夏には怖い話も付き物ですが、シャレにならない怖いアレが出てくる季節でもありますね。
アレとは、そう、
『ゴキブリ』
です。
お化けや幽霊より、よほど出現率が高く、リアルに怖いゴキブリ。
しかも怪談話のように「ああ怖かった」で終われないのが、本当にイヤなところです。
中には、
「キュッ、キュッ」という鳴き声が聞こえた!
なんて人もいるのではないでしょうか。
夏の夜中にゴキブリの鳴き声…。
恐ろしいですね…。
ところでゴキブリは、冬はどうしているのでしょうね。
あまり活発なイメージはありませんが、全く『いなくなる』というわけでもなさそうです。
そんなわけで今回は、
- ゴキブリの夏と冬の生態について
- 『キュッ』という鳴き声の意味について
紹介していきます。
ゴキブリの生態は、ゴキブリ対策にも生かせるので、ぜひ知っておいてください!
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ゴキブリの夏の生態
どんな生き物も、
『温かくてエサが多い時期』
は活動的になり、繁殖も盛んになります。
それはゴキブリも同じ。
温かい時期になると、産卵のペースも早くなり、ゴキブリが増えます。
『夏になると、ゴキブリをよく見かける』
というのは、夏がゴキブリの活動期だからなのです。
では『夏』って、ゴキブリにとってどんな季節なのでしょうか。
日本の夏はゴキブリにとって快適な季節
ゴキブリにとって活動しやすい気温は、
25~30℃
そして、
気温:18~35℃
湿度:75%
これが、ゴキブリの繁殖には最適の気温と湿度。
まさに、日本の夏の気温と湿度が、ゴキブリにとってちょうど活動しやすい環境になっているのです。
ここ数年、日本の夏はだいぶ暑くなっています。
最近では、気温が30℃を超えることも、すっかり珍しくなくなりました。
人間は、この暑さだとテンションが下がってしまいますね。
でも、ゴキブリは逆なのです。
梅雨時から夏にかけてゴキブリのエサも増える
ゴキブリが活発になるのは、気温と湿度だけのせいではありません。
ゴキブリにとって梅雨から夏にかけては
『エサのある場所がわかりやすい』
『エサが増える』
という時期なのです。
この時期って、
- 生ごみなどが腐りやすく、臭いやすくなる
- 湿気が多く、カビやダニが増えやすくなる
という状況ですよね。
ゴキブリは、生ごみはもちろん、カビやダニも食べます。
快適な温度と湿度で、食べ物もたくさんあるとなれば、活発になるのも当然ですね。
夏はゴキブリの繁殖も活発になる
ちょうど良い気温と湿度でエサもある、となれば、もちろん繁殖するペースも上がります。
『繁殖のペースが上がる』
ということをもう少し具体的に言うと、
- 産卵の間隔が短くなり、時には数日おきに産卵する
- 卵の孵化率が高くなる
- 孵化した赤ちゃんゴキブリの成長が早くなる
つまり、
『どんどん卵を産んで、どんどん孵化して、どんどん育つ』
ということなのです。
さらに、その育ったゴキブリがまた卵を産むのですから、どんどん増えるのです。
たまったもんじゃありませんね!
夏が暑いことのゴキブリへの影響は?
先にも書いたように、このところ、日本の夏は以前より気温が上がっています。
そのため、
- 昔はゴキブリが見られなかった地域でも、ゴキブリが現れるようになっている
- 暖かい地方にだけいた種類のゴキブリが、より北の方で見られるようにもなっている
といったような影響が出ています。
これは私見ですが、今後も、いろいろな種類のゴキブリの生息域が広がったり、活動期が長くなったりすることは、十分ありうるでしょう。
ただ、やはり暑すぎるとゴキブリもダメージを受けます。
中には
『ゴキブリは35℃を超えるとダメージを受け、40℃超えると昇天する』
という説も。
いっそ、もっと気温が上がってしまえばゴキブリがいなくなる!
