脱水症状で頭痛や吐き気を感じるようになると、
「このままどんどん酷くなるのではないか?」
と心配になりますよね。
実際に、脱水症状で頭痛や吐き気を感じるようなら、かなり進んだ脱水症状になります。
ただの頭痛や吐き気と思わずに、脱水症状に気がついたら早めに対策を行うことが大切です。
ここでは脱水症状により頭痛や吐き気がある時の対処法や治し方について紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
脱水症状で頭痛や吐き気がする、その対処法や治し方は?
脱水症状で頭痛や吐き気がする時には、すぐに
ナトリウムなどの電解質を含む水分を補給しましょう。
ナトリウムなどの電解質を含む水分としておすすめなのが、
『経口補水液』
経口補水液は、スポーツドリンクと似たような印象を持つ人も多いですね。
しかし、
その内容はスポーツドリンクよりも水と電解質のバランスが身体に浸透しやすい飲み物
になっています。
身体に早く水分を浸透させたい時には、経口補水液のように浸透の良いものを飲むのが最も効果的な対処法となります。
経口補水液の味は、スポーツドリンクよりも糖分が少なく塩分が多く含まれています。
健康な時に飲むと、決して美味しいと言えるようなものではありませんが、緊急時には頼りになる存在です。
自宅に常備しておくと安心かもしれません。
ただ、経口補水液は塩分が少し強めです。
高血圧、心臓や腎臓の病気などで塩分の摂取量を制限している人は、経口補水液を飲むと体内のミネラルバランスが悪くなってしまうかもしれません。
持病がある人は一度医師に相談してみてください。
脱水症状になったら、まずは経口補水液などでの電解質も補給できるもので水分補給を行ってみます。
そして、症状が改善しないようなら医師の診察を受けてみましょう。
経口補水液が飲めない人は、
『ハイポトニック飲料のスポーツドリンク』
がおすすめです。
スーパーやドラッグストアで入手しやすいハイポトニック飲料のスポーツドリンクには、以下があります。
- ポカリスエットイオンウォーター
- アサヒ飲料スーパーH2O
- ヴァームウォータークリア
- ポストニックウォーター
などなど。
スポーツドリンクというと1種類しかないように思われますが、実は『ハイポトニック飲料』と『アイソトニック飲料』があります。
ハイポトニック飲料もアイソトニック飲料も水分の他に塩分などの電解質が含まれているところは同じです。
違いは、その濃度、浸透圧が体液に近いかどうかになります。
ハイポトニック飲料の方が、体液より薄く浸透圧が低め、アイソトニック飲料は体液とほぼ同じ浸透圧になります。
そして、脱水状態になっている場合に、どちらがいいのかというと、体液よりも薄く浸透圧が低い『ハイポトニック飲料』がおすすめになります。
体液よりも薄く浸透圧が低い方が脱水症状に向いていると聞くと意外な感じがするかもしれません。
しかし、これはとても理にかなっているのです。
なぜなら、脱水症状ということは、体液が濃くなりすぎている状態です。
これをもとの体液の濃さにすることが脱水症状の軽減に役立ちます。
そのため、体液よりも薄く浸透圧が低めの『ハイポトニック飲料』の方が向いているのです。
経口補水液が飲めるようなら経口補水液を、飲めないならハイポトニック飲料のスポーツドリンクを飲んでみてくださいね。
脱水症状で吐き気で水分補給できそうもない時は
『脱水症状で吐き気があって水分を摂れそうもない…』
こんな時は、とりあえず、スプーンに1~2杯でもいいですから、経口補水液などの水分と塩分などの電解質を含むものを飲むようにしましょう。
少し水分を補給してみて、もう少し飲めそうだったら、そのまま水分補給をしてみてください。
水分を補給してみても改善しないようなら、医師の診察を受けるようにしましょう。
脱水症状で吐き気があるのは、脱水症状により血流が悪化することで脳の嘔吐中枢が刺激されるためです。
水分補給により脱水症状が軽減すれば改善する可能性があります。
経口補水液は自分で作ることもできる
経口補水液というと、メーカーの商品を買わなければならないといった印象がありますね。
しかし、経口補水液は自宅でわりと簡単に作ることができます。
水と砂糖と塩で経口補水液を作るれますから、作ってみてください。
作りかたは、
- 水1リットル
- 砂糖40g
- 塩3g
を加えて混ぜ合わせれば完成です。
もし、レモンなどがあれば、これにレモン汁を50ml程度加えると飲みやすくなります。
経口補水液を作る際の注意点としては、水と砂糖、塩の割合を守るようにしましょう!
脱水症状で頭痛や吐き気があるのは重い脱水症状です
脱水症状で頭痛や吐き気があるということは、
体重の約4~5%程度の水分が失われている可能性
があります。
これは脱水症状の初期とは言えない、進んだ状態の脱水症状になります。
「頭痛ぐらい、吐き気ぐらい、たいしたことない」
と軽く見ずに、早急に水分補給するようにしましょう。
脱水症状はどんな症状でも、まずは水分補給をしてみて、改善がないようなら速やかに医師の診察を受けるようにしてください。
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まとめ
頭痛や吐き気がある脱水症状は、かなり進んだ脱水症状です。
脱水症状の初期症状は、大量の汗やノドの乾きです。
この状態だと、体重の1%の水分が失われている可能性があります。
ノドが乾いたと感じている時点で脱水症状の初期症状となりますから、水分は少しずつ小まめに摂っていくようにしましょう。
普段から小まめに水分補給しておけば、脱水症状は未然に防げます。
脱水症の予防や解消を目的としてた水分補給は、水分と塩分などの電解質が一緒に摂れるものを飲むのがおすすめです。
経口補水液やスポーツドリンクで小まめに水分補給してみてくださいね。
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