元NGT48メンバーである山口真帆さんを襲ったストーカー事件は、今なお物議を呼ぶ大事件として、芸能ニュースで取り上げられていますよね。
その影響を受け、
「AKB48の時代は終わった」
と、一部のファンが離れているのも事実です。
その中で、AKB48グループを卒業した、元HKT48メンバーの指原莉乃さんが、なぜか人気を衰えさせること無く、今なお芸能界で大活躍!
前田敦子さんや大島優子さんの人気が陰っている中、なぜ指原莉乃さんだけが人気なのか、不思議なものを感じますよね。
そこで本記事では、指原莉乃さんの人気が高く、ファンが多い理由や、組織票の真相を探り、まとめていきます。
指原莉乃はなぜ人気?ファンが多い理由とは?
歴代AKB48グループメンバー(OGを含めて…)の中で、群を抜いて人気が高く、グループ卒業した現在も、その人気が衰えない指原莉乃さん。
彼女は、自身が引き起こした2012年の熱愛スキャンダル(厳密には過去の熱愛スキャンダルではありますが…)によってHKT48へ移籍。
HKT48には失礼な話ですが、
『事実上の左遷』
と言われ、世間では、彼女のアイドル生命は終わったとも噂されていましたよね。
その窮地をひっくり返し、多くのファンを味方につけてしまったことは、まさに驚くべき偉業…
それこそ、アイドル史上、類を見ない伝説ぶりと言っても、決して過言ではないでしょう。
『指原1位は絶対ない!』と思われていた、2013年選抜総選挙
大島優子さんにとってのラストとなった、2013年の選抜総選挙で、指原莉乃さんがまさかの1位(センター)に輝きました。
当時、スキャンダルを引き起こしHKT48へ移籍した指原莉乃さんが、まさか、その翌年の選抜総選挙で1位になるとは…
それは誰も予想していませんでした。
彼女のファンを除いては、
「指原は完全に終わった…」
というのが、大方の意見でした。
1位どころか、選抜入りも難しいのでは?というのが大方の予想と言えたでしょう。
彼女のファンは、そんなことを考えてはいませんでしたが、それだけ、あのスキャンダルは、彼女に深刻なダメージを与えたのです。
スキャンダルをも味方にしてしまった指原莉乃
ところが、指原莉乃さんは、自身に深刻なダメージを与えたはずのスキャンダルをも味方にしてしまいました。
あえて、自分からスキャンダルをネタにし、毒舌芸人のように裏表を取っ払い、全てをさらけ出したのです。
かつてのアイドルの常識
これまでは、
『アイドルはトイレに行かない』
という妄想世界のキャラクターになりきり、ファンの前に登場していました。
もちろん、そんなことあるわけないです。
アイドルという側面の裏側には、ごく普通の女の子の姿がある…
でも、アイドル=偶像という意味合いをとるアイドルたちが多いのが、当時の常識とされていたのです。
それは実に異様な世界でした。
アイドルの常識を打ち破った指原莉乃
しかし、指原莉乃さんは、これまでのアイドルとしての常識を全てぶち壊し、偶像であることをやめ、世の中と本音でぶつかり始めました。
その裏表のない立ち居振る舞いが、多くの人の心を突き動かし、1年も経たないうちに、再び人気を勝ち取り、選抜総選挙で1位になったというわけ。
正直、自分らしさを見せることは、アイドル業界でタブーとされていたところもありました。
相当に勇気が必要なことだったでしょう。
それでも、指原莉乃さんは、あえてスキャンダルを全面に押し出し、欠点やコンプレックス、イメージが悪いところも全部武器にして前に出た…
それは、かつての『神7』と言われてきたレジェンドたち
- 前田敦子
- 大島優子
- 篠田麻里子
- 渡辺麻友
- 板野友美
- 高橋みなみ
- 小嶋陽菜
でさえ、できなかった禁忌…
その禁忌を、勇気をもって打ち破ったのが、指原莉乃さんだったのです。
そして、彼女の行動は、今のアイドルの姿をも変えました。
現在も、その先陣を歩き続けている指原莉乃さんは、絶大な人気を得続けているのです。
指原莉乃はスキャンダルや欠点をも武器に
これは、HKT48のドキュメント映画の中でも、指原莉乃さんがHKT48メンバーに叱咤した言葉の一つです。
欠点をいじられて泣くなら直せよ!