…と、一瞬思ったりもしますが、40℃越えなんて、人間にとっても暑すぎて耐えられません。
もちろん、気温が何度になろうと、人間の涼しい家に住み着いたゴキブリは、快適に暮らし続けることでしょう。
ゴキブリは冬はどうしてるの?冬場の生態について
ゴキブリって、冬はほとんど見かけないですよね。
『冬眠している』
『成虫は冬を越せなくて、卵や幼虫で冬を越す』
など、いろいろな説がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ゴキブリも越冬する
ゴキブリは、基本的に寒さに弱い昆虫。
やはり、冬場は活動が下火になります。
ですが、冬眠するわけではありません。
動きが鈍くなり、
- 家や家の床下
- マンホールの中
- 自販機など機械の下
というような温かい場所で、ひっそりと暮らしています。
以前は、
『冬には、ゴキブリの成虫はいなくなり、卵や幼虫で冬を越していた』
と考えられていました。
しかし今は、成虫のまま冬を越すものもいることがわかっています。
また、人間の家やビルなどに住めば、一年中ある程度は暖かいですよね。
そういった場所では、ゴキブリは余裕で冬を越すことができるのです。
ゴキブリは冬でも産卵してる!
「ゴキブリは寒さに弱いから、さすがに冬はじっとしてるだけでは?」
なんて思いきや!
実は、ゴキブリは冬でも産卵しているのです。
もちろん、家の中などに住み着いたゴキブリですが。
とくに、飲食店やビルなどに住み着いた『チャバネゴキブリ』。
ビルや飲食店は、年中冷暖房完備、湿気もエサも、あります。
ここなら一年中快適に過ごせてしまいますよね。
となれば、産卵だってできるというものです。
ただし、卵は20℃以下になると、孵化できません。
卵のままで、気温が上がるのを待っているのです。
また、幼虫も10℃以下になると成長できず、そのままの姿でいます。
とはいえ、増えることには変わりないので、冬でも油断はできません。
夏と冬でゴキブリ対策に違いは?
このように、人家の中が一年中快適な温度であっても、夏と冬ではゴキブリの活発さに多少は差があります。
では、夏と冬でゴキブリ対策の方法は変わるのでしょうか?
基本的なゴキブリ対策や駆除の方法は1年通じて同じ
ゴキブリ対策や駆除の方法は、
基本的には、1年を通じてそんなに大きく変わることはありません。
基本のゴキブリ対策とは、生活の中で
- 普段から部屋を清潔にしておく
- 食べ物や生ごみ、ペットフードなどを出しっぱなしにせず、その都度きちんと片付ける
- 特にキッチンや風呂場の水回りを、なるべく乾いた状態にしておく
- 排水口やエアコンの排水ホースなど、ゴキブリの侵入経路をふさぐ
また、駆除の方法も
- ゴキブリホイホイなどでの捕獲
- 置き餌タイプの駆除剤を使う
- 出てきたゴキブリには、殺虫剤などをかける
- 待ち伏せタイプのスプレーで退治する
- くん煙タイプの殺虫剤で、一気に駆除する
と、一年を通じて同じです。
ただ、あえて言うなら、
夏場の活発な時のほうが、ゴキブリホイホイや待ち伏せタイプのスプレーなどに、ゴキブリがかかりやすい
と言えるでしょう。
逆に、冬はあまり活発ではない時期。
巣にこもっていることも多いので、冬に駆除するなら、くん煙タイプの殺虫剤が有効です。
冬のゴキブリ対策で夏のゴキブリを減らせる
ゴキブリは、対策も駆除の方法も、一年中ほぼ同じと書きました。
でも、冬のゴキブリ対策には、とくに意味があります。
冬場にしっかり退治しておくと、春以降の温かい時期、暑い時期になってからも、ゴキブリが増えるのを防げるのです。
夏は、ゴキブリが増える時期。
冬は、ゴキブリが比較的増えにくい時期。
ということは、
冬場のゴキブリが増えにくいうちが退治しやすい
ということになります。
さらに、ゴキブリが増えにくいうちに減らしてしまえば、温かくなってからも数を抑えることができます。
冬は、ゴキブリをあまり見かけないですね。
そうなると、『ゴキブリ対策』のことを忘れてしまうこともあるかもしれません。
筆者もそうです。
でも、そんな『あまり見かけない時期』こそが、ゴキブリ退治には良い時期なのです。
大掃除ついでに、くん煙タイプの殺虫剤を使うのも良いでしょう。
ぜひ、ゴキブリ退治を意識して、冬の掃除をしてみてくださいね。
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ゴキブリが『キュッ』って鳴く意味は?
