人間関係を構築していくうえで、お互いの信頼関係はなくてはならないものです。
相手をよく知り、信じるからこそ、円滑に仕事や会話を進めることができるようになります。
しかし、信用していた人に裏切られる場面も、そう珍しくはありません。
「相手を信じて打ち明けた秘密の話を、すぐ仲間にばらされてしまった」
という経験をしたことがある人も多いでしょう。
不要なトラブルを避けるためにも、相手が信用できる人かどうかを判断することは非常に重要です。
そこで、この記事では、
信用できる人や裏切る人の特徴や見分け方、その心理状態
について紹介します。
信用できる人の特徴
信用できる人の特徴1 約束を守ることができる
人との約束を確実に守ることのできる人は、信用できる人と考えていいでしょう。
約束を守ることは、信用を築く上での第一歩
であり、自分を信用してもらいたい場合にも、気を付けなければならない要素です。
とくに、約束の中でも、
時間厳守をする人
は、相手のことも考えて行動する癖が身についている証拠でもあります。
また、
守れないことを軽々しく約束しない人
も信頼に値しますね。
自分の状態やキャパシティを正しく判断して、できないことを正直に『できない』と言えることは、とても大切なことです。
信用できる人の特徴2 相手への思いやりがある
常に相手のことを尊重して
自分以上に相手を大切にする
ということを忘れない人は、とても信用できる人といえます。
たとえば、
- 自分のことばかり話すのではなく、人の話もしっかり聞く
- 言いづらいことも、相手を不快にさせないように指摘する
といったことができる人に対しては、良いイメージをもって話しやすくなるでしょう。
他にも、利害関係のない相手に対して、思いやりのある行動ができる人には
「どんなときにも自分に対して良くしてくれる」
と感じて信頼することができます。
信用できる人の特徴3 正直である
正直な人は、最も信用ができる相手と言っても過言ではありません。
たとえば、自分に不都合な展開を言い訳をすれば逃れられる…
そんなケースでも、
正直に真実を話すような人
は信用ができます。
また、自分の意見に対して、正面から反論してくるような人も、実は信用ができる人物なんですよ。
自分の意見に真っ向から反論されると、嫌な印象を持つかもしれません。
しかし、嫌味などではなく、正直に自分の想いを反論として伝えてくる人は実直な人です。
逆に信用できない人は、あとで陰口でグチグチと愚痴るのです。
要するに、
言い訳をしない
これも信用できる人の特徴と言えますね。
信用できる人の特徴4 友達を見る
その人が信用できる人かどうかを見る場合、
その人の周囲の人たちが、どんな人か
という部分を見るのもいいですね。
たとえば、その人の友人に、しっかりした人が多ければ、その人自身もしっかりしている人であると言えます。
逆に、だらしない人が多ければ、信用できない人…
要するに、類は友を呼ぶということです。
信用を裏切る人の特徴
裏切る人には、どんな特徴があるのでしょうか。
特徴を知っておくと、
「この人には頼らない方がいいな」
と予防線を張っておくことができます。
これから色々な裏切る人の特徴を紹介していきますが…
まず、裏切る人の大前提として、
利己的・自己中心的な人
が、裏切りやすいことを、頭に入れておいてください。
裏切る人の特徴1 約束を守らない
約束を守らない人は、当たり前ですが信用できません。
たとえば、時間遵守ができる人が信用に値する人と紹介しました。
なのでその逆、つまり、
時間を守らない人は信用できません。
小さな約束も忘れてしまい、その度に何らかの言い訳をする人には、まず自分の悩みを打ち明けないようにしましょう。
裏切る人の特徴2 言い訳が多い
すぐ前にちらっと触れましたが、
言い訳が多い人
こういった特徴のある人は信用できません。
要するに、自分の非を認められない人ですね。
言い訳にもいろいろありますが、
自己保身に走るような言い訳をする人は、自己中心的で他人への思いやりが薄い人が多いです。
先ほどの大前提でも触れたように、裏切る人は自己中心的で利己的なので、
自分の利益になると思ってあなたの秘密をバラした後、それが発覚すると必死に言い訳して自分は悪くないと言い張るでしょう。
なので、
「普段から何かと言い訳が多いぞ、この人…」
と感じた相手は信用しない方がいいですよ。
裏切る人の特徴3 ここだけの話をよくする
「ここだけの話だけど…」
こういう人は、最も信用してはいけないと言っても過言ではありません。
ここだけの話というのは、
『他の人に聞かれてはいけないようなことを他人に話している』
ということです。
つまり、
他人の秘密を普段から勝手に明かしている
とイコールであると言えます。
ここだけの話=口がとても軽い人
という認識で良いでしょう。
裏切る人の特徴4 相手によって態度を変える
利己的な人間というのは、
自分の利益になるように動くため、相手によって態度を変えることが非常に多い
つまり、相手によって自分の立ち位置を変えて行動している人です。
- 上司にはいい顔をしておきながら、同僚や後輩にはでかい態度をとる
- 立場は下でも金銭力や親のコネが強力な相手にはゴマをする
こんな行動をする人、たまに見かけませんか?
こういった利己的な人は、自分が有利になるとわかれば、人の秘密も平気でバラすような薄情者です。
絶対に信用しないようにしましょう。
裏切る人の特徴5 八方美人
誰にでもいい顔をする人も、信用してはいけない相手のタイプです。
八方美人は、要するにいい子ぶっているわけです。
本性が出ると、思っていたよりひどい相手だった…
ということが、かなり多いです。
深い付き合いに発展させてしまうと、いつか裏切られるおそれがあります。
ただ、軽い付き合いをする分には、ある意味で楽しい相手とも言えます。
八方美人との付き合い方は、軽いものにしておいて、深い仲に発展させないようにするのがおすすめです。
これらの特徴を見て、改めて分かったと思いますが、大前提として挙げた
利己的・自己中心的な人
に全て当てはまりますよね。
自分本位な人というのは基本的に
『どの行動が自分にとって、良い方向へ働くのか』
しか考えていません。
他人の気持ちは平気で踏みにじるので、まず、信頼関係を築こうとする場合は、
その人が自分本位かどうか
この見極めが重要です。
人を裏切る人の心理
他人の信頼を裏切って、打ち明け話を広めてしまう人は、どういう心理をしているのでしょうか。
自分本位な人が裏切りやすいので、だいたい心理としては、
- 自分が上の立場へ上がるために利用したいから
- 依存してもらって自分の存在を感じていたいが、都合が悪くなって突き放したくなる
などといった特徴がみられ、裏切る人の根底には、
自分の存在を認めさせたい、高めたい
という思いがあるのではないでしょうか。
前者であれば、
人の弱みを握って、それをうまく使って上の立場へのし上がりたいという野心
後者であれば、
誰かのためになりたいのではなく、誰かに頼られることで自分の存在を感じていたい歪んだ感情
からくるものです。
まぁ、結局のところ、
全ての行動の動機が自分のためである
というわけですね。
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まとめ
信用できる人と裏切る人の特徴、心理を紹介しました。
信用できる人は、相手のことを考え、思いやりのある人
裏切る人は、自分のことだけを考えていて、他人の気持ちを考えない人
大きくまとめるとこうなります。
信用できる人とできない人の見分け方としては、
その行動が他人のためを思っているのか、自分本位なのか
を見極めることが必要です。
『信用する』
という行為は、人を見定める力が大いに求められるとも言えますね。