ピザを食べるとき、いつもどんな食べ方をしていますか?
そのまま食べるという人もいるかもしれませんが、
タバスコをかけて食べる人
も多くいます。
ところで、このタバスコという調味料、当たり前のように使っていますが、どのような調味料なのか知っていますか?
『辛い調味料』ということは、誰でもわかりますよね。
その成分や原料、どこから来たのか、どうやって作られているのか、カロリーはどれくらいなのか?
しらない人も多いはずです。
この記事では、タバスコについて紹介していきます。
きっと知らないことが多くありますから、ぜひ覚えておいてください。
タバスコの原料と成分
まず最初に紹介するのは、タバスコの原料と成分についてです。
タバスコの原料となっている食材は、
- 赤唐辛子
- 岩塩
- ビネガー(穀物酢)
基本的にはこれだけです。
代表的なタバスコは、これらで作られていて、多く含まれる成分としてはビタミンAやナトリウム、また岩塩を使っているため塩分も少し高めです。
他に使われている材料などは、とくありません。
製造が開始された
1868年以降変わらぬ製法
で作られてきました。
ですが、今では様々な種類のタバスコも登場したため、原材料はその味に合わせたものとなっているのです。
タバスコの由来
タバスコを最初に作ったとされる人物、エドモンド・マキルヘニーは、かつての南北戦争時代にタバスコ(唐辛子)の種を手に入れたとされています。
その後、家族とともに岩塩の産地でもあるエイブリー島へ移住しましたが、当時の軍隊の攻撃で一時島を離れることになったそうです。
終戦後、再度島に戻ったエドモンドが、一株のタバスコペッパーが生えているのを見つけ、タバスコを作り出したというわけなのです。
ちなみにタバスコという名前の由来は、メキシコにあるタバスコ州から取っていますが、州の名前と被るため『タバスコ・ソース』として販売されています。
日本に伝わった時期
タバスコが正式に日本へ伝わったのは昭和20年代といわれています。
それからレストランなどにタバスコが置かれるようになったそうです。
あのアントニオ猪木さんも、経営していた会社が代理店契約を結び、タバスコの普及に一役買っているのは、あまり知られていない話でしょう。
そんな経緯があり、今では世界中にタバスコ文化が広まっていったのですね。
タバスコの作り方
それでは、実際のタバスコはどのように作られているのでしょうか?
タバスコの基本的な作り方としては、
- タバスコペッパー(唐辛子)唐辛子を細かくすり潰す。
- すり潰したタバスコペッパーを樽に入れて、その上から塩を被せる。(これにより発酵した汁で塩が固まり樽が密閉される)
- 約3年間寝かした後、ビネガー(穀物酢)を加えてさらに1ヵ月程度寝かせて完成。
これがタバスコを作る工程です。
かなり時間をかけて作られていることがわかりますね。
タバスコを家庭で作る方法
タバスコを作る方法は分かりましたが、
『こんなに時間が掛かるなら、自分では作れないのか?』
と疑問に思う人もいるでしょう。
ですがこれはあくまでも本場の作り方であり、
家で簡単に作る分には、誰でもできます。
まずは以下の動画をご覧ください。
これは青唐辛子を使ったタバスコの作り方なのですが、とても簡単に作ることができます。
手ですり潰して作る人もいるのですが、ミキサーなどがあれば簡単に調理することが可能です。
出来上がったらこのまま使ってもよいのですが、
10日程度置くこと
でさらに熟成されたタバスコを味わうことができますよ。
タバスコを作るときの注意点
家庭で簡単に作ることが出来るタバスコですが、作るときに注意しなければならないことがあります。
それは、
目に唐辛子の汁が入らないようにする
ということです。
ミキサーなどを使う場合は、あまり心配することもないのですが、もし手で唐辛子をすり潰す際には、汁が飛ばないように気を付けてください。
目に入ると、
目が灼けるように痛くなり大惨事
になってしまいます。
ですが、
普通の唐辛子であれば失明するようなことはない
ので、そこまで心配する必要はないでしょう。
また、唐辛子の汁が目に入った場合は、水ではなく油で洗うようにしましょう。
水で洗うと、唐辛子に含まれている辛味成分『カプサイシン』が目に広がりやすくなるからです。
カプサイシンは油で洗うとよく落ちるので、慌てずに油で少しずつ洗うようにしましょう。
油がない場合は、
牛乳やコーヒー粉末
を代わりに使ってください。
牛乳の乳脂肪分がカプサイシンを落としてくれる効果があり、コーヒー粉末を手につければ皮膚についたカプサイシンも落としてくれます。
このようにいくつか方法はあるので、慌てずに対処してみてくださいね。
タバスコのカロリー
タバスコのカロリーについても、少し気になるところでしょう。
ですが、
タバスコ自体のカロリーはそこまで高くありません。
大さじ1杯のカロリー量は、
11カロリー
といわれていて、タバスコは本来大量に使うものではないため、まず心配ないでしょう。
むしろ、タバスコに含まれる唐辛子の成分で体の代謝が良くなるため、ダイエット効果も期待できるのです。
タバスコ好きの人は、かなりの量を使ったりもしますが、その分、代謝が良くなって体重が減るかもしれませんね。
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まとめ
今回のまとめとしては、
『タバスコは簡単に手に入り、誰でも簡単に作れて、ダイエット効果も期待できる優れた調味料』
ということが言えるでしょう。
タバスコは、今や世界中で愛用されている調味料です。
安く手に入り、自宅でも簡単に作ることができる調味料、しかもダイエット効果まである
ならば使わない手はないでしょう。
とくに辛いもの好きな人は、このタバスコを手放せない人も多いのではないでしょうか?
種類も豊富なため、好きな味を選ぶ楽しみがあるのも、タバスコの良いところですね。
これからも、日々の食卓にタバスコをどんどん使ってみてください。
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