『七つの大罪』に登場するキャメロット国の若き新王・アーサー。
幼い頃に、リオネス国王・バルトラの『千里眼(ビジョン)』の予兆通りに王となりました。
そして、アーサーの側近として、『七つの大罪』メンバーのマーリンが同行していたのです。
アーサー王とマーリンには、どのような関係があるのでしょうか?
また、イスタールの修練窟で、アーサーにくっついてきた言葉を喋る謎の猫(?)・キャス。
一人称を「ポク」で話すキャスですが、その正体は謎に包まれているようです。
今回は、アーサー王とマーリン、そしてキャスの正体について考察してみたいと思います。
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アーサー王とマーリン(七つの大罪)の関係をチェック!
新興国キャメロットの若き国王であるアーサー・ペンドラゴン。
気さくで腰が低く、人当たりが良くて欲礼儀正しいアーサー。
彼が16歳という若さで王になったのは、特別ないきさつがあったようです。
キャメロットに突如出現した、剣の刺さった巨石。
いかなる聖騎士も引き抜くことが出来なかった巨石に刺さった剣。
それを
アーサーだけが引き抜けた
とのことで王座についたと言われています。
しかし、それ以上の詳しいことは明らかにされていません。
そもそも、『七つの大罪』本編中では、
アーサーについては、そのほとんどが未知
と言っても過言ではないほどです。
現在、分かっていることは、養父に育てられたこと。
幼かった頃にリオネス国王・バルトラと出会い、バルトラの魔力『千里眼(ビジョン)』でアーサーが王になると告げられたこと。
(当時のアーサーは、立派な『聖騎士』になることを目指していたため、「聖騎士にはなれないんだ…」と落胆していましたが)
そして、バルトラの予言通り王となったアーサーは、リオネスへと赴き、バルトラとの謁見を求めます。
しかし、二大聖騎士長の一人・ヘンドリクセンに拒まれたことで戦闘となり、アーサーは魔力なしで戦いますが、
その剣術の腕前は相当なもの
でした。
メリオダスの登場によって、2人の闘いの決着はつかずに終わってしまいますが、その後にアーサー本人の口から、
自身の魔力がどんな性質なのかも分からず、
しかも
発現すらしていない
と語っていましたね。
しかし、アーサーの魔力は、
『七つの大罪』メンバーに引けを取らないほどの魔力
を秘めているようなのです!
さらには、アーサーが連れていたフードを被った怪しい側近が、実は『七つの大罪』メンバーの
マーリン
であったことも判明しています。
なぜ、マーリンがアーサーと行動を共にしているのか?
これもまだ、明らかにはされていません。
ですが、マーリンがアーサーに、
「ブリタニアを先導する定めの王よ」
と語りかけていることから、アーサーに対して並々ならぬ可能性を認めていると考えて間違いなさそうです。
アーサーもマーリン対しては、
「なくてはならない友人、そして師」
であると言っていることから、絶大な信頼を寄せているようですね。
そんなアーサー王ですが、キャメロットが『十戒』の根城となっている今、
その行方が分かっていません!
最後にアーサーが登場したのは、『バイゼル大けんか祭り』でエスタロッサによってメリオダスが倒された後…。
魔神族と『十戒』がブリタニアを席巻する中、『バイゼル大けんか祭り』で一緒だった異国の剣士・ナナシとアーサーが行動を共にし、魔神族に必死で抗う姿が描かれました。
マーリンは、使い魔・オルロンディをキャメロットへと送り込み、アーサーの気配を探らせますが、見つけることが出来ず…。
しかも、オルロンディが『十戒』ゼルドリスに発見され攻撃され、身代わりでマーリンが大ダメージを負ってしまいます。
どうやら、アーサーの行方探しは難航している模様ですが、ここまでして、なぜマーリンがアーサーを探そうとしているのか?
マーリンとアーサーの2人が、どこでどのようにして出会い、マーリンがアーサーに何を見出したのか。
それがマーリンにとってどんな意味を持つのか?
まだまだ、謎の多い2人。
『七つの大罪』の元ネタとなっている『アーサー王伝説』の中でも、アーサー・ペンドラゴンを立派な王にするため、魔術師マーリンが助力する内容になっています。
(『七つの大罪』単行本コミック1巻で、『アーサー王伝説』の鈴木央(作者)的前日譚だと書かれていますね)
『アーサー王伝説』では、もともとマーリンは、アーサーの父である王に仕えています。
そして、実は、アーサーは、父王と敵国の王妃との間に生まれた不義の子…。
アーサーは、周囲に王の子であることを隠されたまま、マーリンの手によって養父に預けられ、成長した後に『誰にも抜けない剣』を抜いたことから王となった、設定になっています。
『七つの大罪』の中でも、もしかするとマーリンは、
アーサーの父、又はその血筋と関連
があるのかもしれません!
何はともあれ、まずはマーリンが、首尾よくアーサー王を発見できることを期待しましょう。
アーサー王(七つの大罪)とキャスの関係・正体を考察!
マーリンのサポートを受け、キャメロットの王として修行中のアーサー・ペンドラゴン。
『七つの大罪』メンバーと共に訪れたドルイドの里・イスタールの修練窟で、
謎の生物
がアーサーにくっついてきてしまい、引き離すことができなくなります。
マーリン曰く、『珍妙な物体』である猫に似たその動物は、後に“キャス”と名付けられ、さらには人語を喋ることが判明します!
(ちなみに、キャスの一人称は「ポク」です)
このキャスが、なぜアーサーにくっついてきたのか。
なぜ、アーサーから離れないのか。
これらは今のところ不明ですが、『バイゼル大けんか祭り』以降、アーサーと行動を共にしているナナシが、異国の言葉で呟きます。
「その化け猫(キャス)がついている限り、お前は生きる」
また、キャスが喋るところを見た際には、
「薄気味の悪い猫だ…」
とナナシが言っていることから、キャスについて何かを知っているのではないかと思われますね。
(このナナシについても、素性やブリタニアにいる目的なども謎なのですが…)
上でも触れた『七つの大罪』の元ネタになる『アーサー王物語』でも、実は『怪猫』が出てくるお話があるのです。
しかも、その怪猫の名前が『キャスパリーグ』!
(『アーサー王』は、様々な版や年代によって書き加え、書き換えがあるため、全てに登場するわけではないようですし、別の人物が倒している場合もあります)
『七つの大罪』とは違い、『アーサー王物語』では、キャスパリーグはアーサーによって倒されています。
しかし、キャスがアーサー王にとって特別な存在であることは、決してアーサーから離れないことや、ナナシの言葉から確かだと言えるでしょう。
キャスは、アーサーにとって敵か味方か?
もし、キャスがアーサーから離れるのは、どんな時なのか?
今後のアーサーの登場と共に、キャスの正体と関係に注目したいと思います!
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まとめ
『七つの大罪』に登場する、キャメロットの若き国王、アーサー王。
巨石の剣を引き抜いたことで王となり、『七つの大罪』メンバーのマーリンから
「ブリタニアを先導する王」
とまで言われています。
これまでにマーリンがアーサーと行動に共にしている理由などは明らかにされていません。
また、ドルイドの修練窟でアーサーに取りついた謎の猫(?)キャス。
ナナシによると、
『キャスがいる限り、アーサーは無事』
ということですが、人語を話すキャスの存在は、得体が知れませんね。
気さくで人当たりの良いアーサー王ですが、まだまだ謎に包まれているキャラクターと言えるでしょう。
今後の展開で、アーサーの素性やマーリンとの関係、キャスの正体などが明かされていくはずです。
引き続き、『七つの大罪』本編を楽しみにしていきましょう。