座敷わらしとは幸運の証?見た人の体験談から特徴をチェック!

座敷わらしを知っていますか?

妖怪や妖精のような存在で、

座敷わらしと出会うと幸運になる

と言われる謎の生物?です。

過去にも政治家やスポーツ選手、芸能人が座敷わらしと出会って、その後に成功した人がいるとかいないとか…。

本当であれば、怖い気もしますが…幸運になれるなら出会ってみたいですよね!

今回は、そんな座敷わらしについて、体験談や特徴をお伝えしていきます。

座敷わらしとは?

座敷わらしの伝承は、東北地方で多く聞かれ、とくに岩手県で広まっています。

  • 家人に悪戯を働く
  • 見た人に幸運(男性は出世、女性は玉の輿)に恵まれる
  • その家に富をもたらす

といった伝承で有名です。

地域によっては、

  • 座敷ぼっこ
  • 座敷小僧
  • オショボ
  • カラコワラシ

とも呼ばれていますね。

よく伝えられている座敷わらしの特徴としては、

  • 子どもの姿
  • 年齢は3歳から15歳
  • 性別は男女両方どちらもいる

が挙げられます。

男女の座敷わらしは、ともに着物を着ている場合が多く、髪型はおかっぱか散切り頭です。

その家の人に、いたずらをして楽しんだり、子供と遊ぶことがあるだけで、直接的に害を及ぼすことはありません。

害があるどころか、利しかない存在なのです。

では、そんな都合のいい存在が本当に実在するんでしょうか…。

座敷わらしを見た体験談から特徴を探る!

座敷わらしは、子供みたいな見た目だ!

と言われても、わかりにくいですよね。

仮に見慣れない子供のような存在を見つけたとしても、

それが幽霊なのか座敷わらしなのかはっきりしない

かもしれません。

実際、座敷わらしは語られている特徴通りなのかどうか…

そこで座敷わらしに遭遇した人の体験談から、さらに深く探ってみました。

座敷わらし体験談その1

Aさんは座敷わらしが出ると噂の宿に宿泊し、不思議な体験をしたそうです。

電池が入っていないにも関わらずおもちゃの音が鳴ったり、着物の裾をひっぱられた感覚があったり

と、座敷わらしのいたずらに遭ったようですね。

帰宅後には、

仕事がうまく回りだし、良いことが続いた

のだとか…。

ただ、不思議なのは、ここから先のことでした。

Aさんは、

家に帰ってからも足音がしたり、誰かがいる気配がしたりと、しばらく不思議なことが続いた

というのです。

このことから、

座敷わらしは憑く人を選ぶ

という特徴がありそうです。

逆に言えば、

幸せになりたいから座敷わらしに会いに行こう!

などと、欲に塗れた人には、座敷わらしが現れることはないとも言えますね。

座敷わらし体験談その2

自分の家に座敷わらしがいるというBさん。

寝ているときに子どもが布団の周りを走り回る気配がしたり、子どもの笑い声が聞こえる

など、座敷わらしらしき存在の気配を感じたそうです。

その他にも…

携帯のアラームが鳴ると携帯まで手を持っていってくれたり、Bさんが居眠りしていると布団をかけてくれた

といったこともありました。

最初は、とても怖くて毎回冷や汗をかいていたBさんでしたが、次第に慣れていきました。

怖くて座敷わらしの存在を否定したこともあったBさん。

でも今は、日々の生活を平和に過ごしていられることを、座敷わらしに感謝しつつ過ごしているそうです。

座敷わらし体験談その3

次に紹介するのは、後に紹介するタガマヤ村に宿泊した女性の話です。

この女性は、『子供が欲しい』と思っていながらも、10年間不妊に悩まされ続けていました。

そんな時、子宝の宿として有名なタガマヤ村に、半信半疑ながらも夫婦で宿泊をすることにしました。

すると、

夜中に枕元に光の玉のようなものが出現したり消えたりを繰り返した

という現象に遭遇!

