芸能界に憧れたことはありませんか?
芸能人は
- 笑いを取る
- ドラマに出演する
- ニュースキャスターを務める
など、さまざまな分野で、お茶の間の注目を集めています。
芸能界というところは、一気に人気が爆発しあなたの生活を一変させる可能性があるのです。
そんな夢のある世界ですが、芸能人がデビューのきっかけを聞かれると、
『街中でスカウトされた』
という人が多いです。
ですが、そこまで甘くないのが芸能界であり、スカウトの多くが詐欺まがいのことをやっていたりします。
この記事では、
『スカウト詐欺の手口と見分け方について』
紹介していきます。
甘い言葉に騙されないようにするため、参考にしてみてください。
スカウト詐欺手口はどんなものがあるのか
スカウト詐欺が起こっているとはいえ、一体どんな手口があるのでしょうか?
まず詐欺の手口を、いくつか紹介したいと思います。
事務所登録料目当て
まず最初に、スカウトと称した、
『事務所登録料詐欺』
があります。
例としては、
「あなたにはモデルの才能があるから、ぜひうちの事務所と契約してくれ」
といって、近づいていき、事務所に連れて行って登録をさせる手口です。
被害者は、まさか自分がスカウトされるとは思っていないため、案外あっさりと登録料を支払ってしまうのです。
そして、
「明日また連絡する」
といって、その日は家に帰らせます。
もう分かるかもしれませんが、この後、
再び連絡がくることはありません。
もし、連絡が来るとすれば、別の詐欺に誘導するためです。
登録料だけ取られて、後は逃げるのが普通で、事務所はもぬけの殻になっているでしょう。
レッスン料目当て
スカウトされて、
「後日連絡が来たから」
と言って安心してはいけません。
むしろ、先程紹介した登録料だけ取られる手口は、まだ優しい手口なのです。
登録料とレッスン料だけ取られたあげく、契約を解除されてしまう場合もあります。
芸能人になるといっても、いきなりデビューするといったことは滅多になく、まずはレッスンを受けるように言われます。
詐欺の場合は、1年程度の長期レッスンを受けたとしても、芸能界デビューには至りません。
詐欺集団からは、
「残念ながらレッスンしても、芽が出なかった」
といわれて終わるでしょう。
被害額はかなり大きい
- 登録料目当て
- レッスン料目当て
この2つが、スカウト詐欺の常套手段とされています。
被害額はピンからキリまで様々ですが、
100万円近く取られること
もあるのです。
芸能界への憧れは、一般人からすればかなり高いでしょう。
そこに上手くつけこみ、お金を取ろうとしている詐欺集団は数多く存在しています。
高額な料金を取られないよう、スカウトを受けてもすぐに反応しないようにしてください。
スカウト詐欺の見分け方
では、
どうやってスカウト詐欺を見分ければよいのか?
これが1番知りたいことだと思います。
100%見分けるのは難しいかもしれませんが、ある程度の基準は存在します。
会社名を名乗らない
スカウト詐欺を行う人は、自分の会社名を名乗らないことが多いです。
普通、まともなスカウトならば、
- どこの会社からきたのか
- どんな活動をしているか
- なんのために声をかけたのか
これらを、聞かれるまでもなく自分から答えます。
対して、
- 会社名を言わない
- どんな仕事内容なのか教えない
など、少しでも挙動がおかしいと感じたら、そのスカウトには気を付けるようにしましょう。
連絡先に固定電話がない
スカウト詐欺をする人の中には、連絡先を書いた名刺を渡してくる者もいます。
ですが、よく見てみるとその名刺には、
『固定電話の番号が書かれていない』
ということが、良くあります。
一般の会社なら、固定電話は必ずと言っていいくらいあるものです。
これは芸能事務所でなくても、まず疑問に感じるところです。
もし固定電話がなく、
携帯電話番号のみの名刺
をもらった場合は詐欺だと疑うようにしてください。
会社関連の情報をよく知らない
芸能事務所のスカウトならば、自分の会社概要や所属タレントなどをスラスラ答えられるはずです。
なので、まずは会社のホームページを見せてもらい、
『所属しているタレントの名前』
を言ってもらうようにしてください。
これにすんなり答えられるなら、多少は信用してもよい会社でしょう。
ですが、
- 少しでも答えられない
- そもそもホームページがない
など、会社情報をよく知らないというのであれば、すぐにその場から立ち去りましょう。
写真をすぐに撮ろうとする
写真をすぐに撮ろうとする場合も、かなり怪しいです。
本物のスカウトなら、会ってすぐに写真を撮らせてとは言いません。
- まずは何をするのか
- いつから行うのか
- 身内に相談する時間を設ける
など、然るべき手順を踏んでから、やっと写真を撮る作業に移るでしょう。
無闇に写真を撮らせようとする人は、
写真をあわよくば悪用しようと考えています。
なので、
「とりあえず最初に、写真撮らせて」
というスカウトは、
断固として断るようにしてください。
即断即決させるときは、ほぼ確定
スカウトを受けた当日に、契約を結ばせようとする会社は、
ほぼ100%『黒』
だと思ってください。
ちゃんとした芸能事務所は、決断を急いだりすることは決してありません。
むしろ、人生が懸かった決断をするのだから、自分で結論を出すまで待つのが普通です。
人ではなくお金が欲しい会社
ほど、一刻も早く契約させようとします。
まずは、
「よく考えてから後日連絡する」
と伝えて、1度相手の出方を伺ってください。
もし、それではダメだということならば、すぐにその話は打ち切ったほうがよいでしょう。
ここで、
「後ででも大丈夫ですよ。」
という回答をもらっても、1度家に帰って、その会社の素性をしっかりと調べてください。
名のある芸能事務所なら、何かしらの実績や所属タレントが出てくるはずです。
逆に、何かしら問題のある会社なら、悪評が出てくるでしょう。
決断するのは、十分調べてからでも遅くありません。
疑うことが詐欺防止のコツ
一般に知られている詐欺よりも、スカウト詐欺は引っかかりやすいものです。
その原因は、芸能界という非日常の魅力から来るものであり、何よりもスカウトに慣れていないからとも言えます。
もし街中でスカウトから声をかけられても、
『とりあえず疑うこと』
これが重要です。
舞い上がって、スカウトのいいなりにならないよう心がけましょう。
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まとめ
今回のまとめとしては、
『いきなりスカウトを受けても、落ち着いて、まずは相手を疑うことが重要』
ということがいえるでしょう。
『世の中そんなに甘くない』
頭でわかっていても、人は甘い言葉には引っかかりがちな生き物です。
気を抜いていないつもりでも、いつの間にか騙されていたということは、往々にしてあるのです。
自分で確実に確信を持てるとき以外、甘い言葉には簡単に耳を傾けないようにしましょう。
自分の身を守れるのは、自分だけです。