就活の面接で、卒論のテーマについて質問されることがあります。
その場合、どのように答えればよいのでしょうか?
卒論がない場合や、テーマが未定の場合もあるでしょう。
そういう場合は、どのように答えればよいのでしょうか?
また、嘘の卒論テーマを答えたらどうなるでしょう?
バレてしまうのでしょうか?
就活の面接における卒論のテーマの答え方について、考えてみましょう。
就活の面接で卒論について聞かれる理由
なぜ就活の面接で、卒論について聞かれるのでしょうか?
『何を勉強しているかを知りたいから』
というのが理由の一つでしょう。
では、なぜ『勉強しているか』を知りたいのでしょうか?
- 『どういう専門知識をもっているかを知りたいから』
- 『何に関心を持っているかを知りたいから』
- 『どういう人物かを知るための参考にしたいから』
など、理由はさまざまでしょう。
その会社が、どういう業務を行っている会社かにもよります。
職種によっても変わるでしょう。
就活生が専攻している学問の分野によっても変わってきます。
理系の学生などで、学問の分野と仕事の内容が密接に関係してる場合は、就活生がもっている専門知識を知るためという理由が大きいかもしれません。
しかし、卒論のテーマと仕事は直接的には関係がない場合も多いでしょう。
面接官は、卒論のテーマ自体を重要視しているのではないと考えられます。
それよりも、就活生がどういう内容を、どのように勉強しているかを知ることを通じて、
就活生の人となりを理解しようとする
という場合が多いでしょう。
就活の面接で卒論のテーマは嘘をついてもよい?
就活中の面接で卒論のテーマについて質問されたときに、つい嘘をついてしまいたくなることがあるかもしれません。
たとえば、
- 卒論がない
- テーマが未定
などの場合もあるでしょう。
印象がよくないと思って、つい思いつきで適当なテーマを答えたくなることもあるかもしれません。
卒論のテーマが決まっている場合でも、嘘のテーマを答えたほうが印象がよくなるような気がすることもあるかもしれません。
面接で嘘をついても問題ないのでしょうか?
バレてしまう可能性はどれくらいあるのでしょう?
結論からいうと、
嘘がバレてしまう可能性は低い
でしょう。
しかし、
嘘をつくことはおすすめしません。
嘘がバレる可能性
卒論について、就活生が嘘をついても、会社が嘘かどうかを調べる手段は少ないです。
会社から卒論の提出を求められることは、まずありません。
また会社が、1人の就活生が面接で答えた卒論のテーマについて、本当かどうかを疑って、
『手間をかけてまで調べる』
という可能性は低いでしょう。
ただ会社の人に
『その卒論に興味があるから読ませてほしい』
などと言われる可能性はゼロではありません。
大学のウェブサイトに、名前抜きで卒論テーマが掲載されることもあります。
会社の社員と、就活生の大学の教授、あるいは学生がたまたま知り合いであったりして、偶然に嘘が発覚してしまう可能性もないわけではありません。
しかし一般的に会社は
卒論のテーマをそれほど気にすることはない
でしょう。
したがって、就活生が卒論のテーマについて面接で嘘をついたとしても、それが
バレる可能性は低い
と考えられます。
嘘はつかないほうがよい
バレる可能性が低いからといって、面接で嘘をつくのはよくないでしょう。
面接官がそのテーマに詳しくて、深く突っ込んでくる可能性もあります。
嘘のテーマについて、あれこれ掘り下げて質問されると、しどろもどろになってうまく答えられず、印象が悪くなってしまうおそれもあるでしょう。
そういうリスクをおかしてまで、嘘のテーマを答える必要性はありません。
印象をよくしようと
嘘のテーマを答えても、メリットはあまりない
でしょう。
専門知識
をアピールしたければ、
自己PRや志望動機
などに含めればよいのです。
卒論についての質問への答えで、無理をして嘘をつくよりも、本当のことを答えたほうが、堂々と受け答えができるはずです。
そのほうが、面接での評価もよくなるのではないでしょうか。
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卒論のテーマを質問された時の答え方