その後、女性はなんと妊娠し、出産することもできたのです。

座敷わらしのいる部屋で写真を撮ろうとすると、

写真にオーブが写ったり、なぜかピントがずれる

といった特徴があります。

女性が見た光の玉は、オーブだったかもしれませんね。

座敷わらし体験談その4

同じくタガマヤ村での体験談です。

複数の家族と宿泊をしたCさんは、

夜、目が覚めると体が動かない

という、いわゆる金縛りに遭いました。

周りを見ると、

見たこともない女の子2人と男の子1人が立っていて、Cさんの周りを歌いながらぐるぐる回っていたのです。

歌いながら回っていたというところも不思議ですが、ここで注目するべき座敷わらしの特徴は、

一つの場所に1体というわけではなく、複数体が存在することもある

という点ですね。

夜中に座敷わらしの集団を見てしまったら、その人はとても運がいいのかもしれませんが、かなり恐ろしい光景でもあります…。

座敷わらし体験談その5

緑風荘に宿泊したDさんが経験した話です。

Dさんが初めて宿泊した際、お供えするおもちゃを持参し、それをバッグから出しておいたところ…

お茶を淹れている間に、おもちゃの場所が移動していた

という現象に遭遇。

さらに、深夜になり、Dさんがうとうとしていると、

トイレや押し入れの中からカタカタと物音が…

緑風荘での出来事はこれだけだったのですが、これで終わりではありません。

なんと、Dさんが帰宅し、家族と夕食を食べていると、

誰もいないはずの2階からどたばたと駆け回るような音がした

という現象も起きたのです。

座敷わらしの姿を見た、ということではないので、厳密には座敷わらしによるものかはわかりません。

しかし、座敷わらしの特徴として、

物を移動させたり、走り回るような音がする、いわゆるポルターガイスト現象を起こす

ことがあります。

Dさんの場合、この現象に遭遇した可能性が高いと言えるでしょう。

これらの例を見る限り…

どんな行動をするかは目撃例によって違うものの、見た目の特徴は完全に合致している

と言えます。

また、目撃例によって違うとは言いましたが、

座敷わらしの行動は、無邪気な子供そのもの

であることから、座敷わらしは、

わらし(東北の方言で子供)の名前通りである

ということは確実ですね!

座敷わらしに出会えると噂の場所

全国には座敷わらしに出会えると噂される場所がいくつかあります。

そんな座敷わらしに出会える場所を紹介します。

緑風荘

座敷わらしに出会える旅館として、まず名前があがるのが、

緑風荘

です。

この旅館に出ると言われる座敷わらしは

『亀麿(かめまろ)』

と呼ばれています。

名前の由来は、緑風荘のオーナーのご先祖様に幼くして亡くなった亀麿という名の男の子がいました。

亀麿は亡くなる前に

「末代まで家を守る」

と言い残して、亡くなりました。

その後、この緑風荘には亀麿が座敷わらしとして出るようになり、家を守り続けているのです。

この旅館には多くの著名人も宿泊し、亀麿の目撃談も多くあります。

亀麿がいるとされる

『槐の間(えんじゅのま)』

は、宿泊することはできませんが、見学することができます。

緑風荘の公式サイトはコチラ

菅原別館

この旅館は『出世の宿』とも呼ばれ、とくに24号室に宿泊すると、出世が望めるそうです。

しかし、24号室以外にも座敷わらしは出現する話があります。

実際に泊まった人によると、

物音がしたり、落ち着かなくなるようなざわつきを感じた

という現象に遭遇したとか。

菅原別館に存在している座敷わらしは、

大女将の実家から、大女将が旅館に嫁ぐ際についてきた

そうです。

この座敷わらしは、大女将の実家で

火の神様

として祀られていました。

そのため火事の危険があると、知らせてくれるそうですよ。

また、柳田国男さんがまとめて出版した『遠野物語』の中にある座敷わらしの話は、この菅原旅館の座敷わらしのことだったりします。

菅原別館の公式サイトはコチラ

タガマヤ村

こちらは『村』というように、

1日1組限定

で、旧家と蔵がある広い土地を貸し切ることができる宿泊施設です。

ここには

2人の女の子と1人の男の子の座敷わらし

が住んでいます。

多くの芸能人が利用したり、過去にTV取材も何度か来たことがある有名な場所です。

宿泊者全員に幸せになれるという座敷わらしが描かれたお守りがプレゼントされる

というサービスもおこなっているんですよ。

実際に泊まった人は、

突然オルゴールが鳴ったり、壁を叩くような音やジャンプしているような振動が聞こえた

という現象に遭遇しています。

タガマヤ村の公式サイトはコチラ

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おわりに

今回は、座敷わらしの体験談からわかる、座敷わらしの特徴を紹介しました。

家に座敷わらしが出る人もいれば、旅館など特定の場所で出会う人もいたりと様々みたいですね。

また、座敷わらしは、

『人を選ぶ』

という特徴もあるので、座敷わらしがいるとされる旅館に行っても、必ず会えるわけではありません。

座敷わらしの特徴として、

座敷わらしは子供ゆえに、かなり気まぐれな存在である

といえるでしょう。

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