【遅刻】学校や会社に提出する反省文の正しい書き方と例文を紹介

遅刻も頻繁になると、学校や会社から『反省文』の提出を求められたりします。

でも、『反省文』なんて、そうそう書く機会は訪れないものです。

突然『反省文』を書くように言われても困りますよね。

この記事では、『反省文』の正しい書き方をお伝えしていきます。

しっかりした『反省文』を書ければ、あなたのことを見直してくれるかもしれませんよ!

遅刻の反省文では『事実・原因・反省・改善策』の4つを書こう

反省文とは、失態に対して、

『とても反省していること』

『もう二度と同じ失態はしないこと』

を会社・上司や学校に誓うために書くものです。

ただ、反省文で

『とても反省していること』

『二度としません』

という言葉だけでは、本当に反省していることが相手に伝わりにくいのが実情です。

謝罪の言葉を書けばいいというものでもありません。

そこで、本当に反省していることが相手に伝わりやすいように、反省した事実に加えて、

  • 『どうして遅刻してしまったのか?』という原因
  • 『二度と遅刻しないため』の改善策

を書き加えます。

こうすることで、

  • 遅刻の原因を認識できていること
  • 二度と起こらないための改善策を考えていること

が相手に伝わり、『本当に反省していて二度と遅刻はしないこと』をアピールできるのです。

このことから、反省文は、

遅刻した事実⇒原因⇒反省⇒改善策

と順番に論じていく方法がおすすめです。

そして、反省文の最後には、

謝罪の言葉で締めましょう。

あなたの遅刻が、業務上の誰かに迷惑をかけている可能性もあります。

きちんとお詫びの気持ちを添えて、反省文を終えましょう。

遅刻の反省文を書くポイント

遅刻の反省文を書くポイント

語尾は『言い切る』

また、反省文を書くときに注意するのが、あいまいな表現です。

例えば、

『〇〇〇だと思います。』

『〇〇〇しないように気をつけます。』

といった希望的な表現はやめてください。

それよりも、

『〇〇〇します。』

『〇〇〇しません。』

など、言い切る語尾にします。

言い切る表現のほうが、反省している気持ちが強く伝わります。

丁寧な文字で書く

ビジネスシーンにおいて、今や書類のほとんどがパソコンです。

ただ、学生や会社によっては、手書きでの反省文を求められることもあります。

手書きの場合は、

丁寧な文字で書く

ことが重要です。

『丁寧な文字』とは、字が美しいことではありません。

自分の字に自信がなくても、丁寧に書いた文字であることが重要なのです。

丁寧に書いたと分かる文字は、その心も相手に伝わるものですよ。

回りくどい言い訳は避ける

反省文では、遅刻した原因についても触れるべきです。

でも、ついつい言い訳を書きたくなってしまうものです。

反省文では、

言い訳は書かず、できるだけ簡潔な文章

を心がけてください。

回りくどい言い訳は避けて、

読む相手に不快感を与えない

のも、良い反省文のポイントです。

また、言い訳は改善策として、上手に書き換えることで、印象も変わります。

例えば、

携帯のアラームがならなかったので。

⇒必ずアラームの設定を確認してから寝るようにします。

いつもは10分前に着くように出社していたけど、予想外の人身事故で
⇒通常は10分前の出社を心がけておりましたが、今回の事故を受けて15分前には出社するようにします。

