どんどん謎が増えている『七つの大罪』メンバー『色欲の罪(ゴート・シン)ゴウセル』。
ゴウセルの秘密を知っていると思われるのが、『暴食の罪(ボア・シン)マーリン』。
なかなか言動の読めないゴウセルですが、マーリンに対しては比較的従順に見えます。
ゴウセルとマーリンは、いったいどのような関係なのでしょうか?
また、マーリンがゴウセルに与えていた謎の薬の効果も気になりますよね?
今回は、ゴウセルとマーリンについて、いろいろと考察してみたいと思います!
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ゴウセル(七つの大罪)とマーリンの関係!謎の薬の効果とは?
かつて『七つの大罪』メンバーがリオネス転覆疑惑をかけられ、各自散り散りになりました。
そして、10年ぶりにメンバーたちがメリオダス達と合流するまで、キングやバンは、
ゴウセルの素顔を知らなかった
と判明しています。
なぜなら、10年前のゴウセルは、いつでも重厚な鎧を身に着けていたため。
『七つの大罪』メンバーの手配書にも、ゴウセルは鎧姿で書かれていたことから、
その鎧の中身を知る人は少なかった
のだと推測します。
ですが、メンバー内で少なくとも2人は、ゴウセルの素顔を知っていたと思われます!
その一人は、
七つの大罪の団長であるメリオダス。
メリオダスが、ゴウセルを知っていたと思われる理由については、後ほど考察してみますね。
そして、ゴウセルの素顔を知っていたであろう、もう一人は、
マーリン
です!
実は、ゴウセルがずっと身に着けていた鎧には、
魔力の暴走を抑制する付呪(ふじゅ)
が施されていて、これはマーリンが用意したものだったようです
リオネス城で、マーリンはゴウセルが再開したときに鎧が壊れたことを聞くと、
「早々に代わりのものを用意しよう」
と言っていました。
さらにその後もゴウセルに謎の薬を渡し、
「1日1粒欠かさず飲むように」
と話していました。

ゴウセルとマーリン
ただゴウセルは、マーリンの前では、この薬を飲んだフリをし、マーリンの目の届かないところ、外に出ると薬を吐き出してしまい、残りの薬も捨ててしまいます。
その直後、ゴウセルの捨てた薬を見つけ食べてしまったホーク。
「のほっ、のほほほほっ」
とホークがおかしくなったのを見たマーリンが
「ゴウセルに与えた魔力安定薬か…」
と言っていたことから、この謎の薬は、ゴウセルの壊れた鎧と同じような効果があったものと思われます。
続けて、
「これは、まずいことになったぞ、団長殿」
とメリオダスに言っていることから、ゴウセルのなんらかの変化をマーリンは察知したのだと考えられます。
どうやらマーリンは、
ゴウセルの魔力の暴走を危惧し、その暴走を抑制する手段を講じると共にゴウセルを見守って(または監視して)いた
ように思われますね。
このことから、マーリンとゴウセル関係は、
保護者と被保護者
いうところでしょうか?
ゴウセル(七つの大罪)とマーリンの関係!ゴウセルは人形!
さて、ゴウセルに対するマーリンの危惧は当たっていたようで、ゴウセルは、新世代聖騎士のギーラの記憶を操作します。
ゴウセルのことを『自分の恋人だ』という偽りの記憶をギーラに植え付け、さらにはギーラの弟・ジールを邪魔者扱いし、記憶を消してしまいます。
それを知ったディアンヌは、ゴウセルに詰め寄りますが、
「俺は心が欲しい。感情を理解する心が」
と悪びれず言うゴウセル。
ディアンヌは
「どんな理由があったって、人の記憶を勝手にいじるなんて、いいわけない!」
とゴウセルを責め、街の中で二人が争いになってしまいます。
暴走したゴウセルを何とか止めたディアンヌ。
そこにメリオダスとマーリンがやって来た時には、ゴウセルは膝を抱えうずくまり
「閉じ込めてくれ、誰もいない所へ。俺が…俺でなくなる前に」
と呟くのでした。
(その後、ゴウセルはギーラとジールの記憶を戻し謝りますが、ギーラにはふられてしまったようです)
そんなゴウセルにマーリンは、『絶対強制解除(アブソリュート・キャンセル)』の術をかけたところ…たちまちゴウセルが人形の姿に変わってしまうのでした!



