『ゴキブリのふん』を見つけた時…。
当然、気持ちの良いものではありません。
見た目が気持ち悪いこともあり、すぐに取り除いて欲しいものです。
そして、この『ゴキブリのふん』には、
仲間を呼び寄せるフェロモン
が含まれています。
放置しておくと、ゴキブリが集まってきて、繁殖してしまうことになります。
でも『ゴキブリのふん』を知っておかないと、ゴミと間違えて触ってしまったり、潰してしまう可能性もあります。
この記事では『ゴキブリのふん』の写真も交えて、掃除などの対処法を説明していき、『ゴキブリのふん』を潰すと危険なのか、をお伝えします。
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『ゴキブリのふん』の写真をチェック
家の中に出てくるゴキブリは、クロゴキブリやチャバネゴキブリが多いです。
この2種類の『ゴキブリのふん』は、
黒色や茶色の小さい粒状
形は円形や楕円形
となっています。
ただ、言葉で説明されてもピンとこないですよね。
見た方が理解が早いので、写真で確認していきましょう。
クロゴキブリのふん
クロゴキブリのふんは
大きさ:2mm~2.5mm
臭い:無臭
チャバネゴキブリのふん
チャバネゴキブリのふんは
大きさ:約1mm
臭い:鼻を刺すような刺激臭がある
クロゴキブリと、チャバネゴキブリの『ゴキブリのふん』の違いは、チャバネゴキブリのふんには、鼻を刺すような刺激臭があるところです。
写真で確認しても、見た目はどちらの『ゴキブリのふん』もあまり変わりません。
黒色の粒状の物があれば、何気ないゴミと間違えてしまうでしょう。
よくある『ゴキブリのふん』の状態
『ゴキブリのふん』がある場所は、キッチンや洗面所、浴室などです。
湿気が多く、暗くてゴキブリの隠れるスキマのある場所が多いですね。
キッチンでは、シンクの下や食器棚、引出しの中で見つかったりします。
では実際に『ゴキブリのふん』がある状態の写真を見てみましょう。
2枚の写真は、シンクの下と引出しの中にある『ゴキブリのふん』です。
どうですか?
このように汚れたキッチンや洗面所を見たことはありませんか?
汚れが、こびりついているように見えますが、これは『ローチスポット』といわれるゴキブリの通り道になっていることが原因と考えられます。
ゴキブリが通ることによって『ゴキブリのふん』はもちろん、ゴキブリの腹部の汚れなども付着しているのです。
すぐにでも掃除をしたいところですが、ただの汚れだと思って、素手で掃除をするのは危険です。
『ゴキブリのふん』には、雑菌や病原菌が付着しているのです。
これを掃除するには、正しく準備する必要があります。
『ゴキブリのふん』の掃除の仕方
『ゴキブリのふん』には、雑菌や病原菌が付着しています。
菌の感染を防ぐために、手袋をして作業する必要があります。
菌が付着するので、使い捨ての手袋が良いでしょう。
また、ふんを吸い込んでしまわないように、マスクも着用しましょう。
掃除機で吸い取る
『ゴキブリのふん』が、たくさんある場合や、こびりついていない場合などには、掃除機で吸い取る方が早く掃除できます。
この場合、注意したいのは、吸い取った後の掃除機の中身をきれいにしておくことです。
掃除機の中に『ゴキブリのふん』が残っていると、フェロモンの効果でゴキブリが集まってきます。
ゴミパックは密閉して捨てることはもちろん、使用後にアルコールをスプレーして殺菌しておきましょう。
クリーナーなどで汚れをふやかす
ふんが付着してから時間が経つと、こびりついて汚れが落ちにくくなっています。
『ゴキブリのふん』は、水に溶ける性質があります。
こびりついた汚れには、普段使っているクリーナーやスプレーをかけておきましょう。
念入りにするときには、ティッシュペーパーなどをかけて、しばらく汚れをふやかしておくのも有効です。
汚れをふき取る
掃除機やクリーナーで汚れを吸い取ったりふやかした後は、ふき取る必要があります。
ウェットティッシュや使い捨ての雑巾を活用しましょう。
使ったものはやはり密閉して捨てます。
アルコールでスプレーする
汚れをきれいに落とした後でも、雑菌や病原菌が残っています。
掃除の最後にアルコールをスプレーしておくことも大切です。
殺菌や『ゴキブリのふん』に含まれているフェロモンの臭いも取り除く効果があります。
ここでまとめると、『ゴキブリのふん』を掃除するには
- 使い捨ての手袋をする
- マスクを着用する
といった準備をして、菌の感染を防ぎます。
- 掃除機で吸い取る
- クリーナーなどで汚れをふやかす
- 汚れをふき取る
- アルコールでスプレーする
という対処を順番に説明しましたが、きれいにした後に殺菌しておくことがポイントです。
また、掃除に使ったものは密閉してから捨てることも大切です。
『ゴキブリのふん』は潰すと危険?
掃除している途中で、『ゴキブリのふん』を潰してしまったりした場合は、とても危険です。
乾燥していたり、ふんの状態で潰れやすくなっていることがあります。
『ゴキブリのふん』から検出される菌やウィルスは
サルモネラ菌・・・食中毒
赤痢菌・・・赤痢
チフス菌・・・腸チフス、パラチフス
大腸菌・・・尿路感染症急性胃腸炎
小児麻痺病原体・・・小児麻痺
など、毒性の強い危険な菌ばかりです。
『ゴキブリのふん』が潰れて空気中に舞い上がり、さわったり吸い込んだりした場合には、これらの病気に感染してしまう可能性があります。
また、感染症以外の症状もあります。
吸い込んだ場合には、ぜんそくやアレルギーの症状を起こすおそれがあるのです。
日本で喘息を患っている子供のうち、
全体の約20%がゴキブリのアレルギーを持っていること
が判明しています。
『ゴキブリのふん』をさわったり、吸い込んだりすると、たくさんの健康被害が考えられます。
もし『ゴキブリのふん』を潰してしまうと、より皮膚に付着しやすく、吸い込みやすくなってしまい、大変危険なのです。
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まとめ
『ゴキブリのふん』は、説明も大切ですが、写真で確認すると、よりわかりやすいですね。
『ゴキブリのふん』がわかれば、掃除のときの対処も、正しくできます。
『ゴキブリのふん』を掃除するときには、使い捨ての手袋やマスクを着用して菌の感染を防ぎます。
- 掃除機で吸い取る
- クリーナーなどで汚れをふやかす
- 汚れをふき取る
- アルコールでスプレーする
という対処の順があります。
きれいにした後に殺菌しておくことがポイントです。
また、掃除に使ったものは、密閉してから捨ててください。
『ゴキブリのふん』には、菌やウィルスが付着していて病気に感染するかもしれません。
また、ぜんそくやアレルギーを引き起こすことも考えられます。
もし、『ゴキブリのふん』を潰してしまうと、より皮膚に付着しやすく、吸い込みやすくなってしまい危険です。
『ゴキブリのふん』を潰さないように掃除するのも重要ですよ。
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