海外旅行に行くとき、気になるのが蚊の対策です。
日本では少ないですが、海外では
蚊が危険な病気を媒介すること
があります。
やはり、蚊よけの対策はきちんとしておきたいところです。
そこで今回は、蚊対策にもってこいな『蚊がいなくなるスプレー』は、飛行機の機内持ち込みできるかをお話していきます。
蚊がいなくなるスプレーは飛行機に持ち込めるか?
飛行機の手荷物について調べていく際、重要なポイントがあります。
それは
持ち込みたい製品が何に分類されるか
です。
たとえばスプレー缶なら、化粧品なのか塗料のスプレーなのかで持ち込みの可否が変わってきます。
今回で言えば、
蚊がいなくなるスプレーが、殺虫剤であるか否か
が大事です。
殺虫剤であれば、液体、くん煙式かに関わらず、飛行機に持ち込むことはできません。
では、蚊がいなくなるスプレーは何に分類されるのでしょうか?
蚊がいなくなるスプレーは、製品の説明欄に
『防除用医薬部外品』
と表示されています。
これは蚊がいなくなるスプレーに限った話ではないのですが、虫よけスプレーは、日本薬事法務学会によると、
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)第2条第1項に規定する医薬品・同条第2項に規定する医薬部外品のうち、衛生害虫の防除を目的とする薬剤については、防除用医薬品及び防除用医薬部外品として取り扱われています。
とのこと。
虫よけスプレーは、殺虫剤と違い、衛生害虫の防除が目的なので、医薬外部品扱いになるんですね。
そして、機内に持ち込み可能なものとして、
医薬品、医薬部外品の表示があるもの、または厚生労働省より製薬の認可がおりているもの
との規定があります。
これらのことから、
蚊がいなくなるスプレーは、機内持ち込み可能
ということになりますね!
蚊がいなくなるスプレーを機内持ち込みするときのルール
蚊がいなくなるスプレーを機内持ち込みする時、具体的にどのような方法で持ち込めばいいのでしょうか。
まず、国際線の場合は、
国内線以上に厳しいルール
が適用されます。
近年、液体の危険物を使って、事件を起こそうとして逮捕者が出ました。
そのことから、こと液体に関しては規制が厳しくなっています。
新たな規制では、国際線で機内持ち込みをする液体物は、化粧品か食品などに関わらず、
- それぞれ100mL以下の容器に入れる
- 全てチャック付きの透明ビニールに入れる
- ビニール袋のサイズはは1リットル以下(縦横の長さ合計40cm以下、マチなしが目安)
- 一人につき、1つの袋まで
このようなルールがあります。
蚊がいなくなるスプレーの容量は、屋内用なら45mlですので、問題はなさそうですね。
そして、蚊がいなくなるスプレーをまとめるビニール袋ですが…
ジップロックのMサイズくらい
がちょうどいいですね。
また、袋の中に入れる容器は、全て容量100ml以下にしなければならないという点も注意が必要な部分です。
というのも、
中身が100ml以下でも、容器が100ml以上だと没収されてしまいます。
以上を全て満たした上で、袋の容量に余裕をもって入れるようにしてください。
ここまで見てきたところでは、蚊がいなくなるスプレーは、国内線でも国際線でも機内持ち込みできることになります。
ただ、少し心配な要素もあります。
成田空港の案内を見てみると、
機内持ち込みが可能な虫よけは、医薬部外品の中でも『直接肌につけるもの』
と、『ただし書き』がされているんです。
厳密にいうと、蚊がいなくなるスプレーは、肌につけるタイプのものではありません。
それを考えると、絶対に持ち込めるとは言えない部分があります。
そもそも、機内持ち込みする物は、
原則として機内で使うものだけにして欲しい
というのが航空会社側の本音なのです。
さらに、持ち込む側としても、
わざわざ別の容器やジップロックを用意しなければならず、非常に手間がかかる
という大変なデメリットもあります。
ですから、蚊がいなくなるスプレーを飛行機で旅行先に持っていきたい場合には
可能な限り、預ける手荷物の方に入れるようにしましょう。
規定の上では、機内持ち込み可能なものですが、無理に機内持ち込みをしようとしてトラブルを招くだけです。
できることなら、スーツケースに預けた方がいいですね。
スポンサーリンク
まとめ
蚊がいなくなるスプレーは、預け入れ荷物にすれば、ほぼ大丈夫!
ということがわかりました。
しかし、機内持ち込みは航空会社によりますが、
国際線はかなり厳しめのチェック
をされます。
また、機内持ち込みの場合は紹介したように、液体物として別の容器に入れるなど、かなり面倒で手間がかかるのもデメリットです。
こんなに面倒なことをしても、トラブルのもとになりかねないのなら、最初から預け入れ荷物にした方がいいのではないか?
筆者はそう感じている次第です。