では、就活の面接で卒論のテーマを聞かれたときには、どのように答えればよいのでしょうか。
卒論がない場合
学部で卒論が必修とされておらず、卒論を書かない場合もあるでしょう。
その場合には、それを正直に答えればよいのです。
大学の制度なのですから、それで評価が下がることはないでしょう。
卒論がないことを説明したうえで、
大学で勉強してきた主な内容や、ゼミの内容
などを、簡潔に説明してもよいかもしれません。
そっけなくならず、かつ余計なことを長く話さないように注意しましょう。
卒論のテーマが未定の場合
卒論がある場合でも、就活の面接の時点では『テーマが未定』という場合もあるでしょう。
しかし、テーマの候補、分野として考えているものはあるはずです。
「卒論のテーマは何ですか?」
と質問されて、ただ
「未定です」
と答えるだけでは、そっけない印象があります。
はっきりとは決まっていなくても、その時点で
テーマとして考えていることを答える
ほうが望ましいでしょう。
面接の前にあらかじめ知識や考えを整理し、準備しておく必要があります。
ただし、詳しく聞かれたときに、うまく答える自信がない場合は、まだ卒論の作成が進んでいないことを正直に説明したほうがよいでしょう。
無理にごまかそうとすると、墓穴を掘ることになりかねません。
卒論のテーマが決まっている場合
卒論のテーマが決まっていれば、当然それを答えればよいです。
テーマを答えたあとに、
- 「そのテーマを選んだ理由を教えてください」
- 「卒論の内容はどのようなものですか」
などと質問される場合もあります。
あらかじめ答えを考えておきましょう。
また、テーマを答えたあと、面接官が、さらに説明を求めている様子であれば、聞かれなくても自分から説明するとよいでしょう。
テーマを選んだ理由や卒論の内容は、ありのままを答えればよいです。
仕事や社会貢献に関連する部分
があれば、そこを強調してもよいでしょう。
そういう部分がなかったとしても、無理にこじつけて、仕事や社会貢献に結びつけたりする必要はありません。
注意したいのは、
あまり長々と話さない
ということです。
面接官にとっては、卒論について詳しく知ること自体が面接の目的なのではありません。
卒論以外にも聞きたいことがたくさんあるでしょう。
事細かに説明するより、コンパクトに要約して説明する必要があります。
短すぎない範囲で簡潔に答えて、さらに掘り下げる質問をされれば、それに答えればよいのです。
面接官は就活生の卒論の分野について詳しくない場合も少なくありません。
専門用語
などは、面接官は知らないこともあります。
卒論の分野の知識がまったくない人でも理解できるように、
わかりやすく、興味をもってもらえるような説明
を心がけましょう。
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まとめ
卒論について質問されるのは、就活生の知識の量を知りたいからというより、
どういう人間か知りたいから
という理由が大きいと考えられます。
卒論のテーマについて嘘をついたとしても、
バレる可能性は低い
でしょう。
本当のことを会社が知る手段はかなり限られていますし、嘘かどうかをわざわざ調べる必要性はあまりないからです。
しかし、就活生が
嘘をつくメリットもあまりありません。
正直に答えたほうが、スムーズな受け答えができてよいでしょう。
就活の面接で卒論のテーマを質問された場合、卒論がない人や、テーマが未定の人も、ただそれだけを言うのではなく、工夫して答えるとよいです。
学んできたことや、卒論のテーマの案
などを答えると、そっけなくなりません。
卒論のテーマが決まっている人は、それを答えるともに、そのテーマを選んだ理由や、卒論の概要も簡潔に説明するとよいでしょう。
長すぎず、わかりやすい説明
を心がけることが大切です。
就活の面接の前に、志望動機や自己PRは一生懸命考えていても、卒論についての質問に対する答えを考えるのは、おろそかになりがちです。
正直に答えつつ、アピールもできるように、しっかり準備しておきましょう。
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