『七つの大罪』ヒロインのエリザベス。
王女様なのに気さくで素直な性格で、誰にでも親切で優しい心を持つエリザベスは、メリオダスはもちろんのこと、他の『七つの大罪』メンバーたちからも愛されていますよね。
そんな中、魔神族『十戒』メンバーの1人である『純潔のデリエリ』は、エリザベスに対して誰かと勘違いしているかのような態度を取ったあげく、心当たりのないエリザベスに対して、あからさまな敵意を向けます。
デリエリに恨まれる、または嫌われるようなことをどこかでエリザベスがしてしまったのでしょうか?
かなり意味深で謎エピソードでありましたが、どうやらその謎が解けたようです!
今回は、エリザベスとデリエリの二人の関係について紹介していきます!
スポンサーリンク
エリザベスと『十戒』デリエリの関係とは?
さて、エリザべスとデリエリ。
一見して接点がなさそうな二人ですが、どこかで出会っことがあるのでしょうか?
魔神族『十戒』が封印から解かれて復活してから、現在までの間に、エリザベスが会ったことのある『十戒』メンバーは、『真実のガラン』、『安息のグロキシニア』、『忍耐のドロール』のみです。
バイゼル大けんか祭りの時も、デリエリ達がバイゼルに到着したときには、メリオダス以外は全員、リオネス城に『瞬間移動』した後だったため、エリザベスとデリエリは一度も正面から遭遇していないはず。
このことから、エリザベスとデリエリの関係は、
現在においては無関係
と思われます。
ですが、デリエリがエリザベスに
「お前が何でここにいる?」
と言ったことから、デリエリの方は完全に
エリザベスを“誰か”と間違えている
ようです。
エリザベスの見た目と見間違えるといえば、かつてダナフォールで命を落としたリズ。
エリザベスは、リズの生まれ変わりであることがすでに分かっています。
以前、ダナフォールの聖騎士だったケイン(『炎のバルザド』)が、リズとエリザベスを見間違えるくらい見た目もそっくりですからね。
しかし、『十戒』は3000年間封印されていたため、16年前のリズを知っているはずはありません。
となれば、デリエリがエリザベスにそっくりな“誰か”に出会ったのは、封印される前、すなわち
3000年前の過去の世界
での可能性が高いのです。
そして、デリエリといえば、女神族に対して敵意を抱いていると思われるシーンも描かれていましたね。
『十戒』が、リオネスに攻め入り、それを止めようとしたリオネス聖騎士団『蒼天の六連星』団長のデンゼルが女神族を顕現させたときの事。
他の『十戒』メンバーも女神族には嫌悪感を抱いたようでしたが、その中でもとりわけデリエリは、表情も険しく自ら女神族と対峙するように進み出ます。
デンゼルに顕現された女神族の神兵長・ネロバスタは、デリエリを『聖櫃(アーク)』で仕留めようとします。
デリエリは、それをあっさり打ち破り、ネロバスタを問答無用で一刀両断にしてしまいました…。
デリエリが女神族に対して特別な恨みを持っていることが描かれた一節でしたね。
さて、このエピソードで登場した『聖櫃(アーク)』は、女神族固有の魔力です。
おそらく女神族以外に使える種族はいないはず。
その魔力『聖櫃(アーク)』をエリザベスは、デリエリに対して使ったのです。。
それがきっかけで、デリエリは
「間違いねぇ…やっぱりお前か…」
と何かを確信。
いきなりエリザベスに殴りかかっていることから、デリエリがエリザベスと間違えている“誰か”は、女神族だったのではないかと。
- デリエリが恨んでいる“誰か”は、エリザベスに似た女神族
- エリザベスは、女神族固有の魔力『聖櫃(アーク)』を使える
これらのことから、エリザベスとデリエリの関係を知る鍵は、やはり3000年前の世界にあるのです。
エリザベスが『十戒』デリエリに恨まれる理由をチェック!
さて、現在の世界では接点のない、エリザベスとデリエリ。
時を戻して3000年前の過去の世界を覗いてみたいと思います。
3000年前の世界では、メリオダスが『十戒』を裏切り、女神族を中心に巨人族と妖精族の3種族連合『光の聖痕(スティグマ)』に参加していました。
そこで、メリオダスと行動を共にしているのが、
エリザベスにそっくりの女神族のエリザベス
です!
