行列のできる法律相談所の視聴率と評判が悪い理由は鉄腕DASH?

法律相談という独特のカラーを持ち、法律を身近な存在にしてくれたバラエティ番組『行列のできる法律相談所』。

16年もの長寿番組ですから、当然、視聴率も評判も良いと思うのが普通です。

しかし、ここ数年で評判はかなり落ちてしまっている様子…。

それも、『鉄腕DASH』などの人気番組にまでも悪影響を及ぼしている話もあり、一部のコアなファンから不評を受けているなんて話も…。

では、実際のところ『行列のできる法律相談所』の視聴率や評判はどうなのか。

また、『鉄腕DASH』の視聴者からの不満理由も気になります。

そこで、本記事で『行列のできる法律相談所』の視聴率や不評の理由を掘り下げて検証していきたいと思います。

『鉄腕DASH』『イッテQ』視聴者の不満の声

冒頭でもお話したように、先日放送された、日テレバラエティ『行列のできる法律相談所3時間SP』が、不評の声を浴びています。

それも、その声を挙げているのが、同じ日テレ系バラエティ番組『鉄腕DASH』『世界の果てまでイッテQ』の視聴者だというのです。

確かに、番組が潰れてしまい、残念な気持ちになったのも分からなくはありません。

でも、だからといって不評というのもどうかと思います。

やはり、不評と言うからには、それなりの理由があるのでしょう。

『行列のできる法律相談所3時間SP』の評判が悪い理由

一体どんな理由で、3時間特番の『行列のできる法律相談所』に不評の声を挙げているのでしょうか。

そこで、なにが原因で不満を募らせているのか調べてみたところ、

番組内容があまりにもお粗末だったこと

が挙げられていました。

『鉄腕DASH』『イッテQ』それぞれの番組には、コアなファンがいます。

そのファンを、結果的にも『行列のできる法律相談所』は、ないがしろにしてしまったようです。

この日の3時間特番には、元衆議院議員・金子恵美さんや金沢テレビの馬場ももこアナたちが出演。

『行列のできる法律相談所』なのに番組内容はスキャンダルネタ

過去のスキャンダルやぶっ飛んだキャラクターなど、さまざまなエピソードを振り返り、誰が悪いのか、明石家さんまさんに判定してもらう内容…。

例えば、金子恵美さんの場合は、対象は夫で、元衆議院議員の宮崎謙介氏。

なんでも、不貞騒動のスキャンダル勃発後も、たびたび彼の素行に怒りを覚えていた模様。

そこで、『行列のできる法律相談所』で、どちらが悪いかジャッジしてもらいました。

まぁその判定はともかく、せっかく弁護士まで出演しているのに、なんで判定が明石家さんまさんなのでしょう?

これでは、法律相談もなにもありませんよね。

まさに、こういうどうでもいいネタのオンパレード…。

芸能スキャンダルなどが好きな人は、それなりにウケるかもしれませんが、他の番組を潰してまでやるネタではない…。

他の番組まで潰してやるネタではないと視聴者が激怒

とくに『鉄腕DASH』『イッテQ』の視聴者たちは、そのような感想を持ったみたいです。

そのような声が、Twitterなので流れ、何かと物議が生まれてしまっている模様…。

確かに、これではそれぞれの番組のファンから反感を買うのも頷けます。

『行列のできる法律相談所』の視聴率や評判は最悪?

『鉄腕DASH』『イッテQ』の視聴者がこぞって不満という話も聞かれる、『行列のできる法律相談所3時間スペシャル』。

しかし、いざ視聴率を調べてみると、視聴率は悪くても12%前後、よければ10%後半をキープする高水準。

一体、これのどこが不評なのか?

と言いたくなるような視聴率の結果ですよね。

視聴率に反比例する不評の数々

確かに、先程もお話したように、評判そのものは不評の嵐…。

とくに、『鉄腕DASH』『イッテQ』のコアな視聴者層には評判が悪く、特番が組まれ放送が休止になるたびに不満をつのらせているんだとか…。

さらには、『鉄腕DASH』『イッテQ』の視聴者に限らず、あるアンケート調査では、

『いますぐ終わってほしい番組ランキング1位』

という、不名誉な結果を『行列のできる法律相談所』が得ているそうです。

もちろん、一部の視聴者を対象に、あるリサーチ会社がアンケートした結果に過ぎないデータです。

ただ、それでも一つの指標にはなるでしょう。

理由はともかく『ウケればそれでOK』という姿勢に反感の声

先日の特番に限らず、番組そのものに不満を感じている視聴者が多い理由に関しては、後ほどお話しますが、とにかく状況は最悪…。

何でも、制作サイドは、

『ウケれば番組の趣旨と異なっていてもOK』

というスタンスを取られているみたいですが、一つ間違えば、フジテレビのようにテレビ局の信頼を一気に失墜しかねません。

実際にフジテレビも、面白ければOKというスタンスをとり、ヤラセが発覚した後、番組打ち切りという最悪の事態を迎えています。

それだけに、今後の日本テレビには、番組制作における信用を少しは考えてほしいですね。

『行列のできる法律相談所』の評判が悪い理由

『行列のできる法律相談所』の視聴率は好調をキープ。

それなのになぜ評判が悪いのでしょうか?