など、書き換えてみましょう。

原因は携帯のアラームが鳴らなかったことや人身事故にあっても、その確認を怠ったのは自分にあります。

ですから、必ず自分の行動の非を認める内容であることを心がけてください。

『遅刻』による過失の内容を書く

  • 遅刻の何がいけないのか
  • 遅刻によって自分が犯してしまった過失の内容

この部分がずれていては、正しい反省とは認めてもらえません。

例えば、

遅刻により、途中入室となってしまいました。

その際、先生の話や授業が中断されて、クラスメイトに迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。

といったように書けば、反省の気持ちと謝罪が伝わります。

カジュアルな謝罪言葉は避ける

反省文の最後には、『謝罪の言葉』を書きます。

その際には、

  • 『すみませんでした』
  • 『ごめんなさい』
  • 『申し訳ないです』

など、カジュアルな謝罪言葉は使わないようにします。

ご迷惑をお掛け致しました。

申し訳ございません。

など、正しい謝罪の言葉を使ってください。

自分の言葉で書く

とくに学生の反省文では、作られたテンプレートを丸々利用するのではなく、

自分の言葉で書く

ことも重要です。

言葉遣いよりも、先に紹介した

遅刻した事実⇒原因⇒反省⇒改善策

の構成に沿って、自分の言葉で反省の気持ちを伝えます。

提出期限は必ず守る

反省文は、提出期限を求められることもあります。

その場合は、

提出期限は厳守

です。

もちろん、提出期限よりも前倒しして提出すれば、より良いです。

提出が早ければ早いほど、

「早く謝罪しなければ」

という気持ちが伝わります。

また、反省文を書く際は、なるべく当日に書いてしまいましょう。

時間とともに、反省の気持ちが薄れていく

可能性があるからです。

会社員による遅刻の反省文(例文)

寝坊して遅刻した場合

〇〇部
〇〇(役職名)〇〇 〇〇(上司の名前)殿

◯◯部○○課 〇〇 〇〇(自分の名前)印

反省文

私は、平成〇〇年〇月〇日に私自身の責によるところで始業時間に遅刻いたしました。

これは、朝寝過ごしてしまうというお恥ずかしい理由によるところで、まったくもって弁解の余地がございません。

心より深く反省しております。

私の自己管理の至らなさにより皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを重ねてお詫び申し上げます。

今後は、自己管理を徹底し、二度と遅刻という皆様にご迷惑をかける事態を引き起こさないように気を引き締めてまいります。

また、私自身、自己管理の至らなさが非常に気になっておりました。

これを機に自己管理が上手くできるよう書籍やセミナー等を受講し学んでいく所存です。

この度は、ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。

取引先への訪問に遅刻した場合

〇〇部
〇〇(役職名)〇〇 〇〇(上司の名前)殿

◯◯部○○課 〇〇 〇〇(自分の名前)印

反省文

私は、平成〇〇年〇月〇日に私自身の責によるところで△△会社、△△様とのお約束に遅れる事態となりました。

△△会社、△△様、○○さん(上司)にご迷惑をおかけいたしましたことを心より深く反省しております。

今後は、このようなことがないように気をつけてまいります。

また、今回の△△様とのお約束に遅れる事態は、私のスケジュール管理能力の至らなさによります。

この度のような失態を起こさぬようスケジュール管理法を改めていく所存です。

ご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳ございませんでした。

学校への遅刻の反省文(例文)

寝坊して遅刻した場合

反省文

1年A組 〇〇 ○○

私は遅刻が多く、これまでに何度も遅刻してしまいました。

今後は、決して遅刻しないようにします。

また、今まで私が遅刻を繰り返してしまったのは、夜更かしして朝なかなか起きれなかったためです。

これからは、早寝早起きの規則正しい生活で遅刻しないようにします。

遅刻して申し訳ありませんでした。

身支度に時間がかかりすぎて遅刻した場合

反省文

1年B組 〇〇 ○○

一限目の授業に遅れて申し訳ありませんでした。

また、途中入室することになり、○○先生やクラスの皆さんに迷惑をかけることになりました。

今後は、決して遅れないようにします。

今回授業に遅れてしまったのは、身支度に時間がかかりすぎてしまったためです。

これからは、出発時間から逆算して間に合うように身支度できるようにしていきます。

遅刻して申し訳ありませんでした。

スポンサーリンク

まとめ

遅刻の反省文は、とにかく反省していて、

もう二度と遅刻はしない

という決意がわかる文面で書くことが大切です。

『遅刻しない』決意が伺える文章というと、難しそうに思うかもしれません。

でも、

  • 語尾を言い切る
  • 丁寧な文字で書く
  • 回りくどい言い訳は避ける
  • 『遅刻』による過失の内容を書く
  • カジュアルな謝罪言葉は避ける
  • 自分の言葉で書く
  • 提出期限は必ず守る

などのポイントを押さえれば、それだけで印象は大きく良くなります。

そして、

反省文を書いただけで終えずに、実際に行動に移していくこと

が、何より重要ですよ!

関連記事
遅刻連絡メールのビジネスマナー2
遅刻連絡のメールと謝罪・お詫びの件名の例文紹介【ビジネスマナー】

続きを見る

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする