元・リオネス王国魔術師のビビアン。
師匠のマーリンには及びませんが、それでも『リオネス王国一の魔術師』と呼ばれるほどの腕前を持つ魔術師です。
そんなビビアンが、道を踏み外したのは、全て
ギルサンダーへの歪んだ愛情
が原因!
ギルサンダーを自分の言いなりにするためにヘンドリクセンの手下となり、七つの大罪によるリオネス王国奪還後も、姿を消してずっとギルサンダーを付け回していたようです。
そして、ついに元弟子の愚行を見かねたマーリンが、ビビアンにある呪いをかけるのでした。
その呪いというのが
『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』
はたして、ビビアンを支配した“呪いの婚約指輪”には、いったいどんな効果があるのでしょうか?
今回は、ビビアンがマーリンから受けた『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』についてお話していきたいと思います!
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ビビアンが『呪いの婚約指輪』を受けたいきさつ
まず、今回の『呪いの婚約(カース・エンゲージ) 』に聞き覚えのない方もいると思うので、なぜビビアンがこの呪いをかけられたのかについて、解説しますね。
『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』は、
アニメ『七つの大罪 聖戦の予兆』第4話(愛のかたち)
で登場しています。
マーリンから、ギルサンダーをつけ狙っている者の捕獲を依頼されたメリオダス。
ギルサンダーを尾行し、その曲者を捕らえてみると、
ギルサンダーをストーキングしていたビビアン
だったことが判明!
この元弟子の愚行に責任を感じたマーリンは、ビビアンの処罰をギルサンダーに託します。
マーリンとしては、
「醜いヒキガエルに変えて放り出そうか」
と提案しますが、優しいギルサンダーは、
「許します」
「マーガレットにしたことを心から悔いてくれるなら」
「自分のことはこれきりで忘れて生きていくと約束してほしい」
と寛大な態度をみせるのでした。
しかし、そんなギルサンダーの優しい処置に対して、
「嫌」
と完全拒否で言い切ってしまう、仕方のないビビアン…。
結局、ギルサンダーの望み通りビビアンを解放するマーリンですが、もちろんタダでは解放しません!
今後、ビビアンがギルサンダーに悪さをすることがないように、『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』の魔法をビビアンにかけるのでした。
マーリンの手から放たれた光が、ギルサンダーとビビアンを包み、やがて光はビビアンの左薬指に集結し、そこに指輪が現れます。
これこそが、“呪いの婚約指輪(エンゲージリング)”…。
もちろん、これだけならビビアンに何の効果もありません。
マーリンは、ギルサンダーに
「レマーダと言ってみろ」
と促します。
その通りにギルサンダーが「レマーダ」と唱えると、ビビアンが急に七転八倒して苦しみだすのです。
これが、『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』の効果になります。
ただ、他にもこの『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』な効果があるみたいです。
次でさらに詳しく説明したいと思います。
ビビアンが受けた『呪いの婚約指輪』の効果とは?
さて、ギルサンダーは、自分が「レマーダ」と言ったとたんに苦しみだしたビビアンを見て驚きますが、マーリンは冷静に説明を始めます。
これは、ビビアンを支配する“呪いの婚約指輪(エンゲージリング)”で「レマーダ」の呪文によって魔力が発動し、全身を刺されるような苦痛を与えることができる。
ビビアンが、ギルサンダーに魔力を使った場合も同様である。
指輪を使用するごとに身体に痣が広がっていき、全身を痣に覆われるとビビアンの命は尽きる。
この指輪は絶対にはずすことができない。
ようするに今後、ビビアンがギルサンダーに対して迷惑をかけたり、魔法でどうにかしようとする度にビビアンは激痛に襲われ、いつかは命を落としてしまう。
それが嫌ならギルサンダーには近づくな、という意味合いでかけられた呪いのようですね。
優しいギルサンダーなら、自分や大事な人(主にマーガレット王女でしょうか?)がビビアンによって脅かされない限り、面白半分に「レマーダ」を唱えることはないでしょう。
なので、そうそう『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』の魔力が発動することもなさそうです。
ビビアンさえ問題行動を起こさなければ、彼女の命は安泰であるはず…。
ビビアンは『呪いの婚約指輪』を受けたけれど…
ビビアンが、マーリンによって『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』を受けたのは、『七つの大罪』本編(十戒編)の開始直前。
実際に魔神族『十戒』が復活してから、つい最近まで、ギルサンダーの傍でビビアンの姿を見ることはありませんでした。
さすがのビビアンも『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』に恐れをなして、ギルサンダーから離れる決意をしたのでしょうか?
