下痢で脱水症状時の飲み物を紹介!水分補給はポカリで良い?

下痢で脱水症状の時には、便とともに水分も一緒に排出しますから、なるべく早く水分補給をすることが大切です。

ただ、水分補給できる飲み物には、いろいろなものがあります。

いざ下痢で脱水症状が心配になったとしても、どんなものを飲めばいいのか迷ってしまいますよね。

やはり、下痢のように体調不良の時には、なるべく身体に負担がかからず、早く浸透するものを選びたいところです。

当記事では、下痢で脱水症状の時におすすめの飲み物を紹介していきます。

下痢で脱水症状時におすすめの飲み物は?

下痢で脱水症状の時には、

『水分と塩分などの電解質の両方を補給できる飲み物』

を摂ることがおすすめになります。

水分と塩分などの電解質の両方が摂れる飲み物としては、

『経口補水液やスポーツドリンク』

があげられます。

経口補水液は、スポーツドリンクと似たようなものですが、経口補水液の方が緊急を要する脱水症状の緩和に向いています。

これは、経口補水液に含まれている『電解質や糖質の濃度に違い』があるからです。

スポーツドリンクは、日常でも飲みやすいように塩分と糖分がある程度、調整されています。

しかし、経口補水液は飲みやすさよりも脱水症状の緩和を目的として作られています。

その味は、健康な人が飲むとはっきりいって美味しくありません…。

しかし、より早く脱水症状を改善したいなら経口補水液を飲むのがおすすめです。

ただ、経口補水液は塩分が多めに含まれていますから、高血圧などの病気で塩分が気になる人は、あらかじめ医師に相談してみてください。

また、手元に水分と電解質の両方が摂れる飲み物がないようなら、とりあえず水や麦茶に塩飴などで塩分を一緒に摂るのもおすすめです。

脱水症状の水分補給はポカリでも良い?

下痢で脱水症状の時の水分補給は、ポカリスエットでももちろん大丈夫です!

ポカリスエットは、身体にスムーズに水分と塩分などの電解質が浸透するように調整された飲み物です。

脱水症状の改善に良いとされている分量、『塩分0.1~0.2%、糖分4~8%』がポカリスエットには配合されています。

この分量の電解質が含まれている飲料を摂ることは、厚生労働省の通達文や文部科学省の熱中症予防に関する文書の中でも推奨されています。

ただポカリスエットは、あくまでも日常でのスムーズな水分補給を目的とした飲み物です。

症状が重い脱水症状の時には、経口補水液の方がいいかもしれません。

経口補水液は、もともと発展途上国で感染症に対処するための経口補水療法から生まれたものです。

道具や器具が十分ではない発展途上国で、すみやかに口から水分や電解質を補給できるように作られています。

このように経口補水液は、医療の現場でも使われているのです。

下痢の脱水症状でこの症状なら病院へ

下痢といっても、その原因にはさまざまあります。

例えば、食あたりによるもの、食べすぎや飲みすぎによるもの、ストレスによるものなど

この3つの原因による下痢は、誰しもたびたびあるでしょう。

実は、この他にも下痢になってしまう原因があります。

それが、なにかというと熱中症です。

熱中症になると、身体が脱水状態となり、血流が悪くなり脳や臓器の機能が低下します。

これにより自律神経が乱れて、下痢を引き起こすことになります。

熱中症で下痢を引き起こすというのは、少し深刻な中等症の熱中症になります。

熱中症には

  • 軽症
  • 中等症
  • 重症

と大きく分けて3つの重症度があります。

中等症以上の熱中症は、病院での治療が必要だとされています。

熱中症の下痢になったら、まずは家で水分補給をして、すぐに病院に行くようにしましょう。

熱中症の中等症の症状としては、下痢のほかに頭痛や吐き気、嘔吐などの症状が出ることもあります。

ちなみに、熱中症の軽症は、大量の汗が出たり、軽い立ちくらみや、めまいなどの症状が出ます。

軽症の段階なら、水分補給や涼しい場所で休憩することで回復する可能性が高いでしょう。

ただ、熱中症による下痢なのかどうかを判断するのは難しいかもしれません。

しかし、下痢のほかにも頭痛や吐き気といった症状があるなら、熱中症による下痢の可能性が高いです。

その場合は病院へ行くようにしましょう。

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まとめ

下痢になるとトイレに頻繁に行くのが面倒な上に、水分補給を控えてしまうと脱水症状になってしまうこともあります。

脱水症状が酷くなると、熱中症と同じように、さらに重篤な症状を引き起こす原因になりかねません。

脱水症状がどんどん進むと、最悪、命が危険にさらされることにもなります。

下痢になったらトイレの心配をせずに、経口補水液やスポーツドリンクなどで、しっかりと水分補給するようにしてみてください。

また、つい下痢止めの薬を飲みたくなりますが、下痢止め薬は飲まずに、できるだけ出し切った方が身体にとってはいいようです。

これは細菌による感染が原因の下痢であった場合、身体は体内から細菌を排出しようとするために下痢を起こしているからです。

そのため食あたりによる下痢の場合には、辛いですがスッキリと出し切ってしまった方が身体のためには良さそうです。

もちろん、その場合にも、しっかりと水分補給をしておくことが大切ですよ。

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