転職しようとして求人に応募する場合、職務経歴書や履歴書を提出することになるでしょう。
しかし、転職が多く、職歴が多い人の場合、職務経歴書に書ききれない場合があるかもしれません。
その場合、どのような書き方で書けばよいのでしょうか?
転職回数が多い人の職務経歴書の書き方をチェックしましょう。
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職務経歴書の枚数
まず、職務経歴書は何枚がよいのかを確認しておきましょう。
用紙のサイズは、
A4判
がよいです。
職務経歴書の枚数については、さまざまな考え方がありますが、
『一般的には、1枚か2枚がよい』
といわれています。
1枚では少ないので、2枚がよいという意見もあるのです。
2枚に収まらなければ、3枚まではよいという意見もあります。
なるべく
2枚まで
にしておくのが無難でしょう。
2枚に収まらない場合は?
転職回数が多い人は、2枚で書こうとしたら収まらないこともあるかもしれません。
しかし、枚数が多くなるのは、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
あまり分量が多いと、採用担当者が読むのが大変です。
いろいろアピールしたくても、長く書きすぎると逆効果になってしまいかねません。
読む人の読みやすさも考えて、できれば2枚、多くても3枚までにするのがよいでしょう。
ただし、2枚に収めたいからといって、あまり文字サイズを小さくしたり、行間を詰めたりするのはよくありません。
読みにくくなってしまいます。
書き方を工夫
することで、枚数が増えすぎないようにしましょう。
職務経歴書のフォーマット
職務経歴書には、おもに次の3つのフォーマットがあります。
- 編年体式
- 逆編年体式
- キャリア式
職務経歴書のフォーマット(1)編年体式
自分の職務経歴を、
年代順
に書いていく書き方です。
経歴を順を追ってみていくことができます。
社会人として、どういう経歴をたどってきたのかがわかりやすく、最も一般的な書き方といえます。
職務経歴書のフォーマット(2)逆編年体式
編年体式の逆で、現在からさかのぼっていき、
新しい職務経歴から順に書いていく
書き方です。
新しいほうの職務経歴をアピールするのに効果的な書き方となります。
職務経歴書のフォーマット(3)キャリア式
時系列に沿うのではなく、
職務内容ごとに経歴をまとめて書く
書き方です。
営業と事務などのように、複数の職種を経験してきた人には向いています。
それぞれの職種ごと、職務内容ごとに、どのような仕事をしてきたかがわかりやすい書き方です。
どのフォーマットがよい?
これらの3つのフォーマットは、それぞれ特徴がありますが、
『こういう場合はこれでなければならない』
というような決まりがあるわけではありません。
自分の職務経歴を最もうまくアピールできるフォーマットを利用すればよいのです。
たとえば、30代以上で、転職回数が10回近くある人などの場合、職務経歴がかなり多くなるでしょう。
年代順に、すべての勤務先での職務経歴をくわしく説明していると、分量が多くなりすぎてしまうかもしれません。
そのような場合、
『キャリア式』
のフォーマットで職務経歴書を書くのがおすすめです。
自分が経験してきた職種や職務内容ごとに整理して、応募する職種に関連する内容などに重点を置いて説明すると、効果的なアピールになります。
たとえば、営業職に応募する場合は、営業の経験や、それに近い内容を中心に説明するのです。
応募する職種とは異なる職種や、それとあまり結びつかない職務内容などの経歴は
簡潔にする
ことで、分量が多くなりすぎないようにすることができます。
『編年体式』や『逆編年体式』より、転職回数の多さが目立たないというメリットもあるのです。
ただし、同じ職種、同じような職務内容をずっと続けてきたような場合は、『編年体式』や『逆編年体式』のほうが書きやすい場合もあるでしょう。
『キャリア式』でないといけないわけではありません。
『編年体式』や『逆編年体式』で書く場合も、
アピールすべき内容を中心にして、そうでない内容は簡潔にする
といった書き方をすれば、分量を抑えることができます。
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転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方
それでは、転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方を、具体的にみてみましょう。
ここでは
『キャリア式』
での書き方のサンプルを紹介します。
『編年体式』や『逆編年体式』でも、構成や順序が多少変わるだけで、書くべき内容自体はそれほど変わりません。
『編年体式』や『逆編年体式』の職務経歴書では、冒頭に
『職歴要約』
という項目を入れることが多いです。
これまでの職歴を200字〜300字程度で要約して説明します。
『キャリア式』の職務経歴書では、入れても入れなくてもかまいません。
入れない場合は、経験した職種ごと、あるいは業務内容ごとに、やってきたことや成果を要約して示すとよいでしょう。
では、職務経歴書の書き方の見本をみてみましょう。
まず初めに
『職務経歴書』
とタイトルを入れます。
その次に持参または郵送する年月日、その次の行に氏名を、いずれも右寄せで入れます。
そのあとの内容をどのように構成するかは、人それぞれです。
営業と接客の業務を経験してきた人の場合の一例を示します。
職務経歴書 2018年7月5日 佐藤 花子
■経験した主な業務 【営業】 OA機器の法人営業、注文住宅の販売、飲食店への業務用調味料の販売 ・常にお客様の立場に立った営業活動を行い、長期的な信頼関係を構築することを重視してきました。その結果、既存顧客からの売上を増加させることができました。 ・飲食店への業務用調味料の販売では、顧客ニーズのヒアリングに力を入れ、2017年度には年間目標の15件を超える16件の新規受注獲得に成功しました。
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【接客】 百貨店での子供服の店頭販売、レストランのホールスタッフ、厨房での調理補助 ・子供服の店頭販売では、流行に合ったコーディネートをお客様に提案するなどの取り組みで、前年比110%の売上を達成しました。 ・レストランでは、従来の接客マニュアルをより詳しい内容に改める提案を行いました。その結果、アルバイトスタッフの接客レベルが向上し、店の評判もよくなりました。
■自己PR 営業でも接客でも、お客様第一を心がけてきました。 自社の売上に直接は結びつかないご要望に対しても、お客様の信頼を得るため、できる限りの対応をしてきました。それによって、お客様と密接な関係を築くことができ、お客様との対話の中から新規顧客獲得のヒントも得ることができました。その結果、どの職場でも着実に実績を上げ、重要な案件も任されてきました。 人の話をよく聞いて、相手が求めていることを理解する能力には自信があります。
以上
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ネットのさまざまな就職情報サイトにも、職務経歴書のサンプルやテンプレートなどがあります。
参考にして、自分の経歴に合った職務経歴書を作成しましょう。
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まとめ
職務経歴書は、書く内容が多い場合でもA4判の用紙で
2枚程度
に収めるようにしましょう。
職務経歴書のフォーマットには、おもに
- 『編年体式』
- 『逆編年体式』
- 『キャリア式』
3種類があります。
どの書き方を選んでもかまいませんが、読む人にとってわかりやすい構成を心がけましょう。
いくつかの職種を経験してきた人などには、
『キャリア式』
の職務経歴書が向いているかもしれません。
転職回数が多くて職務経歴書に書ききれない場合は、
自分がアピールしたい内容を中心に書き、それ以外はなるべく簡潔にして、
分量を抑えるようにしましょう。
『キャリア式』で、
同じような業務内容はまとめて書く
と、すっきりさせやすいです。
職務経歴書は、ただ細かく書けばよいというものではありません。
自分が伝えたいこと、相手が知りたいであろうことをよく考えて、メリハリをつけて書くことを心がけましょう。
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