まぁ『特番だけ評判悪い』ならまだしも、放送全体が評判が最悪という話ですから、本当にただ事ではありません。

視聴率そのものが悪いのであれば、まだ改善の余地もあるんですが、視聴率だけは順調…。

悪い部分に気づかず、最悪の事態を迎えそうな印象さえも伺えるこの状況は、なぜに起こっているのでしょうか?

番組タイトルにあわない番組作りに不評

実は、この『行列のできる法律相談所』は、いつの間にか、番組のタイトルと放送内容がかけ離れてしまっているのです。

確かに先日の3時間スペシャルでも法律番組というより、ただの芸能スキャンダルを扱うワイドショー番組というテイストでした。

それでは不評となるのも当然だと思います。

視聴者と法律(弁護士)を身近なものにした番組のはず

そもそも、この番組が放送された当初は、弁護士という職種がそれほど目立った存在ではなく、法曹界そのものに馴染みがありませんでした。

そのため、何かしらトラブルを抱えた人たちが、気軽に法律相談できるようにと、少しでも馴染みをもたせようとしていた…。

そのような趣旨で番組が企画され放送されたのだと思いますし、その趣旨なら、視聴者も納得できます。

ところが、近年の『行列のできる法律相談所』には、そんな様子がほとんど見られません。

何のために北村弁護士たちが出演しているのかも分かりません。

弁護士たちが有名となり『行列のできる法律相談所』もお役御免?

近年は、菊地幸夫さん(法律相談所・ゴゴスマなど…)、三輪記子さん(ビビット!)など、多数の弁護士がテレビ出演しています。

TBS『ひるおび!』に現在出演中の、八代英輝さんに至っては、元裁判官で国際弁護士というキャリアを持っています。

これだけ、弁護士がTV番組に出演し、多くのニュースにコメントしているわけですし、もう弁護士が身近な存在になっているのは間違いありません。

ならば、『行列のできる法律相談所』は、お役御免で打ち切られても良いと思います。

はっきりいって法律相談になっていませんし、そのシーンはわずか5分程度…。

あとは、司会をコロコロ変えて、バラエティ一色で盛り上がっているだけ…。

そんなことが続けば、特番云々以前に、いますぐにでも終わってほしいと思う視聴者が増えるのも納得です。

色物なら『行列のできる法律相談所』は不要

先程もお話したとおり、『鉄腕DASH』『イッテQ』の視聴者が怒っているのは、全く意味もなさなくなっている番組に潰されたことにあります。

貴重な週末の憩いの時間を、わけもわからないバラエティ番組に潰された…。

確かに、明石家さんまさんのトーク術は面白く魅力的です。

さらに言えば、スキャンダルネタに困ることなく、より面白いネタを提供できていることも事実で、ワイドショー感覚で見ることができる…。

その点から、視聴率だって好調です。

ただ、それはあくまでワイドショーが好きな層に指示されているだけの話。

わざわざ別の番組を潰してまで放送しても誰も評価してくれません。

むしろ、TOKIOファンはもちろん、『イッテQ』の視聴者層からも反感を買うだけ…。

だいたい、『鉄腕DASH』と『イッテQ』が合体するだけでも反感を受けたのに、さらにそれ以上に中身の伴わない番組で潰されたのです。

これを視聴者が許容できるわけがありません。

日テレサイドと視聴者の落差

日テレサイドとしては、ネタが尽きることはないし、飽きられない自信をみなぎらせているみたいです。

ただ、先程からお話している通り、この手の番組は、一つ方向が狂えば、急転直下で視聴率がだだ下がりとなり、終焉を向かます。

さらにタチが悪いのは、番組が終わるだけでなく、テレビ局そのものの信頼が失墜するということ…。

先程も少し触れたとおり、まさに今のフジテレビがその現状に直面しています。

実際に、TV番組のあり方に疑問を持ち、嫌悪感露わにしている視聴者もいます。

その人々の感情が、いまのテレビ離れを加速させていることも一つ…。

たまたま、今は、視聴率が下がらず、一つの結果を出せていますが、決して褒められたものではないのではないでしょうか。

本当に、何が起こるかわからないのがテレビ業界だけに、くれぐれも視聴者を敵に回さないように気をつけてほしいものですね。

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まとめ

日テレ系のバラエティ番組『行列のできる法律相談所』が、その名にふさわしくない、法律相談以外のスキャンダルネタ満載の番組に変貌してしまった…。

その印象は強く、先日の3時間特番でも、法律相談という中身がないワイドショーのような番組が放送され、不評だった模様…。

たしかに視聴率は10%以上ありましたので、結果としては悪くないのですが、一部の視聴者に反感を買った…。

現時点では、視聴率も悪くはありませんが、法律番組ではないと断罪されて、いつ低下してしまうか分かりません。

くれぐれも視聴者の期待を裏切らないように、真摯な気持ちで番組作りに向き合ってくれることを期待したいですね。

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