ハワイの日焼け止めクリーム禁止はいつから?日焼け対策を考察!

『アメリカのハワイ州で、日焼け止めクリームの販売が禁止になる法案が成立した』

というニュースを知っていますか?

先日、ハワイ州政府は

ハワイ州の全土で、特定の化学物質を含む日焼け止めの販売を禁止する

と発表しました。

『日焼け止めに含まれる物質が、サンゴ礁の損傷を引き起こしている』

という学術団体の調査結果によるものです。

今回は、

  • ハワイで日焼け止めが禁止になった理由
  • いつから法律が施行されるのか
  • 法律施行後に考えられる対策

についてまとめてみたいと思います。

ハワイで日焼け止めクリームが禁止になった理由

今回の法案で禁止されたのは、下記ふたつのうち、いずれかの成分を含む日焼け止めです。

『オキシベンゾン』(oxybenzone)

『オクティノクセイト』(octinoxate)

このふたつが、

サンゴ礁に悪影響を与えている

という研究結果が発表されたことによります。

研究結果によると、ふたつの成分は

サンゴの幼生に悪影響を及ぼすほか、サンゴの白化を加速させる

と言われています。

現在、世界的な海水温の上昇により、世界中の海でサンゴ礁の白化現象が広がっていて、ハワイのコーラルリーフも絶滅の危機に瀕しています。

そんな中、環境汚染の専門誌に発表されたデータによると、

ハワイでは、推定1万2000トンもの日焼け止めがサンゴ礁に流れ着いている

と言われているのです。

もし本当に日焼け止めに含まれる成分が、サンゴ礁に悪影響を及ぼすのだとしたら、たしかに早急な対策が必要です。

しかし、多くの環境保護団体から支持されているこの法案は、一部から疑問視もされています。

1つの研究結果だけを根拠に法案を可決することに、地元の企業や団体からは反対の声が上がっているそうです。

それでも、知事は

「ハワイのサンゴ礁を守る為、海洋汚染対策に力を注いでいく」

とコメントしています。

ハワイの日焼け止めクリーム禁止はいつから?

ワイキキビーチ

気になる日焼け止めクリームが禁止となる法律の施行時期についてですが、州政府の発表によると、

2021年1月1日から

とのことです。

それ以降は、この2つの成分の入った日焼け止めについては、州内での流通・販売が禁止されています。

しかし、

  • 例外として医師の処方箋があれば買える
  • 観光客の持ち込み分については規制対象外

となっています。

ハワイでの日焼け対策を考察!

というわけで、法律施行後の対策として考えられる方法で、最も簡単なのは、

出国前に日本で日焼け止めを買って持っていく

という方法かと思います。

法案は、ハワイ州での流通・販売を禁止しているだけで、

観光客の持ち込み分については規制対象外

となっています。

そのため、日本で買った日焼け止めをハワイに持ち込んだところで、現在の状況では問題ありません。

しかし、禁止されているものを、わざわざそういう抜け道をくぐるようなやり方で、持ち込むというのも気が引けますよね。

今回、ハワイの法律で禁止されたふたつの成分のうち、

『オクティノクセイト』は日本では『メトキシケイヒ酸エチルヘキシル』と呼ばれています。

この成分は、日本で最も使用頻度の高い紫外線吸収剤として、ほとんどの日焼け止めに含まれています

となれば、こちらも当然、ハワイの環境に配慮して持ち込みを自粛したいものです。

また今後、この流れが全世界的に広がっていくとなれば、やはり環境に優しい方法で日焼け対策をどうしたらいいか考えたいところです。

『日焼け止め一切無し』というわけにはいきませんし。

今回の法案によって、日焼け止めクリームなしでは皮膚がんのリスクが増えると危惧する声もあがっています。

じゃあ日焼け止めはどうしたらいいの?

どうやらその答えは、

紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを使う。

帽子や日傘、サングラス、上着等で物理的に紫外線をカットする。

この2つが正解のようです。

紫外線吸収剤フリーの日焼け止めとは?

紫外線吸収剤フリーの日焼け止めとは、『紫外線吸収剤』のかわりに『紫外線拡散剤』を使用した商品のことです。

『紫外線拡散剤』は赤ちゃんや、敏感肌の方向けに作られた商品です。

これまでの『紫外線吸収剤』は、いったん受けた紫外線を吸収してから放出することにより、肌を守っています。

対する『紫外線拡散剤』は、紫外線を反射・拡散することで肌へのダメージを防ぎます。

『紫外線吸収剤不使用』『ノンケミカル』という表示のものであれば、『紫外線吸収剤』は使われていないので、パッケージを確認して使うとよいでしょう。

『紫外線拡散剤』が敏感肌用とはいっても、人によっては

肌がかさついたり白浮きしたりするというデメリットがあります。

まずは、試してから使ってみてください。

また、海外で『紫外線吸収剤不使用』の商品を探す時には

”Reef Safe”

”Eco Friendly”

と書かれたものを選ぶとよいでしょう。

紫外線を防ぐ帽子やサングラスを選ぶときのポイントは?

そしてもうひとつの方法、紫外線の物理カットについてです。

こちらは現在では日本・海外問わず、帽子や日傘、サングラス、上着などなど、UVカットの商品がたくさん出まわっています。

それらを賢く紫外線吸収剤フリーの日焼け止めと併用して使ってください。

UVカットの商品を選ぶときのポイントは、

  • UVカット率
  • UPF値(紫外線保護指数)

を確認してから購入するとよいでしょう。

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まとめ

法案の成立後に向け、ハワイの地元企業だけでなく、全世界展開している大手企業含め、これからどんどん対応策が活発化してくるのでは?

―――筆者はそう予想しています。

実際、数年前からハワイでは、今回禁止された成分を含まない日焼け止めが増え始めていると言われています。

これから政府及び企業の対応含め、今後のハワイの動向を注意深く見守っていく必要がありそうです。

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