サッカーファンならば、もはや誰もが知っているスーパースターのリオネル・メッシ選手。
このメッシ選手の最近の華々しい活躍などについて知っている人は多いと思います。
でも、彼がこれまで歩んできた過去、プライベートについて、きちんと知っているファンがどれだけいるのでしょうか?
そこで今回は、そのメッシ選手について、これまでのサッカー人生から成績、周囲からの評価といった情報をまとめてみました!
メッシの出身やプロフィールとサッカーの成績
彼は一般的には『リオネル・メッシ』と呼ばれていますが、実は本名は、
リオネル・アンドレス・メッシ・クッチッティーニ
なのです。
なお、『メッシ』は父方のファミリーネーム、『クッチッティーニ』は母方のファミリーネームです。
ではなぜ『リオネル・アンドレス・メッシ・クッチッティーニ』のフルネームではなく、『リオネル・メッシ』と呼ばれているか。
これは想像ですが、1つはフルネームでは長すぎるから、もうひとつは父方の苗字であるから、ということかも知れません。
あるいは『クッチッティーニ』という苗字は、イタリア語あるいはスぺイン語でも、おかしな響きがすることからかも知れませんね。
なお、『クッチッティーニ』には、イタリア語での意味はないようです。
まぁなにしろ発音しにくいので、それが一番の理由かも…。
そんなメッシは、
1987年6月24日
に生まれ、
アルゼンチン・サンタフェ州ロサリオ
の出身。
両親はイタリア系の移民です。
現在は、スペインのリーガ・エスパニョーラのFCバルセロナに所属し、またアルゼンチン代表としても活躍していることは、良く知られています。
メッシのポジションはFW。
メッシのFCバルセロナにおいての成績は、
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の優勝 3回
リーガ・エスパニョーラの優勝 6回
に貢献しています。
メッシ個人の成績は、
世界最優秀選手賞FIFAバロンドール 4回連続
FIFA年間最優秀選手 1回
UEFA欧州最優秀選手賞 2回
FIFAワールドユース選手権得点王・最優秀選手
リーガ・エスパニョーラ最優秀外国人選手 3回
オリンピア賞 (アルゼンチン最優秀選手) 10回
と、比喩ではなく、文字通り枚挙にいとまなし、という状態ですね。
メッシのアルゼンチン代表としての成績は、
U-23アルゼンチン代表 2008年 北京オリンピック金メダル
2014年 FIFAワールドカップ準優勝
2015年 南米のコパアメリカ2015準優勝
122試合に出場61得点
となっています。
リーガ・エスパニョーラや、チャンピオンズリーグでは大活躍し、メッシは何度も優勝に貢献しています。
アルゼンチン代表としては、いいところまでいくものの、大きなタイトルをつかむことができていないのが、残念なところでしょうね。
サッカー界のスーパースター・メッシの経歴
メッシは、5歳のときに父親がコーチを務めるサッカークラブで、本格的にサッカーをはじめました。
1995年には、地元のチームであるニューウェルス・オールドボーイズに入団。
しかし、その後、10歳のときに
成長ホルモンの分泌異常の症状
が発覚するのです。
メッシが、サッカー選手の中でも
低身長である理由
は、この病気にあったというわけです。
メッシには、2001年に最も大きな転機が訪れます。
そう、FCバルセロナへの入団です。
当時、監督だったカルロス・レシャックが、メッシのプレーを一目見て、その凄い才能と、将来の可能性がわかったと言います。
メッシを見込んだバルセロナは、メッシを呼ぶために、2001年3月1日に、
- 家族そろってバルセロナに移住
- メッシの病気の治療費をバルセロナが全額負担
を条件に入団が決まりました。
メッシは、病気の治療の結果、身長は170センチになんとか到達します。
それでも、プロサッカー選手の中では、かなり低い方ですね。
メッシが17歳の時、2004年10月16日にリーガ・エスパニョーラのプリメーラ・ディビシオンにてデビュー。
2005年5月1日にメッシは初得点を決めています。
メッシのサッカーのプレースタイルは?