いいえ。
違います。
ビビアンは、『ギルフロスト』という謎の魔術師に姿を変え、バイゼル大けんか祭りに参加し、その後もずっとギルサンダーに付きまとい続けていたのです。
(ギルサンダーは、ギルフロストの指輪(呪いの婚約指輪)で何か感づいたシーンもありましたね)
そして、『十戒』がリオネス城に攻め込み、形勢不利と見て取るや、ギルフロストの変装を解きビビアンの姿に戻り、ギルサンダーと共に瞬間移動。
『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』で激痛を受けているはずのビビアンですが、とにかく二人は消えてしまい、いったいどこにいってしまったのか非常に気になるところです。
そんな中、『七つの大罪』番外編で、ギルサンダーとビビアンのその後の様子が描かれました!
『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』の魔力は、着実にビビアンを蝕んでいたようで、
痣はすでにビビアンの胸元を覆いつくさんばかり
に広がっています…。
それを見てビビアンは、怯え、指輪を外そうとしますが、まったく外れません。
そこへやって来たギルサンダーが、
「一体、ここはどこなのか!?」
「今すぐ、自分をリオネスに戻してくれ!!」
とビビアンに詰め寄ります。
そんな真剣なギルサンダーに対して、近づけたことを幸いとしか思っていない様子のビビアンは、
「今頃、リオネス城は『十戒』に滅ぼされてしまっているわ。もちろん、マーガレットも…」
と酷いことを言うのでした。
それを聞いたギルサンダーは、
「ビビアンが面倒を起こした時は、この言葉を呟くがよい。これは、呪いを発動する言葉…」
というマーリンの言葉を思い出し、「レマーダ」と呟きます。
次の瞬間、ビビアンが苦痛の悲鳴を上げ、のたうち始めます。
「よく覚えておけ…キミは俺に支配されていることを」
こうしてビビアンに罰を与えたギルサンダーでしたが、ここに大きな誤算がありました!!
苦痛に顔を歪ませ涙を流しながらも、恍惚の表情でビビアンはこう言ったのです。
「もっと私を支配して」
「そして、ここにギルと私の王国を作りましょう」
「あなたが王様で私が…奴隷…素敵…」
それを聞いて青ざめ、愕然とするギルサンダー…。
ビビアンが怖すぎますよね!!
自分の命を捨ててもギルサンダーと一緒にいる道を選んだビビアン…
『呪いの婚約指輪』もまったく効果がないようですし、このままいけば遠くない日にビビアンの命が尽きてしまうことも考えられます。
いっそ、マーリンの提案通りビビアンをヒキガエルにしておいた方が、世のため人のためギルサンダーのためになったかもしれません!
果たして、このあとのビビアンとギルサンダーの運命はどうなってしまうのでしょうか?
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まとめ
師匠であるマーリンによって、ビビアンが受けた『呪いの婚約(カース・エンゲージ)』。
その効果は、非常におそろしいものです。
ビビアンは、左手薬指に具現化した“呪いの婚約指輪(エンゲージリング)”に支配され、ギルサンダーの「レマーダ」の呪文やギルサンダーに魔力を行使することで、全身に激痛が走ります。
さらに、同時にビビアンの身体に広がる痣に全身を覆いつくされれば、命を失ってしまうのです。
しかし、それでも自身の命よりもギルサンダーへの偏愛が勝ったビビアン…。
正直、迷惑この上ありませんし、このままいけば、ビビアンが命を失うのも時間の問題だと思われます。
でもその前に何とか、ギルサンダーとの関係に決着が付けば良いのですけどね。