別に、指原莉乃さんは、HKT48メンバーに欠点を直させようと発言したわけではありません。
いじられて嫌なら直せば良い…
だけど、
『いじられることに誇りをもって、泣くこと無くどんどん前に出て行け!』
と伝えたかったのでしょう。
指原莉乃の影響で生まれ変わったHKT48
正直、HKT48のドキュメント映画を見た人の中には、指原莉乃さんに対して、
「何を偉そうに…」
と批判的感情を抱いた人もいたはずです。
しかし、指原莉乃さんは、自身がどれだけ叩かれようと、かまうこと無く、HKT48メンバーに発破をかけ続けたのです。
そして、その声に応えたHKT48メンバーたちは、自信を持って、自分たちの個性を全面に押し出していきました。
宮脇咲良をも変えた指原莉乃の影響力
新たな時代のHKT48の主軸でもある宮脇咲良さんも、アイドルになる前は、引っ込み思案で泣き虫だったと聞きます。
もし、指原莉乃さんの檄がなければ、どこにでもいるようなアイドルで終わっていたことでしょう。
そして、後のHKT48旋風を巻き起こす火付け役として、また、HKT48劇場支配人のひとりとして、指原莉乃さんは大きな力を発揮していったのです。
アイドル=個性(オンリーワン)の時代
指原莉乃さん自身、歌唱力やダンス・演技力などのパフォーマンスで、特別な力は何一つ発揮していません。
ここまでお話してきたように、自身のキャラクター(スキャンダラスでヘタレなアイドル)を全面にさらけ出したことこそが、彼女の強み!
そして、アイドル=個性(オンリーワン)の時代を、築き上げたことこそが、指原莉乃さんの人気が絶えない最大の理由です。
当然、その中には、隠し事すること無く、オープンな姿勢で、ファンと近い距離感を保ちつつ接してきたことも含まれます。
アイドル=偶像的な特別な存在ではなく、AKB48が目指してきた『会いに行ける身近なアイドル』こそが、指原莉乃さんだった…
「これこそが、指原莉乃さんのファンが多い最大の理由である!」
少なくとも筆者はそう考えています。
その姿勢が続く限り、指原莉乃さんは、永遠に多くのファンから愛され続けていくことでしょうね。
指原莉乃の選抜総選挙の得票は組織票?
指原莉乃さんが、AKB48グループの中心的存在として認められるようになって以来、ほぼ選抜総選挙ではセンターの座を射止めています。
実質的に中心的存在として、彼女が全国区で支持され始めたのは、やはり、2012年のスキャンダル発覚以降ではないでしょうか。
圧倒的支持力を見せつけた選抜総選挙
その時点を、一つのターニングポイントとして考えてみると、その翌年(2013年)の選抜総選挙以降の順位は以下の通り
- 第5回(2013年):1位
- 第6回(2014年):2位
- 第7回(2015年):1位
- 第8回(2016年):1位
- 第9回(2017年):1位
- 第10回(2018年):出場辞退
この結果を見て分かるとおり、唯一渡辺麻友さんにセンターの座を奪われた第6回(2014年)と、出場辞退した第10回(2018年)以外、全て1位。
普通、人気急上昇しても、どこかのタイミングで支持が落ちることもあるはずなのに、指原莉乃さんは、ほぼ陰りなく支持され続けた…
そのことが、この結果を見てわかります。
アンチからの批判の声も…
そのため、一部からは、
「所詮やらせだろう…」
「組織票で1位になっているだけ…」
と揶揄する声も多く聴かれました。
確かに、指原莉乃さんは、これだけ圧倒的な差を見せて、1位の座を死守し続けてきたにもかかわらず、多方面から何かと批判を受けていました。
それは、ヘタレキャラを全面に押し出してきた代償なのかもしれません。
アンチの声に対する指原莉乃の本音
一方、指原莉乃さん自身、ヘタレらしいと言うべきか、
「大島優子さんや前田敦子さんのようなアイドルとして認めてもらえていない。」
と言っていたことでも明らか…
第9回(2017年)選抜総選挙で、自身初の3連覇を成し遂げ、ようやく、
「これで、本当に1位と認めてもらってもいいですか?」
とAKB48グループのファンに対して投げかけた言葉には重みさえ感じました。
アイドルとして認めてもらっている部分と、邪道と切り捨てられている部分の間で揺れていた様子もみえ、それこそが指原莉乃さんの本音ではないか…
少なくとも、筆者にはそのように映っていました。
結局、組織票の多さがセンターに導いた?
はっきり言って、ヘタレ・スキャンダラスという部分を除いては、
『指原莉乃さんにカリスマ性はない』
と言って過言ではありません。
それは、彼女自身が誰よりも自覚していることです。
だからこそ、
「後輩についていく」
とまで言って、ファンを笑わせていたのでしょう。
アイドルが大好きで、でも歌もダンスもそんなにうまくなく、アイドルらしからぬ言動連発で、まさに邪道的存在のアイドル。
しかし、この邪道的カラーこそが、指原莉乃さんに限らず、HKTの48全体のカラーとなって、多くのファンに愛され続けてきたのも事実です。
そして、その個性的なカラーが、組織票を作り上げる大きな土台となっている…
だからこそ、HKT48旋風は巻き起こり、その中心的存在だった指原莉乃さんは、センターを死守し続けていたのでしょう。
SKE48も、多くの組織票を得ている!
第10回(2018年)選抜総選挙では、指原莉乃さん・渡辺麻友さんが退き、またナゴヤドームでの開催とあって、SKE48の躍進が見られました。
これも、SKE48の熱狂的ファンが組織となって、彼女たちを応援したからこそ見られた景色です。
努力あっての組織票
組織票というと、どうしても負のイメージを受けがちです。
しかし、選抜総選挙に限っては、決してマイナスではなく、完全なる応援票です。
そして、応援する価値があるとファンが認めているからこそ、票が集中するわけです。
それは、本人たちの努力があってこその組織票なのです。
アンチとして一部のメンバーを叩きたいのかもしれませんが、どうか彼女たちが努力をして、結果を掴み取ったことだけは理解してあげてほしい。
そして、組織票と一括りで批判し、揶揄していくことだけはしないであげてほしいと願うばかりです。
指原莉乃の卒業後は人気に陰りの可能性?
