夏に蚊取り線香を使う家庭も、まだまだ多いです。
ただ、蚊取り線香は、色々なトラブルの原因になったりもします。
たとえば、
線香が食事中も燃え続けていて、料理の味を楽しめなかった経験
があったりしませんか?
また、シーズンが終わったのに、まだ部屋から、そこはかとなく蚊取り線香のにおいがしたり、布団ににおいが染み付たりしてしまっていると、ちょっと嫌ですよね。
そんなとき、どんな対処をしていけば良いのでしょうか?
ここで線香に関する困りごとを消していきましょう。
意外に消えない?!線香の火の消し方をチェック!
まずは、線香に関するお困りごとの代表格、火の消し方から見ていきましょう。
蚊取り線香は、一般的なものは1巻きでだいたい7時間燃え続けます。
ただ、こんなに長く使わなくてもいい場合も、よくあるでしょう。
一応、水に浸したりすれば消えますが、まだ燃えてない部分まで使えなくしては勿体無いですよね。
そういう時は、以下の方法を試してみてください。
- 折る
- 金属に当てる
ひとつめ、『折る』は、一番わかりやすい方法だと思います。
燃えている部分の先を折って、線香を短くしてしまう方法です。
ただ、燃えている最中に折るのはヤケドも心配ですから、できれば前もって、使いそうな長さまで折ってから火をつけたほうが安心です。
折りたい線香に火がついている場合は、ペンチなどの道具を使うと安全ですよ。
ふたつめの『金属に当てる』を手っ取り早くするには、燃えている部分の少し先を線香皿のフチに当てておくのが良いです。
燃焼部分が金属の線香皿のフチに触れれば、自然と火は消えていきます。
線香が燃えるのに必要な熱が金属部分に奪われてしまうため、火が消えるんですね。
金属が当たっていればいいので、
火を止めたい部分を金属のヘアピンで挟んでおく
というのも有効なようです。
蚊取り線香缶についてるような、金属製の線香皿を使っていない場合は、これが便利でしょう。
金属に当てる場合も、線香の火や熱くなった金属で火傷しないように、十分気をつけてくださいね。
部屋や布団についた蚊取り線香の残り香の消し方
ふと気づくと、蚊取り線香のにおいが部屋中に染み付いていた…。
なんて経験は、蚊取り線香ユーザーには、一度二度のことではないでしょう。
蚊取り線香のにおいも、放っておけば段々とと薄れてはいきます。
ただ、お客さんを招く時など、あまり強いにおいが部屋についているのは、好ましくないシーンもありますよね。
できるだけ早く部屋の煙たいにおいを取り除くためには、どんなことができるんでしょうか。
部屋のにおいを薄めるための、あの手この手を紹介します。
蚊取り線香の匂いの消し方1換気
まずはこれ。
換気です。
蚊取り線香のにおいがあるということは、つまりにおいを感じる原因の物質が空気中にあるということなのです。
まずは換気をして、せめて今、空気中を漂っている分の物質を追い出してしまいましょう。
換気のポイントは、空気の流れをつくること。
窓が複数あるなら全部開け、換気扇があるなら回し、扇風機やサーキュレーターがあれば開けた窓などに向かって回しましょう。
蚊取り線香の匂いの消し方2掃除
換気をしながら、可能なら掃除しましょう。
においの原因の物質は、部屋の壁や天井に付いていることも多いのです。
天井も壁も、かたく絞った雑巾などで拭ければいいのですが、身長や時間の問題で難しい場合も多いと思います。
そんなときは、濡らして絞ったタオルを頭上でグルグル振り回すのも効果があるようですよ。
音楽を聞きながらやると、なんだか楽しめそうですね。
蚊取り線香の匂いの消し方3布製品を洗う
筆者の実感として、かなり効果的なのが、これです。
代表的なのはカーテンですが、ラグなど敷いていればそれもですし、クッションに布団に、もうありとあらゆる布に、においは付いてしまっています。
これらはできるだけ、洗濯してしまいましょう。
布団やクッションなど洗いにくいものは、カバーだけ洗って本体は干すだけでも違ってきます。
ファブリーズなど、布製品用の消臭剤を使うのも有効です。
ただ、筆者はファブリーズをした後、毎回ではありませんが、においが戻ってきた経験もあるので、可能なら洗う方をおすすめします。
蚊取り線香の匂いの消し方4置き型消臭剤を使う
全部できない!
という時は、消臭剤だけでも置いておきましょう。
もちろん、掃除・洗濯もして、最後の仕上げに消臭剤を置けば、部屋のにおいはかなり取れるでしょう。
ここで大事なのは、無香タイプの消臭剤を置くことです。
香り付きだと、においが誤魔化されて消えたような気がしてしまいがちです。
また、消臭剤の香りが煙のにおいと絶妙にマッチして、変なにおいにもなりかねません。
部屋にいい香りをさせたい時は、まずは無臭タイプの消臭剤を設置して、蚊取り線香のにおいが取れたのを確認してからにしましょう。
さいごに
紹介した蚊取り線香の匂いへの対処は、
長年にわたり蚊取り線香の煙を浴び続けて変色した壁や天井には、効果が薄い
とされます。
色が変わってしまった壁紙は、張り替えない限りにおいが改善されないこともあります。
最も良い対策は、
こまめに部屋を掃除して、汚れやにおいの元を溜めないこと
になりますよ。