ゴウセル
マーリンは、その場にいる皆に、
- ゴウセルはかつて偉大な術士によって作られた人形
- ゴウセルにかけられた魔力は、マーリンの『絶対強制解除(アブソリュート・キャンセル)』でも完全には消せない
ことを説明します。
(これはメリオダスも知らなかったことのようですが、その割にはあまり驚いたようには見えませんでしたね)
このゴウセル人形を作った人物の名前は出ていませんが、『ブリタニア一の魔術士』と呼ばれるマーリンが
“偉大な術士”
と言っていることから、その力は相当なものだと想像できます。
一体、どんな目的があってゴウセルを作ったのかが非常に気になります…。
何はともあれ、マーリンは、ゴウセルが人形だと知っていたのですから、ゴウセルの素性についても知っていると考えられそうですよね?
とはいえ、マーリン自身も謎に包まれています。
どちらかの正体の謎が判明すれば、もう片方の謎も判明する…。
そんなに簡単にいくかは、これまた謎ですが…。
ゴウセル(七つの大罪)とマーリンの関係!十戒との関連は?
ゴウセルとマーリン。
結局のところ二人の関係について、あまり詳しいことは分かっていません。
ですが、ゴウセルが
元『十戒 無欲のゴウセル』
だという疑惑から、二人に接点が浮かび上がりました。
魔神族のフラウドリンによれば、3000年前に『十戒』メンバーだったゴウセル。
ある事情から『十戒』の前から姿を消し行方不明
ゴウセル自らの『戒禁・無欲』の呪いによって感情と記憶の両方を失った
とのこと。
マーリンもまた、『十戒』のフラウドリンとグレイロードと対峙した際、自分は、
『ベリアルインの娘で真の名は@@@』
だと明かし、フラウドリンとグレイロードが驚愕していました。
その様子からマーリンも
『十戒』と何らかの関係がある
と考えられます。
(ただし、フラウドリンやグレイロードは、『ベリアルインの娘』の名前を聞く前は、マーリンには何の反応も見せていなかったことから、マーリン本人は直接の関りはなかったのかもしれませんが。)
そして、『十戒』と聞いて忘れてならないのは、
元『十戒』統率者だったメリオダス。
ゴウセルとマーリン、そしてメリオダス。
マーリンとメリオダスは、『七つの大罪』結成前からの知り合いであることは間違いありません。
メリオダスが『十戒』メンバーだった時、または『十戒』を裏切ったあたりからの知り合いだった可能性も高いです。
メリオダスとゴウセルに関しては、『十戒』エスタロッサの回想時に、メリオダスと一緒にゴウセルに似た容貌のメンバーが登場しています。
このメンバーが本当にゴウセルであるのなら、メリオダスもそのことを知っているはず。
こうなると『七つの大罪』メンバーの7人の内3人が、『十戒』と関りがあったことになりますね…。
ゴウセルの代理の『十戒』として『無欲』の戒禁を名乗っていたフラウドリンがメリオダスに敗れたことで、
戒禁が解け、ゴウセルの記憶が戻った可能性
もあります。
そうなった場合、ゴウセルは七つの大罪の敵なのでしょうか?それとも味方なのでしょうか?
ディアンヌとキングは、身体は現代に置いたまま、中身(魂?)は3000年前の世界で修行中。
七つの大罪メンバー全員が揃うのはもう少し先になりそうですが、7人のメンバーが揃った時、一体どんなことが待ち受けているのか?
ゴウセルが人形だったと分かった時、メリオダスはこう言っていました。
「ゴウセルが何者だろうとオレたちの大事な仲間…七つの大罪に変わりはねぇだろ?」
このことが、真実であることを願うばかりです。
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まとめ
ゴウセルが身につけていた鎧や、マーリンから渡されていた謎の薬には、魔力の暴走を抑制する効果があったようです!
マーリンの言うことには(比較的)従うゴウセル。
しかし、それはマーリンがゴウセルの保護者代わりだからかもしれませんね。
マーリンもゴウセルも『十戒』との関りがあることから、2人の関係は思っていたより長い付き合いだと考えられます。
本体が人形だったり、元『十戒』の『無欲のゴウセル』だという疑惑など、とにかく正体が謎のゴウセル。
『十戒』の『戒禁』さえ自力で解いてしまう、謎の美女マーリン。
そして、『七つの大罪』団長のメリオダス、とメンバー達。
メンバー7人が揃う、その時に注目したいと思います!