『バスタードBASTARD!!暗黒の破壊神』は、萩原一至先生によるダークファンタジーRPG漫画です。
現在、27巻まで単行本が刊行されてますが、連載は止まっている状態…
事実上の連載終了
と認識する人も多い漫画となっています。
では、漫画『バスタード』の28巻(最新刊)は、いつ発売するのでしょうか?
この記事では、漫画『バスタード』の28巻(最新刊)の発売日と、連載状況をチェックしていきます。
休載があまりにも多い『バスタード』という漫画
『バスタード』は、正式タイトルは『BASTARD!!暗黒の破壊神』。
これまでに、
『週刊少年ジャンプ』⇒『週刊少年ジャンプ増刊』⇒『ウルトラジャンプ』
と連載されてきた漫画で、単行本は27巻までが刊行されています。
累計発行部数2960万部を超え、人気漫画であることはわかりますね。
連載当初は、いわゆる『剣と魔法のファンタジーRPG』な内容でした。
それが、徐々にSF要素も加わり、さらには天使や悪魔といった神話的要素まで登場するようになりました。
今でこそ、よくあるファンタジーRPG漫画ですが、『バスタード』が連載されたのは1988年。
(読み切り版が掲載されたのは1987年。)
80年代の漫画で、『バスタード』のようなファンタジーRPGのジャンルは、珍しかったんですよ。
そんな『バスタード』ですが、現在では違う意味で有名な漫画になってしまいました。
それは…
全く連載されないことで有名
な漫画なのです。
よく休載が多い漫画として『ハンターハンター』が挙げられ、冨樫義博先生が『冨樫病』として、サボりの代名詞とされています。
でも、
漫画界の究極サボり魔は、『バスタード』の萩原一至先生
ではないでしょうか?
『バスタード』の連載・休載状況
大事なことなので、もう一度言います。
『バスタード』は、1988年に連載が開始して、27巻まで出ています。
30年以上連載していて、単行本の数が27巻…
何かおかしいと思いませんか?
そうです。
連載年数の割に、単行本の刊行数が少なすぎるのです。
それもそのはず。
『バスタード』は、
何度も長期休載を続け、現在は最後の休載開始から10年が経過している
という、事実上の連載終了状態に陥っているからです。
現在に至るまでの、『バスタード』の連載状況もチェックしてみましょう。
まず、『バスタード』は『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。
この時点で、作者・萩原一至先生は、たびたび原稿を落としていたのです。
さらに、1989年に腰痛を発症して長期休載へ…。
ちょうどこのタイミングで、年4回、いわゆる季刊の『週刊少年ジャンプ増刊』へ移動して連載することとなりました。
その後、しばらくは『週刊少年ジャンプ増刊』で安定したペースで連載をしていたのですが…
1997年頃に『週刊少年ジャンプ』の業績が落ちたことから、月一連載という形を認めて『週刊少年ジャンプ』に復帰します。
しかし、復帰後2回目の連載の時点で、見開き作画状態という未完成の原稿で掲載…
未完成の原稿の掲載が続く
という、お粗末な状態が長引いたため、2000年頃からは連載が途絶えます。
その後、連載再開は、2001年に『ウルトラジャンプ』での連載が決まるまでありませんでした。
こうして、
2001年に『ウルトラジャンプ』に場を移し、連載が再開された
わけですが…。
『ウルトラジャンプ』移行後の『バスタード』は、さらに酷い状況なります。
- 相変わらずの休載連発
- 掲載されても鉛筆描き原稿状態
など、やる気が感じられない状態となってしまいました。
これに加え、『バスタード』は、『バスタード完全版』という単行本の刊行も開始。
この完全版は、2巻以降からデジタル作画に移行したため、さらに萩原一至先生の作業ペースが落ちていきます。
そして最終的には、萩原一至先生がやる気をなくしたのか、
『ウルトラジャンプ』の連載は、2010年6月号を最後に途絶え、単行本は2012年3月19日発売の27巻でストップ
という状態になってしまったのです。
最後に連載が止まったのが、2010年6月号が発売された、2010年5月のことですから…
2020年5月を過ぎた現在、『バスタード』は、
休載10周年
を迎えてしまったことになります。
休載10周年を迎えたことで、萩原一至先生が、もう『バスタード』を描く気がないのは明らかに思えます。
というのも、萩原一至先生は、
『バスタード』そっちのけで同人誌を発売したり、スマホゲームのキャラクターイラストを担当する
など、別の仕事ばかりしているからです。
もともと、萩原一至先生は、
納得のいく作画ができるまで単行本化させたくない
というタイプの人物です。
なので、休載当初は、描画へのこだわりによるものと思われていました。
しかし、連載のストックが消滅したにもかかわらず、
10年間も理由を語ることなく休載している
という時点で、現在の『バスタード』の休載理由が、その理由でないことは明らかです。
一応、2014年に文庫本化される際に表紙絵を描き、『バスタード』関連の仕事もしていることにはしていますが…
描くのは、キャラクター絵だけですから、ストーリーなどを考える気はないのでしょう。
『バスタード』最新刊(28巻)の発売日はいつになる?
『バスタード』の連載状況から、『バスタード』28巻の発売日予想をすると…
残念ながら、
『バスタード』28巻はもう永遠に出ることはない
と言うほかありません。
ストックもない、連載もされていない、という状況では、単行本が発売されるとは到底考えられません。
事実上の打ち切り終了
とみて良いでしょう。
連載にいたっては、
10年間も無断でサボっている
状況ですから、やる気がないのは目に見えています。
さすがに10年も経ってしまうと、自分で納得できないものだから…という理由は通用しません。
それに、『バスタード』は描かないのに、ゲームのキャラクターデザインを担当したり、同人誌を描いたりしているのですから、
作者本人は連載が止まっていることに対し、悪いと思っていないでしょう。
あまりに心苦しいですが、『バスタード』は、もう連載再開を期待するだけ無駄のように思えます。
少なくとも10年以上休載をして、その後連載再開された作品を、今までに見たことがありません。
集英社は、早く打ち切り終了の発表をし、ファンを楽にしてあげたほうが良さそうです…。
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まとめ
『バスタード』は、2010年に連載が止まり、単行本の発売も2012年を最後に途絶えています。
- 単行本化するストックなし
- 連載状況は、休載理由を語らないまま休載期間が10年経過
という状況で、もはや『バスタード』28巻(最新刊)が発売されることはなさそうです。
しかも、作者である萩原一至先生は、同人誌を描いたり、スマホゲームのキャラクターデザインに携わったりと、『バスタード』と関係のない仕事をしている始末…
連載終了をしないのは、『バスタード』というネームバリューによって、新しい仕事が舞い込んでくるからでしょうか?
そのような延命をするくらいなら、集英社から、バッサリと
連載終了!
と言い切ってほしいものですね。