それぞれの諸事情によって、事務所が異なる時期がある漫才コンビ『ツービート』。
第一次漫才ブームが終焉を迎え、ビートきよしさんとビートたけしさんには、格差がついたこともあり、不仲説もささやかれるようになりました。
さらにビートたけしさんが『オフィス北野』に移籍したこともあって、二人は解散しているものとばかり思っていたのですが、
「コンビは続く」
という、意味深なコメントも聞かれ、二人の仲も含めて、関係性や解散の有無について、非常に気になります。
また、ビートきよしさん自身の現在も気になる部分なので、本記事にて、そのあたりの事情を探りまとめていきたいと思います!
ビートきよしの現在
最近テレビで見かける回数も激減し、現在の活動が全くわからない話も耳にするビートきよしさん。
なにかと世間が賑わったビートたけしさんの独立騒動でも一切姿を見せず、どこで何をされているのか気になる人もちらほら…。
では、さっそくビートきよしさんの現在を探ってみたいと思います。
ビートきよしは漫才コンビ『ツービート』のメンバー
もともと、ビートきよしさんは、ビートたけしさんとお笑いコンビ『ツービート』を結成し、漫才ブーム全盛期で大活躍。
その頃に太田プロダクションに移籍していたのですが、先にビートたけしさんが個人事務所『オフィス北野』を設立し、コンビ間の所属先がバラバラに…。
しかし、ビートたけしさんは、芸能界での先輩としてだけでなく、自身の破天荒な芸風のストッパーだったビートきよしさんに恩義を感じていたみたい。
そのこともあって、漫才ブームが去って個々に活動していく様になってからも、『ツービート』は解散せずに、絆を深めていたんだとか…。
ビートたけしに誘われビートきよしもオフィス北野に
それで、ビートたけしさんに誘われる形で、当時事務所を渡り歩いていたビートきよしさんも『オフィス北野』へ移籍…。
このことを機に、北野映画に出演するなど、俳優業としても活動し始め、一方では舞台に立ち、『ツービート』として漫才もしていたそうです。
すでに彼らにとっての漫才ブームは終焉を迎えていたわけですし、ビートたけしさんは『オフィス北野』の大黒柱だったため、格差はどんどん広がる一方…。
ビートきよしさんは、なんとか芸能活動をしていたのが正直なところでした。
そんな中、今回のビートたけしさんの独立騒動が勃発!
ビートたけし独立騒動でビートきよしもオフィス北野退社
それに伴い、2018年3月31日付けで、ビートきよしさんもオフィス北野を退社…。
再びフリーとしての芸能活動に舞い戻ってしまったわけです。
ただ、フリーの身となったからといって、彼が芸能活動を辞めたわけではありません。
ましてやビートたけしさんとの縁が切れたわけでもありません。
今後、ビートたけしさんの所属するT.Nゴンに移籍する可能性もあるでしょうし、そこは二人の動向次第といったところでしょうね。
ビートきよしの現在のお笑い・俳優以外の活動
なお、ビートきよしさんは、2016年に『もうひとつの浅草キッド』という本も出版されています。
講演活動や執筆業もこなしつつ、時折TV番組(特番など…)に出演しながら、これまでとスタイルを変えて活動されているみたいですよ。
たしかしに、なかなか現状は厳しく、彼がTV番組に出演する姿は、ほぼ見られていません。
ただ、それだけが全てではないと思いますし、過去の栄光に縛られることなく、ビートきよしさんらしい活動を、今後も続けてほしいと願っています。
ビートたけし・ビートきよしの仲は?
第一次漫才ブーム終焉と共に、自然消滅のように消えていった『ツービート』。
その後は、ビートたけしさんがお笑い界はもちろんのこと、映画界でも『北野武』名義で、映画監督として大活躍…。
その他ニュース番組のコメンテーターなどもするようになり、多方面で活躍し続けています。
おそらくテレビで、彼を見かけない日はないといっても過言ではないでしょう。
ビートたけし・ビートきよしの不仲説は誤解
一方、漫才ブーム終焉と共に、徐々にテレビから姿を消すようになり、俳優業などでも活躍するものの、地味な印象が拭えないビートきよしさん。
さらに、ビートたけしさんも時折ビートきよしさんの悪口を冗談半分で言うこともあるため、
本当は仲が悪くて解散したのでは?
