蜂蜜は、『腐らない食品』と言われています。
だから、賞味期限を気にせずに、使っている人も多いですよね。
でも、
保存方法によって傷んでしまうんじゃないの?
容器には、ちゃんと賞味期限が記載されているけど、本当に長期保存できるの?
と不安に思う人もいます。
この記事では、
蜂蜜の保存方法や賞味期限について
解説していきます。
あわせて、
- 蜂蜜が腐らない理由
- 保存に適している容器について
も、お伝えします。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
蜂蜜は、常温保存と冷蔵保存のどちらがいいの?
結論からいえば、
蜂蜜は常温保存がベスト
となります。
蜂蜜は、腐ることがありません。
たとえ夏場に、常温保存していても問題ありません。
ですが、保存の際は
直射日光を避け、湿気の少ない場所で保存すること
が推奨されます。
それでも、
常温保存は不安だから、念のため冷蔵庫に入れておこう。
なんて、冷蔵庫で蜂蜜を保存する人もいます。
ですが、冷蔵庫で蜂蜜を保管してしまうと、結晶ができ、白っぽく固まってしまいます。
蜂蜜が、この状態になれば、結晶を溶かす手間がかかります。
なので、蜂蜜の冷蔵保存はオススメできません。
結晶化してしまった蜂蜜は、
45度前後のお湯を用意し、その中で容器ごと湯煎する
だけで、元に戻ります。
ぜひ覚えておいてください。
ただし、
50度以上の熱いお湯で湯煎すると、蜂蜜の栄養や酵素が分解され、蜂蜜の効果を得られない
ことになるので、要注意ですよ。
結晶化してしまった際は、温度に注意して、元に戻してください。
蜂蜜の賞味期限はいつまで?蜂蜜は長期保存できる?
天然の蜂蜜には、賞味期限はありません。
唯一の『腐らない食品』と言われています。
それには4つ理由があります。
- 蜂蜜自体に強い殺菌作用があるため
- 蜂蜜に含まれる水分量が極端に少なく、細菌が繁殖できないため
- 糖度が80%前後もあるので、バクテリアが繁殖しにくいため
- 細菌が侵入しても糖分が細菌の水分を吸収して死滅させるため
上記のおかげで、天然の蜂蜜は腐らないのです。
でも、販売されている蜂蜜の容器には、賞味期限が記載されていますよね。
これは、法律で賞味期限の記載が義務付けられているためです。
また、賞味期限は
『美味しく食べられる期間』
のことを示します。
よって、
『賞味期限が過ぎても食べられるけど、長期間保存していると風味は落ちてしまう』
ということを理解しておきましょう。
そして、安値で購入できる加工された蜂蜜の場合は、
天然の蜂蜜と違って長期保存に向いていません。
長期保存したい場合は、
『天然蜂蜜』『純蜂蜜』
と記載された商品を選んでください。
また、蜂蜜を食べるときにも、長期保存のポイントがあります。
それは、容器から蜂蜜を掬う際は、
清潔なスプーン
を使用することです。
- 舐めたスプーン
- 他の食品を掬ったあとのスプーン
- 濡れたスプーン、または濡れたハニーディッパー(蜂蜜を掬う棒状のもの)
上記が原因で、蜂蜜が傷んでしまう可能性があります。
なるべく良い状態で蜂蜜を長期保存するなら、清潔なスプーンやハニーディッパーを使って、蜂蜜を掬ってください。
蜂蜜の保存に適した容器蜂蜜にオススメの容器
蜂蜜の保存容器の種類
一般的に蜂蜜は、プラスチック容器に入れられ、販売されています。
しかし、高級スーパーや、オシャレなお店などでは、ガラス製の容器に入った蜂蜜もありますよね。
また、海外ドラマや絵本の中では、陶器製のハニーポットで保存していることもあります。
- プラスチック
- ガラス
- 陶器
上記3つが、蜂蜜の主な保存容器です。
では、この中で最も保存に適しているのは、一体どの容器なのでしょう?
それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
プラスチック製容器のメリットとデメリット
プラスチック製容器に蜂蜜を入れるメリットは、主に3つあります。
- 落としたり、ぶつけても割れない
- 軽い
- スプーン等を使わなくても、容器を傾けて、へこますだけで蜂蜜が出てくる
プラスチック製容器の問題点として、
遮光性が低い
というデメリットがあります。
保存するときに、うっかり光の当たる場所に置いてしまえば、蜂蜜の成分に影響が出てしまうことがあります。
さらに、
プラスチックの臭いが蜂蜜に移ってしまう
というデメリットもあります。
ガラス製容器のメリット・デメリット
ガラス製容器のメリットには
- プラスチック製容器と違い、臭いが移らない
- デザインがオシャレ
などが挙げられます。
しかし、ガラス製容器も、遮光性に優れているわけではありません。
さらに、『重い』『割れる』といったデメリットがあります。
陶器製容器のメリット・デメリット
陶器製の容器のメリットは、ただ1つ。
遮光性に優れている
という点のみです。
ガラス製と同様に、『重い』『割れる』といったデメリットがあります。
しかし、
蜂蜜の保存に最も適しているのは、陶器製容器
なのです。
蜂蜜を美味しく長期保存するには、
遮光性の有無が最大のポイント
となります。
でも、陶器製容器に入れられた蜂蜜を、お店で見かけることは、ほとんどないでしょう。
そこで、ハニーポットを別途購入して、蜂蜜を移し替えて保存することが最もオススメです。
蜂蜜好きな人は、ぜひ陶器製のハニーポットを利用してみてください。
スポンサーリンク
まとめ
天然の蜂蜜は、優れた殺菌作用があることや、水分量が少ない事から賞味期限はありません。
常温でも長期保存が可能です。
しかし保存する際は、
直射日光を避け、湿気の少ないところで保存すること
を覚えておいてください。
また、美味しく長期保存したい場合は、
陶器製の容器に蜂蜜を移し替え、なるべく光に当たらないように保存する
ようにしましょう。
適切な保存方法を知り、美味しい蜂蜜を長く味わってくださいね!