週刊少年ジャンプで連載中の『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター)が、2018年11月26日発売の週刊少年ジャンプ52号で、
休載を発表
しました。
2か月連載してから、またしても休載…
では、具体的に一体いつからハンターハンターは連載を再開するのか?
また、なぜここまで『ハンターハンター』は休載が多いのかについても、この記事で考察していきます。
『ハンターハンター』がまたもや休載に…
『ハンターハンター』といえば、1998年から連載が始まり、2018年で20周年を迎えた漫画作品ですよね。
冨樫義博先生が描く漫画作品で、現在は『王位継承戦』の真っ只中。
クラピカや幻影旅団にも動きがあり、冨樫義博先生の言っていた
全員○にます
という言葉が冗談に思えないようになった…。
そんな物語の風呂敷が広がったところまで来ていたのですが…。
2018年の『ハンターハンター』は、1月に連載を再開した後、4月から休載…
そして2018年9月後半に連載が再開されたかと思いきや、その2か月後の2018年11月26日に、
次号よりしばらくの間休載いたします。
再開が決まり次第、本誌でお知らせします。
との一文が…
そうです、『ハンターハンター』は、
2018年9月の連載再開から2か月後となる11月に、またもや休載が発表
となってしまったのです…。
気になる展開が続くのに、また冨樫病が発症してしまったのか?と落胆する人もいるようです。
確かに、読んでいる連載漫画が年に2回も長期休載が発表されるなんて、たまったものではありません。
ただ、長年の『ハンターハンター』ファンにとって、この休載は予想通りなのです。
なぜなら、
『ハンターハンター』は、2014年以降、単行本1巻分となる10話連載するごとに休載している
からです。
近年の『ハンターハンター』は、
- 連載再開
- 1巻分の話数を連載
- 長期休載
このパターンの繰り返しになっています。
2018年11月の休載も、
9月の連載再開からちょうど1巻分のストックが貯まったから
だったんですね。
ファンからみれば、同じことが数年続いていますから、そろそろ休載がくるだろうな、と言われるほど。
ちなみに、2018年11月の休載理由については語られていません。
巻末コメントには、
次の10週分ネームは出来ているので体調や状況と相談しつつ原稿進めて行きます。
と記載されていました。
このコメントは、もう既に、
事実上、単行本1巻分連載したら休載するということを認めた
ということになってしまいましたね。
たしかに、大半のファンからすれば、察しがつくことではあるのですが…
だからといって、褒められたものではないでしょう。
それにしても、こんなにまで連載の休載が多いと、ゲームに集中するにしろ、腰痛によって連載が厳しいにしろ、
月刊誌に移動した方がいいんじゃないか?
と思ってしまいますよね。
ジャンプには月刊誌のジャンプスクエア(ジャンプSQ)もありますし…。
『ハンターハンター』の連載再開はいつ?
気になるのは、
『ハンターハンター』の連載再開時期がいつになるか?
ということですよね。
連載再開時期を予想するにあたって、これまでの冨樫義博先生の長期休載をデータとして集めてみました。
すると、以下のスパンで連載を休載をしていることがわかりました。
ハンターハンターの休載期間
2006年2月~2007年10月:約1年8カ月
2007年12月~2008年2月:約3カ月
2008年5月~2008年9月:約6カ月
2008年12月~2009年12月:約1年
2010年6月~2011年8月:約1年1カ月
2012年3月~2014年5月:約2年3カ月
2014年9月~2016年4月:約1年8カ月
2016年7月~2017年6月:約12ヶ月
2017年9月~2018年1月:約4ヶ月
2018年4月~2018年9月:約5ヵ月
2018年11月~(現在まで)
改めて見てみると、凄い長期休載ですよね。
連載を持つ漫画家としては考えられません。
徐々に休載率が高まり、2015年に遂に
休載率100%!
に至りました。
つまり年間で、1度も連載がなかったのです。
そして、休載期間は、約1年を超えることも増えてきました。
ただ、近年になって、残念なことばかりではなくなってきました。
2017年以降は、休載期間が短くなってきているのです。
朗報と言えるでしょう。
2018年は、今回の休載になるまで、
休載率がわずか60%ほど
だったのです。
(休載率60%でも、”わずか”と言ってしまえるあたりが、凄いことではありますが…)
ただ、直近では、その休載率に再び暗雲が見え始めます。
なんと、
2019年は休載率100%
になってしまい、2015年に続き、まるまる1年連載しなかったことになりました。
連載再開の音沙汰が全くなく、
2020年6月時点で、歴代2位の休載期間である1年8か月に並んでしまった
という状態に…。
過去最長となる2年3か月を超える可能性も見えてきました。
今のところ、
過去最長の休載期間が2年3か月
なので、それを更新しない前提で考えるならば、『ハンターハンター』の休載期間は、
2021年2月までには再開が発表される
はずです。
もし2021年2月を過ぎ、過去最長の休載期間を更新してしまった場合は、
今までにない長期の休載期間になってしまうため、いつ再開されるかは全くわからなくなってしまう
と考えてもいいでしょうね…。
『ハンターハンター』が休載する理由は?
