『七つの大罪』に登場するキャラクターである聖騎士ギルサンダーに暗い恋情を寄せる魔術士ビビアン。
ギルサンダーの口を封じるため、マーガレット王女を使い魔に見張らせ人質にしてみたり、姿を変えギルサンダーにストーキングしたうえ、無理やりギルサンダーを連れて消えてしまったり。
とにかくギルサンダーが絡むと、周りの迷惑を顧みず、自分勝手に振る舞うビビアン。
とにかく、ギルサンダーが好きで好きでたまらないようですね…。
そんな二人の出会いは、いつ頃で、はじめはどんな関係だったのでしょうか?
今回は、ビビアンとギルサンダーの関係について、いろいろと考察してみたいと思います。
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ビビアンとギルサンダーの出会いのきっかけは?
まず、ビビアンとギルサンダーの二人がどこで出会ったのかを考察してみたいと思います。
二人の接点である、
リオネス城で何らかの機会で顔を合わせた
これが可能性として一番高いのではないでしょうか。
ギルサンダーは、ご存知のように、前・聖騎士長ザラトラスの息子ですね。
王国の騎士団をまとめる立場にある聖騎士長であるならば、住まいは王宮から遠くない所だと考えられます。
ギルサンダーがマーガレット王女と親しかったことから、父・ザラトラスと一緒に城内に行く機会も多かったはず。
また、『七つの大罪』メンバーと顔を合わせていたとも思われます。
(実際、幼い頃のギルサンダーが、メリオダスに剣の稽古をつけてもらっていましたね)
そして、ビビアンは『七つの大罪』メンバーのマーリンの弟子だったことから、マーリンのお供で城に来ることもあったはずでしょう。
そこでたまたま、ギルサンダーとビビアンが、
城内のどこかで出会った
としても、流れとしては、なんの不思議もありませんね。
ただし、その時にひと目でビビアンがギルサンダーに特別な感情を抱いたかまでは分かりませんが…。
では、ビビアンがギルサンダーに恋情を持ち始めたのは、いつ頃のことなのでしょうか?
それは10年前のリオネス王国転覆事件のきっかけになった事件。
魔神族に身体を乗っ取られたザラトラスとヘンドリクセンが、当時の聖騎士長・ザラトラスを亡き者する場を目撃したマーガレット王女。
彼女は、そのことをギルサンダーに伝えます。
ちょうど、それをビビアンに目撃され、ビビアンはマーガレットに使い魔を付けて人質にしたために、ギルサンダーはヘンドリクセン達の言いなりにならざるを得なかった訳です。
『七つの大罪』本編では、これがギルサンダーとビビアンの初めての接点として描かれています。
この時、
ギルサンダーは11歳くらい
ビビアンは19歳くらい
のはずなので、いくらビビアンでも、11歳の子供に夢中になりはしないと思います。
ただ、
ギルサンダーが大人に成長していくに従って、彼がどんどんビビアン好みの男になっていった
のではないでしょうか?
(ビビアンの歪んだ性格なら、11歳のギルサンダーが大好きだったとしても不思議はありませんが、あまりにも不道徳なので、成長してからのギルサンダーに惚れたことにしてください!)
当初は、ドレファスとヘンドリクセンの陰謀の口封じをする目的で、ギルサンダーとマーガレット、それぞれを人質に取ったのであろうビビアン。
ですが、ギルサンダーに恋するようになったことで、二人を引き離せたことをビビアンは、大いに喜んでいたに違いありません。
10年後にメリオダスによって、マーガレットに憑けた使い魔が倒され、自由になったギルサンダーが去っていった際のビビアンは、目も当てられませんでしたから…。
次は、そんなビビアンの歪んだ愛情の対象となったギルサンダーとの関係や仲について考察してみたいと思います。
ビビアンとギルサンダーの関係・仲とは?
リオネス王国転覆疑惑時には、マーガレットにビビアンが使い魔を憑けることで人質にしたこと。
同時にギルサンダーの行動も監視していたため、ギルサンダーはドレファスとヘンドリクセンの忠実な部下のフリをしていました。
ギルサンダーにとってビビアンは、
- 父を亡き者にしたドレファスとヘンドリクセンの手先
- さらにギルサンダーとマーガレットの仲を裂いた憎い相手
です。
しかし、とりあえずビビアンがマーガレットを人質にしてギルサンダーを手中に納めている間は、二人の関係は、そう険悪ではなかったと思われます。
理由としては、まず、
下手にビビアンを怒らせるとマーガレットの身が危ういこと。
そして、もともとのギルサンダーの性格が優しいため、
好意を示してくるビビアンを心底冷たく扱うことができなかった
のではないかと推測しました。
事実、アニメ『七つの大罪 聖戦の予兆』第4話(愛のかたち)で、ストーキングしていたビビアンに対しマーリンが、
「ビビアンの処罰はギルサンダーに任せる」
と言った際も、
「許します。ビビアンの引き起こしたことすべてが(自分への)好意からだと思うと…(処罰する気にはなれない)」
とギルサンダーは言っているのです。
(結局、マーリンによって、『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』の魔法をビビアンにかけたうえで自由にします)
ただし、状況を考えると、決して仲が良いレベルではなかったことは、たやすく想像できますよね。
ビビアンがギルサンダーに対して、どんな要求をしたのかはわかりませんが(ある意味、考えたくないですし!)、
たった一言の返事をもらえただけで、例えそれが拒否の言葉であっても、ビビアンは天にも昇る気持ちを味わっていた
と思われます…。
現在のギルサンダーは、ビビアンに拉致され、出口どころか窓も無い、どことも知れない場所に
二人きりで閉じ込められて
います。
『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』の効果である激痛も、命を落とす危険性も、ビビアンにとってはたいしたことではなさそうです。
むしろ、ギルサンダーに構ってもらうことができて嬉しそうにしているビビアン!!
恋につける薬がどこかにあれば良いのですが、このままいけば、遠くない未来に『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』によってビビアンの命が尽きてしまうことは間違いなさそうです。
その前に、ビビアンが少しだけでも正気に戻り、正しい方法でギルサンダーを愛せるようになれば、二人が幸せになる方法が見つかるかも。
まぁそれは、ある意味、世界で一番、難しいことなのかもしれませんね…。
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まとめ
ビビアンとギルサンダー。
二人の出会いは10数年前、まだギルサンダーが10歳前後の頃だったのではないかと推測しました。
ギルサンダーとビビアンの関係は、人質である王女マーガレットの存在があったため、ビビアンを怒らせるような険悪な関係ではなかったと思われます。
状況からみて、決して仲が良かったとは言えないはずですが、そんなことはビビアンにとっては大きな問題ではなさそうです。
きっとギルサンダーと一緒にいられて、声を聞けるだけで幸せだったのではないでしょうか。
ギルサンダーに抱くビビアンの歪んだ愛情。
それは今も尽きることはありませんが、早く間違いに気づいて、幸せになれる道を見つけて欲しいものです。