話は変わって、次はゴキブリの鳴き声についてです。
ゴキブリが鳴くのを聞いたことは、ありますか?
ゴキブリは、
『キュッ、キュッ』という感じの声で鳴きます。
これが、ゴキブリのあのイメージに似ず、意外とカワイイ感じの声なのです。
でも、この鳴き声、いったいどういう意味があるのでしょうか。
ゴキブリの鳴き声の意味
ゴキブリの鳴き声の意味については、諸説あります。
たとえば、
- 危機的状況に陥っている
- 求愛
- 仲間を呼ぶ
- 仲間に危険を知らせる
もっとも、
『人間がゴキブリの鳴き声を聞くのは、ゴキブリが危機に瀕している時が多い』
という状況から、
『危機的状況に陥っている』
の意味に取られている可能性もあります。
他にも種類によっては、求愛や威嚇のために鳴くゴキブリもいます。
マダガスカルゴキブリなどは、威嚇で『シューッ』という音を出しますし、ハイイロゴキブリは求愛のために鳴きます。
ただ、ゴキブリが鳴く理由については、種類によって違います。
日本で身近にいるゴキブリが鳴く正確な理由については、もう少し研究が必要といったところでしょう。
ゴキブリはどうやって鳴く?
ゴキブリがどうやって鳴くかというと、これも種類によりますが
- 足の関節を擦り合わせて音を出す
- 前胸背板の筋に、羽の縁をこすって音を出す
- 気門から空気を出す(マダガスカルゴキブリの場合)
- 胸と翅をこすって音を出す(ハイイロゴキブリの場合)
というような方法で、音を出しています。
虫には、鳥や動物のように『声を出す』器官がありません。
なので、虫が鳴く時は、たいてい
『身体のどこかをこすり合わせる・叩く』
などの方法で、音を出します。
これがゴキブリを含め、
虫のコミュニケーションの方法の一つ
になっているのです。
ゴキブリのコミュニケーション
ゴキブリは、『鳴く』以外の方法でも、コミュニケーションをとる動物です。
とくに有名なのが、
『フェロモン』を使ったコミュニケーション。
ゴキブリは
- 仲間を呼ぶ『集合フェロモン』
- 仲間を分散させる『分散フェロモン』
を出すことができます。
このフェロモンで、仲間を呼び集めたり、逆に過密状態になると分散させたりするのです。
また、ゴキブリが昇天すると、その匂いで仲間が危険を察知するというように、仲間の臭いから危険を読み取ることもできます。
ゴキブリは、仲間とコミュニケーションをとって集団生活をしています。
コミュニケーションをとって社会的な生活をする虫というと、アリやハチが有名ですね。
ゴキブリも、鳴き声やフェロモンのほかにも、コミュニケーションの方法があるかもしれません。
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まとめ
『いやな虫』というイメージが強いゴキブリ。
でもよく見てみると、夏と冬では暮らしぶりが違っています。
そして冷暖房完備の場所では、季節での差が少なくなるのは、人間と同じですね。
そういったことを把握したうえで、ゴキブリ退治をすると、効果も上がります。
特に『冬のゴキブリ退治が大切』。
今度の冬は、しっかり意識して、ゴキブリを退治してみてください。
そして、ゴキブリの鳴き声について。
『ゴキブリはフェロモンでコミュニケーションをとる』
というのは有名です。
でもそれだけでなく、ゴキブリは鳴き声でもコミュニケーションをとっています。
なかなか賢い昆虫だなと思うと、ゴキブリの鳴き声も、ちょっと興味が湧いてしまいました。
でもやはり、『家で偶然鳴き声を聞く』なんてことは、あってほしくないですね。
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