冨樫義博先生は、なぜこうも『ハンターハンター』の休載をするのか?
なぜ、ここまで長期休載が多いのでしょうか?
休載理由には、いくつかの理由が考えられ、また実際に過去には休載理由を明かした時もありました。
ハンターハンター休載の理由1 ゲーム中毒
漫画ファンの間では、この話は有名な話です。
冨樫義博先生は、FFシリーズや、ドラクエシリーズ、オンラインゲームに中毒レベルでハマっています。
依存症
と言っていい域に達しているとも言われ、そのせいで睡眠時間を削り、体調不良になっているのでは?と評判です。
ゲームによって漫画を描きたくない…。
という、漫画を描きたくなくなってしまう病が、通称:冨樫病です。
ハンターハンター休載の理由2 アシスタント
冨樫義博先生の描く漫画作品『ハンターハンター』は、他の先生たちの作品とは創り方が大きく異なります。
なぜか
アシスタントを雇わずに一人で描いている
そうです。
昔はアシスタントを雇っていて、しかもボーナスまで支給していたことが話題になったこともある冨樫義博先生です。
しかし、今はアシスタントがいないんですね。
一時期は、まるで手抜きのような、ひどい作画だったり、文字ばかりのコマがあるのも、全てを一人で描いているからだと言われています。
一応、妻に手伝ってもらうこともあるみたいですが…。
基本的には、1人で描いているので、疲れも溜まり、大変でしょう。
そのストレスで、休載をしてしまうのではないかと言われています。
ハンターハンター休載の理由3 腰痛
冨樫義博先生は、長い間にわたって腰痛に悩まされています。
事実、この腰痛が休載理由だったことが何度かありました。
たとえば、2014年の1年8カ月におよぶ休載の時は、
重度の腰痛により執筆が困難な状況
と週刊少年ジャンプで理由が掲載されたことがありました。
復帰後、しばらくしてまた休載した時の2016年7月の時も、理由は明確ではありませんでしたが、ロケットニュース24が集英社に取材したところ、
前回の休載でも腰痛で休まれていたんですが、今回、再び腰の具合が悪化してしまい次号から休載となりました。
と編集部が説明していたので、2016年の時も腰痛が原因だったのでしょう。
一説には、ヘルニアと言われていますが、真偽は不明です。
いずれにしても、冨樫義博先生の腰痛は、相当にひどい状態みたいですね。
過去にアシスタントを務めていた人物・味野くにおさんの著書『先生白書』によれば、
冨樫義博先生の腰痛は、『幽☆遊☆白書』の頃から発症していた
とのこと。
しかも、腰痛の症状が出た時は、
症状が出たとき冨樫氏は寝そべった状態で原稿を描いていた
と、無理をしていたことも語られています。
それでいて、『幽☆遊☆白書』の頃は、それほど休載がありませんでした。
無理しすぎた結果、腰痛は治らず慢性的なものとなってしまったのかもしれません。
となると、今の1巻分連載しては休載というのは、長い間腰痛と付き合っている中で、これが最善の方法だと判断した…。
その可能性もありそうですね。
そうなると心配なのは、冨樫義博先生の存命中に、『ハンターハンター』が完結するのかということですよね。
ファンとしては、冨樫義博先生の無事を祈るしかなさそうです。
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まとめ
『ハンターハンター』が2018年11月に休載し、今回の冨樫義博先生は、
『10週分のネームが完成している』
というコメントを残していきました。
原因が冨樫病にしろ、腰痛にしろ、正直なところ、漫画家自身が1巻分の連載をしたら休みますよ、という旨の発言をしてしまっているのはどうかとも思いますが…
再開時期は不明ですが、これまでの傾向と、10週分のネームが完成しているというコメントから、
2020年内に再開される可能性は高い
と見ていますが…
あくまでも、それは休載期間の記録が更新されない前提です。
もし記録が更新されてしまった場合は、
全く想像がつかない
としか言いようがないため、休載期間記録を更新しないことを祈るばかりです。