メッシは、攻撃的な選手としては、ほとんど万能なスタイルといって良いでしょう。
万能な中でも、とくにドリブル技術はとても高く、メッシ本人も
「僕にとってボールをパスするのは難しいことだったんだ。」
と、述べています。
フランク・ライカールト氏(バルサ監督時代にメッシを指導した)が、メッシに『時にはボールを離すこと』をアドバイスするほどです。
つまり、それくらいメッシは、ドリブルが得意だということです。
ドリブルの能力と同様に、パスのセンスにも高いレベルを感じることができます。
スピードにも優れており、DFの裏をかく技術も身についています。
セットプレーのキッカーとしても、高い技術を持っています。
ですから、メッシはFWだけでなく、MFとしても超一流のレベルを持っているといえるのです。
メッシは、本来は右ウィングの位置でプレーをします。
グアディオラ監督時代の0トップ布陣のときには、中央に移動し、なおかつFWよりも下がった位置、という特別なポジションでプレーをしました。
その当時は、周囲との細かい連係、速いパス回しから来る、素早いラストパスに反応することにより、メッシはゴールを量産しました。
2014年に、ウルグアイ代表のルイス・スアレス選手が加入してからは、再び右ウィングの位置でプレーをすることに戻っています。
メッシの低身長とメリット
メッシの身長は、『一応』170センチとされています。
しかし、他の選手と並んだ写真など見ますと、どうもそれより低いような気がします。
というのも『身長のサバを読むこと』は、サッカー選手ではよくあることなのです。
だから、メッシも実際には165~170センチの間くらいに見えますね。
しかし、サッカーでは高身長でなくても優秀な選手はたくさんいます。
たとえば、ゴールキーパーでは絶対的に高身長が有利ですが、身長180センチの川口能活選手は、歴代最高のGKと言われています。
あのマラドーナ氏の身長を知っているでしょうか?
わずか165センチ
なのです。
もっとも、『神の手』を使えば、それよりだいぶ高くなりますが…。
この『神の手』技は、とくに空中戦での競り合いには有効ですからね。
審判に見つからなければ…。
『神様』ペレ氏も、
171センチ
と決して高身長ではありません。
さらには、シャビ選手、イニエスタ選手、長友佑都選手も、サッカー選手としては小さいです。
こうしてみますと、テクニックのある選手は、むしろ低身長のような気さえしますね。
ひとつには、ドリブル中の方向転換や急な加速減速は、むしろ小柄な方が有利と言えるかもしれないのです。
FC東京所属の『第2のメッシ』久保建英選手などは、その代表的な例でしょう。
メッシ選手のプレーを見たマラドーナ氏は、
「6速目のギアがある。」
と言っていたそうですよ。
メッシのサッカー選手としての評価とは?
メッシは、本当に高い評価を受けています。
まさに『世界一のサッカー選手』と呼ばれるのに、ふさわしい選手です。
例えば、元マンチェスター・ユナイテッドの監督だったアレックス・ファーガソン氏は、
「ロナウドとは違うタイプの選手で、素晴らしい選手であることに疑いはない。」
と、述べて、クリスティアーノ・ロナウド選手と同様にサッカーに対して真摯に取り組み、高い技術を持つ選手であることを認めています。
現在もイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCの監督でアーセン・ヴェンゲル氏も
「リオネル・メッシは2位以下を大きく引き離して世界のトップにいる。」
と述べ、またドリブルの技術を
「危険極まりない脅威」
と表現しています。
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おわりに
メッシは『素朴』ということです。
どういうことかというと、サッカーが上手で有名でお金があるにもかかわらず、派手な女性関係などはなく、一般の女性と良い関係を築いているからです。
お金をたくさん持っていて、ここまで有名ならば、もっとたくさんの女性と関係を持っても不思議ではありませんよね。
それこそ、メッシと双璧をなすと言われる、クリスティアーノロナウドのように。
しかし、メッシは違うのです。
そのあたりが『謙虚』で『素朴』で、素晴らしいなと、感じた次第です。