最近、特に騒がれているのが、
『若者のゴルフ離れ』
となっています。
一昔前は、社会人なら必ずと言ってよいほど、
『ゴルフを嗜んでいる』
ものでした。
ですが、現在、
『ゴルフを行っている人は、高齢者がほとんど』
となっています。
実際にやってみれば、かなり面白いゴルフですが、
『なぜ、ここまで若者のゴルフ離れが進んでいるのか』
と言えば、様々な原因があるとされます。
そこで、今回は、
『若者のゴルフ離れが起こっている原因』
について紹介します。
ゴルフをしない人が多い原因を知りたい人は、参考にしてみてください。
若者のゴルフ離れが起きている原因や理由とは?
そもそも、若者のゴルフ離れが起きている原因や理由については、
『以前から、よく言われている』
ことがあります。
それは、
- かかる費用の高さ
- 習得までの時間
- マナーの厳しさ
- ゴルフ場までの距離
- ワンプレイの長さ
と言われています。
1つずつ紹介していきましょう。
ゴルフは、費用がとてもかかる
まず、ゴルフというスポーツは、
『とてもお金がかかる』
ものとなっています。
お金がかかるものとしては、
- ゴルフウエア
- シューズ
- ゴルフクラブ
- ゴルフバッグ
- ボール
- コース利用料金
- 練習費用
などが挙げられます。
この全てが、
『高い基準で、お金がかかる』
ため、若者が手を出しにくい原因の1つとなっているのです。
最低限、ゴルフをプレイするだけでも、
5~10万円
はかかることがあるため、すぐに始めようとは思わないのでしょう。
もちろん、費用を抑えることは出来るのですが、
『かなり古い道具を使うことになるため、若者が嫌がる』
という理由もあります。
ゴルフコースの利用料金にあっても、多いときは、
『1万円を超える』
ことがあります。
日本の平均料金は、1回、
8,000円
が相場とされています。
この金額は、若い世代からすれば、
「少し高い」
と感じるのかもしれませんね。
練習費用に関しても、コースに出るまで、
『約1ヶ月』
はかかると言われているので、それなりにかかってしまいます。
基準としては、週3回練習場に通って、
『3~5万円』
かかってきます。
これは、あくまで、
『個人で練習した金額』
のため、レッスンを受けると、もう少しかかってくる可能性もあるのです。
これでゴルフは、何かとお金がかかってしまうことが、わかりますね。
習得までに時間がかかる
若者がゴルフをしない理由としては、
『習得までに時間がかかる』
というものもあります。
ゴルフを始めると、誰もが自然と、
『スコア100を切る』
という目標を立てるようになります。
ですが、このスコア100というものが、
『アマチュアゴルファーには、かなり大きな壁』
となって、立ちはだかるのです。
ほとんどの人が、スコア100を切ることが出来ないまま、
数年~数十年
を過ごしてしまうこともあります。
逆に、スコア100を切って、2ケタの、
『ダブルスコア』
になれれば、アマチュアゴルファーでは、かなり上手い方だと言えます。
このような理由から、
『達成感を、なかなか得ることができない』
という特徴を、ゴルフは持っているのです。
なかなか達成できない目標に向かって、日々努力することが好きな人なら、
『ゴルフは、とても楽しく感じるスポーツ』
となるでしょう。
ですが、若者としては、
『あくまで趣味の範囲』
であるため、楽しくなければ止めてしまうのです。
気軽に遊べて、達成感を得られるものでなければ、
『若者の趣向に合いにくい』
ということですね。
マナーの厳しさ
ゴルフは、昔から、
『紳士のスポーツ』
と呼ばれるくらい、マナーに厳しいものです。
コース上では、様々なマナーがあり、
『ドレスコード』
も決まっているため、堅苦しい印象があるということですね。
昔からゴルフをやっている人からすれば、
『マナーが多いのは当たり前』
と考えるのですが、時代はかなり変わってしまいました。
現代の若者は、仕事場などで、
『昔からの慣習を強要されている』
ことが多くなっています。
その為、
「趣味くらい自由にさせてくれ」
と、訴える若者が多くなっているのです。
このような理由があるため、ゴルフなど、
『マナーを厳しく問われるスポーツ』
に、魅力を感じないということなのです。
ゴルフ場までの距離が遠い
これが、ある意味最大の原因かもしれませんが、
『ゴルフ場までの距離が遠い』
ということも、若者のゴルフ離れを促していると言います。
ゴルフ場は、本来、
『山の中や、郊外の広い土地』
に建設されることが多いものです。
その為、都会から現地まで行くには、
『かなりの距離を移動する必要がある』
のです。
現代の若者としては、
『なるべく時間をかけず、近場で出来る趣味』
の方を、好む傾向があります。
というのも、普段の仕事で、疲れ切っているときに、
「さらに長距離移動してまでゴルフをしたくない」
と考えるからです。
今の社会は、働き方改革が広がりつつあり、
『仕事時間の削減』
が行われています。
その為、一見すると、
『仕事の負担が減っている』
と思うことでしょう。
ですが、実際には、
『限られた時間内で、多くの仕事をこなす必要がある』
ため、仕事の疲労が溜まりやすくなっているのです。
そんな状態では、ゴルフのように、
『遠出してまでやる趣味』
は、自然と避けられてしまっても、仕方ないのかもしれませんね。
ワンプレイの長さ
ゴルフは、他のスポーツと比べて、
『ワンプレイが長い』
という特徴があります。
基本的に、
『1日を丸々潰す』
ことで、やっとワンプレイ出来るのです。
もちろん、ハーフプレイもありますが、
『あまりやっている人はいない』
のが現状です。
ゴルフは、フルでプレイするのが当たり前という考えが定着しているからです。
若者としては、
『せっかくの休日を、ゴルフだけに費やす』
という行為が、敬遠される傾向が強くなっています。
その為、普通の趣味で行うにしては、
『丸1日潰す』
のは、やり過ぎと言われても仕方ありませんね。
ゴルフは、つまらないスポーツなのか?
若者が、ゴルフ離れをしている原因や理由について紹介しました。
様々なものがありましたが、誤解しないでほしいのは、
『ゴルフは、つまらないスポーツではない』
ということです。
確かに、現代にはそぐわないと感じることの多いゴルフですが、
『1度でも、やりがいを見出す』
ようになれば、かなりはまり込むスポーツとなっています。
また、習得が難しいスポーツであるとともに、
『上手く出来たときの達成感』
が、やみつきになる人も多いのです。
もちろん、若者でも高齢者でも、
『感じる気持ちは変わらない』
と言えます。
この点を、若者世代に気付かせるためには、
- 難しいマナーを強要しない
- ゴルフ場を、街から近い場所に作っていく
などの工夫が必要になるでしょう。
ただ、若者離れを嘆くのではなく、
『離れないような工夫』
が、現代には求められているのです。
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まとめ
今回のまとめとしては、
『若者のゴルフ離れは、ゴルフの現状にも理由がある』
ということが言えます。
流行り廃りは、どんなものにでもありますが、いつの時代も、
『流行らせられるかどうかは、関係者の行動にかかっている』
のです。
ゴルフも例外ではなく、高齢者だけが満足できる環境を作らず、
『現代の若者事情に合わせた変化』
を見せるべきでしょう。
それが、若者にゴルフをやってもらう第1歩となるのではないでしょうか。