なんて噂もネット上で囁かれているみたいですね。
でも、仲が良いことは、彼らの経歴などを見ていたら十分理解できます。
ビートきよしにも義理人情で交流していたビートたけし
ビートたけしさんは、かなりシャイな性格という印象を持つタレントさんです。
フライデー事件以降、軍団のことを面倒見続けてきた経緯を見ても、彼が義理人情に熱く、たけし軍団のメンバーたちから愛されていることが伺えます。
それはビートきよしさんに対しても同じことが言えるのです。
もし忌み嫌っているなら、わざわざ自身の事務所にビートきよしさんを誘うわけがありません。
ビートきよしさんも、太田プロを辞め、フリーとなった後、伊達企画に所属しながら芸能活動をしていました。
とはいっても目立った活動はあまり見られませんでした。
彼もビートたけしさんが手を差し伸べたおかげで今があるといっても過言はないと思います。
ビートきよしもビートたけしに義理人情を見せていた
それは、二人の仲が良いからこそ起こりうる話で、ビートきよしさんが『オフィス北野』を辞めた理由も、ビートたけしさんの独立が一つのきっかけ…。
関係者の話によると、
「相方に呼ばれて事務所に入ったから、相方がいないなら新しい場所で」
と語っているそうです。
二人がもし不仲なら、そもそもビートきよしさんも相方の誘いに乗ることはなかったでしょう。
また、今回の一件で事務所を退社するなんてこともなかったはずです。
もしかしたら、いままで以上に仕事が激減し、生活ができなくなるかもしれないのに、それでも事務所を退社…。
二人の生きざまそのものが仲が良い証拠
その背景には、二人が仲のいいコンビであることを物語っているのだと思いますよ。
まぁたとえ仲が良くとも、
いい大人が、それをあからさまにするのは恥ずかしい
という気持ちが二人にはあるんだと思います。
とくにビートたけしさんはシャイですから、そんな素振りは微塵も見せないでしょう。
ただ、ビートきよしさんも語っていたとおり、コンビは継続していきます。
『ツービート』が解散しない理由
漫才ブーム終焉と共に、『ツービート』も解散していたと思っていた人は多いと思います。
事実、漫才ブームに陰りが見え、『ツービート』としての活動は、テレビでほとんど見られていませんし、解散したと誤解されても仕方ないと思います。
ただ、実際のところは、『ツービート』は解散していません。
先ほどお話したように、現在もたまに舞台で漫才をされているそうです。
では、なぜ『ツービート』を解散せずに、今もコンビを続けているのでしょうか?
『ツービート』が解散していない理由
先程も少し触れていたことですが、ビートたけしさんが、
ビートきよしさんに対して恩義を感じていたところ
がその大きな理由だと言われています。
- フライデー襲撃事件
- バイク事故
などなど、これまで大きなスキャンダルを巻き起こし、破天荒な人生を歩み続けてきたビートたけしさん。
普通だったら、いつ芸能界から完全に干されてもおかしくない状況でした。
しかし、山田邦子さん、所ジョージさんなど、ビートたけしさんの仲間がフォローしてくれたことで、なんとか芸能界に踏みとどまることができた…。
当然、その中には相棒であるビートきよしさんの姿もありました。
ビートきよしはビートたけしにとっての恩人
常に暴走しかけるビートたけしさんを止めてくれたのが、他ならぬビートきよしさん。
今のビートたけしさんがあるのも、3年先輩のビートきよしさんのおかげです。
そのことに恩義を感じ続けているからこそ、ビートたけしさんは、たとえ状況が悪くなったとしても、簡単に縁を切ることはしなかったのです。
それどころか、今こそ恩義を返すとばかりに、ビートきよしさんを自身の事務所に誘うなど、彼のことを支え続けていたわけです。
もちろん、恩返しとかだいそれた考えで動いているというわけでなく、それが自然の形として、支え合ったに過ぎないのは言うまでもない話です。
義理人情が支える『ツービート』の絆
ただ、その根底には、我々には分かりかねない二人だからこそ分かりあえる、義理人情という名の深い絆があったことに違いはないでしょう。
今後、また別々の道を歩んでいくのか、再び苦楽をともにしていくのかは、正直なところ分かりません
それでも、永遠の相方であり続け、いざという場面で、時折二人が共に支えある姿をテレビを通じて見せてくれたら嬉しいですね。
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まとめ
ビートたけしさんとビートきよしさんの格差があまりにも大きいために、二人の仲は悪く、別々の道を歩いているものとばかり思っていました。
しかし、それは大きな誤解。
確かに、事務所独立騒動を機に、再び二人の所属事務所はバラバラになってしまいましたが、決して仲が悪く解散している事実はありませんでした。
ビートきよしさんは、現在もビートたけしさんの番組などに出演されたり、執筆・講演(トークショー)などもこなしています。
所属事務所を持たないフリーのタレントなので、またビートたけしさんが誘えば、『T.N.ゴン』に所属ということもあるかもしれませんね。