北海道日本ハムファイターズは、新球場を北広島市に建設することを決め、現在は新球場建設に向け、駅の改修を目指しています。
札幌ドームと揉めに揉めた結果、北広島への移転が決まったわけですが、移転計画はどうやら前途多難なようす…。
当記事では、日本ハムの
- 新球場について
- 新球場へのアクセス
- 新球場の開業日がいつになるのか
といった最新情報をお伝えしていきます。
日本ハムの新球場の場所はどこ?アクセスを紹介!
2018年に、移転場所が決まった日本ハムの新球場。
日本ハムの新球場となる場所はどこなのでしょうか?
新球場の場所は、北海道北広島市にある、現在の
きたひろしま総合運動公園
に建設されることになっています。
ここに、『ボールパーク構想』の新球場として、商業施設や娯楽施設、ホテル、自然を生かしたキャンプ場や子ども向けの遊具や公園なども整備…。
いわゆる、メジャーリーグ式ボールパークが誕生します。
また、以前から北広島市が考えていた、
高校や大学、社会人などのアマチュア野球や、プロ2軍の試合開催を行う硬式野球場も併設する
ことも決まっていますね。
これから、きたひろしま総合運動公園へのアクセスも紹介しておきますが、正直、現段階でのアクセスは全くあてになりません。
なぜかといえば、そもそも北広島の日本ハムの新球場は、課題に
アクセスの悪さ
があり、これを改善していくことを目標としているからです。
きたひろしま総合運動公園へのアクセスは、現状かなりひどいもので、
- 最寄り駅の北広島駅まで約1.6km、徒歩約24分の距離
- 最寄りバス停の総合体育館前(北広島市)が徒歩約3分、次に近い北広島高校と広島公園が徒歩約6分
- 最寄り駐車場となる北広島市営西駐車場は約1.5km、徒歩約17分
という状態なんです。
存在するプロ野球球団の本拠地の中で、
アクセス最悪と言われているZOZOマリンフィールド以上にひどいアクセス
になってしまいます。
そのため、新球場の建設と合わせて、交通手段の改善は最重要課題になるのです。
北広島市は、札幌方面と結ぶ2本のアクセス道路を新設予定。
さらにJR北海道も、新駅の建設を検討しています。
…が、しかし、新駅についてはまだ検討段階で、地質調査をおこなった上で判断するとのこと。
現状は、
北広島駅の改修から始めていく
ことになっています。
北広島駅の改修は、
- 自動改札機の移設・増設
- ホームの拡張
- 駅レイアウトの変更
など、混雑緩和のための内容になるようです。
この北広島駅の改修は、
2023年2月から運用開始できるようにする
という方針も発表されています。
また、新球場と札幌市営地下鉄の主要駅などを結ぶシャトルバス路線の整備や、高速道路を利用する観客の利便性向上も求められます。
きたひろしま総合運動公園の大半を使用し、球場だけでなく商業施設もたくさん作るわけですから、周囲の景色は一変するでしょう。
肝心の『球場前新駅』ですが、2019年12月に
千歳線内に設置されること
が決まりました。
しかし、この駅が完成するのは、現段階でも2027年度末とされています。
ということは、開業から4年もあとになるのです…
さらに、この駅を有効活用するためには、JR北海道による千歳線のダイヤ改正なども必要になります。
千歳線は北海道の空の玄関口である新千歳空港と札幌駅を結ぶ路線です。
新駅設置によって混雑すれば、混乱は必至のため、きちんとした対策が必要となります。
現状でのアクセスの悪さを、いつまでに改善できるのかは、新球場への移転成功のために、重要な要素となります。
今後の北広島市や日本ハム、JR北海道の手腕に期待しましょう。
日本ハムの新球場開業日はいつから?
日本ハムの新球場は、いつ頃から野球の試合が観戦できるようになるのでしょうか?
調べてみると、日本ハムの新球場の開業日は、
2023年春
を目指しているみたいですね。
しかし、この2023年春の開業日に早くも暗雲が立ち込めています。
なんと、『ボールパーク等調査特別委員会』が球場建設予定地を調べたところ…
予定場所の2か所から、遺跡が発掘された
とのこと!
- 1センチ四方の土器
- 古代人が動物を獲るための落とし穴
の2つが見つかり、この遺跡が場合によっては、新球場建設に影響を及ぼすかもしれないのです。
この遺跡に再調査が必要かどうかはまだ結論が出ていませんが、
重要文化財だった場合、数千万円単位の調査費が必要となり予算が赤字になる
遺跡の場所を避けて建設をするにしても、2023年春の開業は遅れてしまう
という恐れがあるのです。
今のところ、2023年開業予定は変わっていませんが、遺跡の再調査が必要かどうかの結論待ちということになります。
そんな中、2020年1月29日に新球場の名称と、ボールパークエリア名が発表されました!
まず、新球場名は
ES CON FIELD HOKKAIDO(エス コン フィールド HOKKAIDO)
ボールパークエリアは
HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)
となりました。
新球場は、ボールパークエリアのまちづくりに参画することになった、
株式会社日本エスコン
とのパートナーシップの象徴として、球場のネーミングライツ契約を締結しています。
株式会社日本エスコンは、首都圏・近畿圏を中心に、
全国で不動産総合開発事業を展開する中部電力グループの会社
だそうです。
契約年数は10年以上、50億円を超える契約
と報道されています。
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まとめ
日本ハムの新球場は、北海道北広島市の、
きたひろしま総合運動公園
に建設されます。
2023年春の開業
を目指していて、もし完成すれば、メジャーリーグ式のボールパークが日本に初めて登場することとなります。
しかし、アクセスの悪さから新駅や道路の新設が必要になること、さらには新球場建設予定地に2か所の遺跡が発見されたことで、
2023年春の開業がもっと遅れてしまうかもしれない
といういきなり大きな壁に当たってしまいました。
今のところ、遺跡の再調査が必要かどうか、その結論が出るまで何もわからないのが現状と言えそうです。
新しい球場の名前は不動産会社の日本エスコンが取得し、
ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)
またボールパークエリアは
HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)
と名称が決まりました。
あとは、遺跡の調査が開業に影響しないことを祈るばかり。
新球場で北海道の野球熱がこれまで以上に盛り上がる瞬間を楽しみに待ちましょう。