ブリタニア一の魔術師で、リオネス聖騎士が扱う『呪言の玉』や『女神の琥珀』など、様々な魔法アイテムを開発している人物でもある、七つの大罪の一人・暴食の罪(ボア・シン)のマーリン。
このマーリンという人物は、ある種、非常に厄介な人物でもあり、メリオダスでさえ、ある理由から力を奪われてしまっているというのですから、実に恐ろしい女性キャラですよね。
ところで、メリオダスとは仲間であるはずのマーリンが、何故、彼の力を奪ってしまっているのでしょうか?
これにはある理由があり、マーリンも止むを得ずメリオダスの能力を奪っているのですが、その理由が気になるかと思いますので、本記事でその背景・理由をご紹介していきます!
スポンサーリンク
マーリンがメリオダスの力を奪った事実と手法
七つの大罪のメンバーであるマーリンは、スタイルも良く、適度に露出的な服装を身にまとい、見るからに美女という雰囲気を醸し出している女性キャラクターです。
メリオダスも感じているように、どことなく胡散臭い印象が拭えなく、不気味な存在…
少なくとも、筆者はそのように感じています。
そもそも、七つの大罪の仲間であるはずのメリオダスの力をも奪っているというのですから、理由はともかく、外見上同様に中身も胡散臭いと思われても仕方ないでしょう。
それにしても、物を奪うのならまだしも、メリオダス本人の中に潜んでいる力を奪うなんて、一体どんな手段を用いてやってのけたというのでしょうか?
確かにマーリンは、弟子であるビビアンですら、「反則」というくらい力のある魔術師ですが、力を奪うなんて簡単にできる芸当ではありません。
その裏側が気になり、いろいろ調べてみることにしました。
そこで判明したことですが、実は、メリオダスの力の奪取(封印)は、マーリンの力だけでは出来なかった模様。
10年前、マーリンを含めた七つの大罪は、ある事件に巻き込まれ、ピンチに陥っているところを1人の少女に救われますが、肝心のその少女が、大怪我を負ってしまったことで、団長であるメリオダスが、暴走しかけてしまうのです。
その時のメリオダスはまるで、ダナフォール王国を滅亡させたかのような暴走ぶりだったとか。
マーリンは、その時の出来事を振り返った際には、
「今頃リオネス王国はダナフォール同様、地図から消え失せていただろうな」
と語っていますし、相当な事態に陥っていたわけですね。
そこで、マーリンは、メリオダスが暴走しかけている隙を見計らい、力そのものを魔力で分離させ、ドルイドの長に分離させた力を封印させるよう協力を求めたそうです。
さすがにマーリンが偉大な魔術師であったとしても、簡単にメリオダスの力を封印するなんて、芸当は出来ないということなのでしょう。
そもそもどのように力を分離させたのか、また、どんな魔法を用いたというのか?
その辺りの具体的な謎は残っていますが、マーリンがメリオダスの力を分離させ封印させたという事実があります。
なにかすごい手法でメリオダスの力を奪い去っていったドルイドの長や、マーリンの魔力の凄さを、痛感させられた次第です。
マーリンがメリオダスの力を奪った理由は?
マーリンがメリオダスの力を奪った方法については、先ほどお話した通りです。
その中でも、その背景に関しても若干触れているので、察しのいい人なら、何故マーリンがメリオダスの力を奪ったのか、その理由に気づかれていることでしょう。
ただ、折角なので、もう少しマーリンがメリオダスの力を奪った理由を掘り下げてお話していきたいと思います。
マーリンがメリオダスの力を奪った最大の理由は、リオネス王国の消滅を阻止したかったことに尽きると言えます。
10年前、先ほどお話した理由で、メリオダスは暴走しかけていて、もう少しでダナフォールだけでなく、リオネスまで地図から姿を消してしまう惨劇に見舞われるところでした。
さすがに、それはマーリンにとっても耐え難い話だったみたいで、団長であるメリオダスの暴走をなんとか止めたかった…
そのためには、どうしてもメリオダスの魔神としての力を封印する必要があり、そのために力を奪おうと画策したわけです。
もし、マーリンが、メリオダスの力を奪っていなければ、今頃リオネスは消滅していたわけですし、その事を考えると、仲間割れというネガティブなイメージよりも、マーリンには、リオネスを救ってくれた功労者というイメージの方が強いかと思います。
それにしても『憤怒の罪』とよく言ったもので、一度憤怒させてしまうと、本当に手がつけられなくなり、メリオダスは、実に厄介な七つの大罪の団長だということが、よく分かる話だと思い知らされますね。
マーリンが奪ったメリオダスの力はどうなった?
メリオダスの奪われた力ですが、本当なら、二度と爆発してしまわないように奪ったままでいる方が、理想だったのかもしれません。
しかし、十戒という、タチの悪い、非常に凶悪な連中が登場するようになり、彼らに対抗するには、メリオダスの魔神としての力がどうしても必要となり、メリオダスは、マーリンとドルイドの長に力の返却を求めます。
そこで、ドルイドの長の導きで、怒りによって力を暴走させないための試練を乗り越え、メリオダスは、なんとか元の力を返してもらうこととなったわけです。
ちなみに、力を返してもらったことで、メリオダスの闘級は最大32500に!。
マーリンに力を奪われた時の状態の約10倍の力を手に入れ、十戒たちと互角に渡り合っていけるのか…?
過去に十戒に勝利したというだけあり、本来の力を手に入れたメリオダスがどうなるのか、現在も十戒との対決のストーリーは進行中なので、今後の展開も含めて注目したいものですね。
スポンサーリンク
まとめ
マーリンが、メリオダスの力を奪った背景には、メリオダスの怒りによる暴走を食い止める目的があり、このマーリンの行動によって、今のリオネスが存在していると言っても過言ではありません。
事実、メリオダスは一度ダナフォール王国を滅亡させた前科があり、一つ間違えばリオネスまでもメリオダスが滅亡させてしまうところでした。
現在は、メリオダスが試練を乗り越え、怒りをコントロールすることが出来、元の力も取り戻していますが、色んな角度でこの背景を見ていくと、実に恐ろしい話だったと、改めて気付かされたような気がした次第です。
しかし、現在では無事、メリオダスは憤怒の力をコントロールできるようになっています。
この力で、メリオダスは十戒とどう戦っていくことになるのか?
今後のメリオダスの動向からは、目が離せませんね!