指原莉乃さんが、今でも爆発的に人気を得ていて、テレビCMにも多数起用されていることは、周知の事実です。
このままいけば、人気が廃ることは、当分の間はないでしょうね。
ただし、一つだけ懸念事案があります。
というのも、これまで、スキャンダラスな側面や、ヘタレな側面を隠すことなく、ぶっちゃけてきた指原莉乃さんの様子が、少し変わりつつあるのです。
山口真帆暴行事件に対する姿勢の変化
きっかけは、元NGT48メンバーの山口真帆さんストーカー事件にあります。
メディアでは暴行事件として取り上げられていますが、実際にはストーカー事件というべきこの事件…
最も最悪なのは、所属事務所であるAKSの対応の不味さにあるわけですが、この事件で、
ほとんどの神メンバーがだんまり
を決め込んでいます。
指原莉乃さえも口をつぐむように…
指原莉乃さんは、その中でも、出来る限り事件について言及してきていますし、そこは立派だと思います。
しかし度々、他人事のような発言が見られるのも確か…
そして、山口さんの卒業が決まってからは、爆笑問題・太田光さんに突っ込まれても口をつぐむシーンも見られるように…
筆者もNHKのある特番で、そのシーンを見ていたのですが、正直、どこか悲しかったです。
指原莉乃が苦しい立場に立たされている?
もちろん、言及を控えざるを得ない状況があることは承知しています。
ただ、指原莉乃さんは、炎上覚悟でなんでもぶちまけてきたアイドルだったはず…
それなのに、なぜ口をつぐんでしまうのか…
その最大の理由は、同じAKB48グループとは言え、NGT48グループに彼女が在籍していなかったことや、状況を把握できていないことにあります。
状況もわからない中で、いきなり他の姉妹グループのメンバーが、いきなりしゃしゃり出てきたら、余計に話もこじれてしまいかねません。
指原莉乃さんは、最悪の想定も考えて、慎重ながらも、言うべきことは言ってきたわけで、その中でどうしても言えないことに口をつぐんだだけ…
アイドルを愛する指原莉乃だから胸中は苦しい…
そもそも、指原莉乃さんは、何かと後輩に対して寄り添ってきたメンバーですし、アイドルをとにかく愛してきたメンバーです。
だからこそ、今回の山口さんの一件に関しては、かなり胸を痛めているはず…
できることならどうにかしたいけど、彼女一人の力ではどうにもならない…
だから時折、関連メンバーに対して手を差し伸べてみたり、メディアを通じて言及はするものの、静観の姿勢を取るようになったのでしょう。
指原莉乃でさえどうにも出来ない山口真帆暴行事件…
ただ、一部の人達は、
「指原莉乃さんでさえ、山口真帆さんを襲った暴行事件(ストーカー事件)は、どうにもならないのか?」
と肩を落としはじめているように感じます。
そして、一部では、
「既にAKB48はオワコン」
とまで揶揄され、OGメンバーも含めて、見向きもされなくなっているのです。
指原莉乃まで足を引っ張られる可能性が…
正直、現時点で、コンスタントに活躍できている(舞台などは除いて…)のは、指原莉乃さんと川栄李奈さんのみ…
川栄李奈さんは、演技力がずば抜けているので、女優として需要はあると思いますが、指原莉乃さんの場合は、演技・歌唱・ダンスのいずれも駄目…
唯一の武器が、ヘタレキャラ全開のトーク術のみ…
その状況下で、AKB48グループだけでなく、OGメンバーに対する批判の声も拡大するようになり、人気に陰りが見れれる可能性も…
人気に陰りがと心配するのは、あくまで老婆心
もちろん、これは最悪の可能性で話していることに過ぎず、ただの老婆心であれば、それに越したことはありません。
ただ、これまでAKB48の看板が大きな支えとなってきたのに、逆に足かせとなりつつある状況をどう乗り越えていくのか不透明…
それだけに今後、指原莉乃さんが意外な形で正念場を迎えることもあるかもしれないと危惧するばかりです。
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まとめ
指原莉乃さんが、今も変わらず人気を得ているのは、
アイドル=偶像という固定観念を打ち破り、個性を売りにするアイドル像を築きあげたこと
が最も大きな理由です。
そして、そのカラーは、後輩たちにも受け継がれるようになり、その功績も踏まえて、指原莉乃さんの人気は、今後も続いていくはずです。
しかし、現在も報道されている、元NGT48山口真帆さん暴行(ストーカー)事件での対応の不味さに、足を引っ張られてしまう可能性も…
それだけ深刻な状況が続いているだけに、指原莉乃さんには元AKB48グループメンバーというだけで、そっぽ向かれないように、今後も活躍し続けほしいものですね!