやすい気温は分かりましたが、そもそも蚊は、
『どれくらいの気温までなら活動できるのか?』
という疑問も残ります。
夏に多いから、どれだけ気温が上がっても活動できると考える人もいますが、蚊が活動する最高の温度は、
『およそ35度』
と言われています。
これより気温が高くなってくると、蚊は動けなくなり、活動を停止し始めます。
最近、気温が35度~40度になる年が増えてきましたので、むしろ夏真っ盛りの時期には、あまり活動していません。
蚊が活動する最低気温はどれくらい?
蚊が活動する最高気温を紹介しましたが、それでが逆に、
『どれくらい気温が下がれば、蚊は活動しなくなるのか』
これも気になるところですよね?
これは意見が少し分かれるところなのですが、およそ
『10度~15度』
これくらいの気温になれば、蚊は活動を停止するようです。
季節でいえば、
『10月の終わりから11月の始めころ』
くらいには、蚊はほとんど見られなくなるでしょう。
エアコンで室内気温を下げたら、蚊はどうなるのか?
暑い夏の日には、エアコンが必須になってきますよね?
昨今では、夏場における気温の上昇も激しくなってきたので、エアコンをつけなければ体調管理もできなくなってきました。
ところで、蚊が活発に活動する気温が、
『22度~27度』
くらいだと、先程紹介しましたが、
『エアコンで気温を下げてしまえば、蚊に刺されないのか?』
という疑問が出てきます。
次は、これについても紹介していきます。
なぜ蚊は人を刺すのか
エアコンの話をする前に、
『蚊がなぜ、人を刺すのか』
知っていますか?
それは、
『妊娠した蚊が、養分を求めて人間の血を吸うから』
これにより、蚊は卵を産み、新たな蚊を誕生させているのです。
また蚊は、
- 高い体温
- 汗に含まれる乳酸や水分
- 体についている皮脂
- 二酸化炭素
これらを察知すると、どのような環境でも人の体に寄ってきます。
エアコンをつけても、蚊には刺される
エアコンで気温を下げてしまえば、蚊の動きが鈍って刺されないのではないか?
こう考える人は、多いかもしれません。
確かに、
『気温が急激に下がり、室内が寒くなること』
これにより、蚊の動きは鈍ります。
それでも、完全に活動が止まるわけではないので、いくら寒くて活動鈍っていたとしても、
『人がその場にいる』
この条件があれば、蚊は血を吸いにくるのです。
その為、エアコンをつけたからといって安心するの早いでしょう。
エアコンを15度以下にすれば、一応蚊はいなくなる
先ほど、蚊が活動する気温は10度~15度だと、紹介しました。
これはあくまで目安であり、
『最低でも10度までなら活動していた』
ことを意味しているのです。
日本に生息している蚊は、
『およそ15度』
になると、ほとんど活動を停止するといわれています。
これを参考にすると、
『エアコンの温度設定を15度以下ににすれば、蚊は活動できなくなる』
ということがいえるでしょう。
ですが、気温15度以下というのは、夏の季節で言えばかなり低い気温になります。
その気温を常に設定してしまえば、
『身体が、家の外と中の急激な気温差についていけない』
という事態になり、体調を崩してしまうかもしれません。
それを踏まえると、エアコンで蚊を完全に撃退する方法は、あまりおススメしません。
エアコンと他の道具を併用する
エアコンだけで、一応は蚊の活動を停止させることができると紹介しました。
ですが、やはり15度という気温は、体に悪い影響を及ぼしてしまうでしょう。
今回は代替案として、
『エアコンと他の道具を併用する』
という方法をオススメします。
まず、
- 蚊が活発に活動できない
- 人体に影響が少ない
この2点を踏まえて、エアコンの最低限の温度設定を考えると、
『20度~22度』の範囲が適温といえます。
エアコンの温度を上記の適温に設定し、
『蚊取り線香やスプレーなどで予防する』
これで、蚊が大分寄ってこなくなるでしょう。
また、蚊は、
『レモンやハーブの香りが大嫌い』
ということも判明しています。
その為、部屋にこれら2つの香りを充満させておけば、蚊が寄り付きにくくなるでしょう。
体を清潔にしておく
蚊の習性と1つとして、
『体にいる菌の種類が多いほど、蚊は寄ってくる』
というものがあります。
蚊は、
『オスとメスが交尾して、初めてメスが人の血を吸い始める』
生き物です。
交尾をする際、人の菌の臭いに反応して、交尾を始めることもわかってきています。
そこで、
『あらかじめ体を洗う』
『除菌シートなどで、除菌する』
ということをしておけば、蚊が交尾することなく、血を吸いに来なくなるということになるのです。
特に、暑い夏は、汗などで体が汚れてしまいがちになります。
『なるべく体を清潔にして、エアコンをつけておく』
これらを行い、蚊が寄ってこないようにしておけば、蚊に対する予防になるでしょう。
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まとめ
今回のまとめとしては、
『蚊はなるべく低い気温であれば、活発に活動しなくなる』
ということがいえるでしょう。
35度以上の気温でも、蚊は活動しなくなりますが、これでは人間も参ってしまいます。
今回紹介したように、
『20度~22度』
くらいの気温にエアコンを設定していれば、寒い場所が苦手な蚊は、あまり出てこなくなります。
ですが、ずっとエアコンだけに頼っていると、体調を崩す恐れもあるので、
『蚊が苦手な臭いなどで、寄せ付けないようにする』
これも合わせて、考えておいた方がよいでしょう。
- エアコンと蚊よけの道具を併用する
- 身体を清潔にする
など、それぞれを上手く利用して、蚊に刺されないようにしていきましょう。
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