この女神族のエリザベスは、魔神族との戦闘を終結するための和平を望んでいます。
現在のエリザベスと同様に心優しい性格のようですね。
しかし、女神族『四大天使』の1人リュドシェルは、
『魔神族を根絶やしにする』
と宣言します。
これにエリザベスは、リュドシェルに猛抗議しますが、全く意見を聞いてもらえず、たまらずその場を飛び出します…。
しかも、この時点でリュドシェルは、すでに
多くの魔神族を捕虜としている
のですが、女神族のエリザベスは、その事実を知りません。
そこへ、デリエリを含めた『十戒』メンバーが、多数の魔神族を引き連れて仲間を取り戻しにやってきます。
その軍勢の前にエリザベスは一人で立ち向かい、デリエリ達にリュドシェルが何か企んでいるようだから立ち去るようにと警告を発します。
そして、そこでエリザベスは初めて、『女神族が魔神族を捕虜にしているのではないか?』という疑惑を『十戒』メンバーのモンスピートから聞くのです。
エリザベスは、
『そのことがもし本当ならば、リュドシェルが反対しても自分が捕虜たちを何とかするから』
と約束し、この場は引き返すようにとデリエリ達を説得します。
無事に交渉成立!
と思われたその時、どこからかリュドシェルの声が聞こえ、
「さすがはエリザベス様。時間稼ぎの大役、ご苦労様でした」
とエリザベスの行動が計画の一部で、わざとデリエリ達を足止めしたかのような言い方をします。
そして、エリザベスやデリエリが見たのは、空に浮かび上がった巨大な『聖櫃(アーク)』の玉…その中には、大勢の魔神族が囚われているのでした。
デリエリは、捕虜の1人を見て叫びます。
「姉貴…!!」
捕虜の中には、デリエリの姉の姿もあったのです。
その直後、捕虜の魔神達は、
リュドシェルの『聖櫃(アーク)』によって一瞬で命を奪われてしまった
のでした…。
もちろんエリザベスはリュドシェルに嵌められただけで、全くなにもしていないのです。
こうなってしまえば当然、デリエリに弁解も聞いてもらえません。
エリザベスはデリエリに殴り飛ばされ地上に落ちてしまうのです。
リュドシェルの策略によって、
エリザベスもこの計画に一役かっていたかのような印象を魔神族に与えられ、結果、デリエリ達の怒りの対象となった
のです。
これが、デリエリが女神族全体、そして
エリザベスにそっくりの女神族のエリザベスを恨む原因
となったのではないかと思われます。
女神族の卑劣な方法で肉親を奪われたデリエリ。
3000年後の現在の世界でも、デリエリは姉が女神族にされた仕打ちや、女神族のエリザベスの事も忘れていなかったのでしょう。
おそらく、現在のエリザベスは、女神族のエリザベスの生まれ変わりである可能性は、極めて高いと思われます…。
これが、現在のエリザベスがデリエリに恨まれる理由ではないかと推測できます。
エリザベスが、女神族のエリザベスの生まれ変わりであるなら、デリエリとは、まったくの無関係と言えないかもしれません。
しかし、現在のエリザベスにとっては、まったく記憶にないことです。
デリエリの恨みは、人違いによる言いがかりにしか思えないでしょうね。
全てリュドシェルの企みがもたらした不幸な行き違いなのだと、エリザベスとデリエリに理解してほしいものですが…。
スポンサーリンク
まとめ
3000年前、女神族によって、姉や仲間の魔神族の命を奪われたデリエリ。
その際、女神族のエリザベスはリュドシェルに嵌められ、そのことが原因でデリエリの恨みを買ってしまいます。
3000年後の現在になって、女神族のエリザベスにそっくりのエリザベスが『聖櫃(アーク)』を使うのを見たデリエリ。
エリザベスが女神族のエリザベスの生まれ変わりであると確信。
それでデリエリはエリザベスに敵意を向けたのだと思われますが、当時の記憶はない現在のエリザベスにはデリエリに嫌われる、恨まれる理由が分からず、単なる人違いとしか考えられないでしょう。
これからの『七つの大罪』本編では、多くの同胞の命を奪われた魔神族と、女神族のその後の戦いが描かれるはずです。
3000年前の戦争の発端となったこの事件が、はたしてどう展開していくのか…?
まだまだ必見ですね!