魔神王の精鋭部隊と言われる『十戒』メンバーの一人である『安息のグロキシニア』。
その本来の姿は、初代妖精王グロキシニアでした。
かつては、魔神族と敵対し戦ったこともあるグロキシニアが、なぜ敵であったはずの『十戒』メンバーとなったのか?
その謎が、ようやく明かされています。
敵側になった現在も、グロキシニアの強大な魔力は健在で、その力で『七つの大罪』メンバーを苦しめます。
では、『十戒』のグロキシニアは、どのくらいの強さ(闘級)で、どんな技(能力)を持っているのでしょうか?
今回は、『安息のグロキシニア』の強さについて紹介していこうと思います。
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『十戒』グロキシニアの技(能力)は?
『安息のグロキシニア』は、
3000年前の戦争で命を落とした
と言われていた初代・妖精王だということが、これまでの『七つの大罪』の本編の中で判明しています。
妖精族の特徴である、尖った耳に、アゲハ蝶のような綺麗な羽を持ち、ジンジャーの香りがするグロキシニア。
『十戒』メンバーとなった今でも、神樹に選ばれし最初の者に与えられたという『霊槍バスキアス』を操っています。
それではグロキシニアの魔力や技(能力)について調べてみたことを紹介していきましょう。
グロキシニアの技(能力)一覧
グロキシニアの魔力:災厄(ディザスター)
植物の繁栄と、間引きを行う、妖精王にしか扱えない魔力。
神樹から創りだされた『霊槍バスキアス』の力を最大限に引き出すことができるそう。
グロキシニアの武器:霊槍バスキアス
神樹から創りだされ、神樹に選ばれし最初の者に授けられた伝説の霊槍。
普段は、触手のような植物の蔓状で、グロキシニアが身にまとっています。
『七つの大罪』現妖精王であるキングの持つ『霊槍シャスティフォル』と同じように、形態を変化させて、技(能力)を使います。
『霊槍バスキアス』第一形態
(おそらく)通常の槍の状態。
さらにその状態から、レーザー光線に似た遠距離攻撃が可能のようです。
『霊槍バスキアス』第二形態『守護虫(ガーディアン)』
蜂に似た巨大な昆虫に変化し、敵を攻撃します。
昆虫のお尻に付いた針で敵を刺す『壊し毒(ネクロシス)』によって、刺した箇所を壊しさせ、動きを封じることが出来ます。
『霊槍バスキアス』第五形態『神樹の鎧(ユグドラアーマー)』
神樹の根(または表皮)で作られた、全身を覆う硬そうな鎧と、カギ爪状の腕で構成されています。
カギ爪の一撃でキングを戦闘不能に追い込みました。
『霊槍バスキアス』第七形態『月の華(ムーンローズ)』
触手の先が大きな花に変化し、その中心から滴る『生命の雫(いのちのしずく)』を口にすれば、致命傷も瞬く間に回復させます。
『霊槍バスキアス』第九形態『シ荊(デスソーン)』
光華(サンフラワー)でも排除しきれない害悪を排除する為、神樹の遥か上層に生える恐怖の荊。
その荊に身体に掠り傷を負っただけでも、毒性があるのか全身から血を噴出させて命を奪う程の威力があります。
これは災厄(ディザスター)による、状態促進(ステータスプロモーション)とも考えられます。
『霊槍バスキアス』第十形態『翠蛸(エメラルド・オクト)』
複数の蛸の触手状の巨大な蔓が、一斉に敵に襲いかかります。
グロキシニアが普段、身にまとっている蛸触手のような植物の蔓の巨大バージョンです。
現在、『七つの大罪』本編で判明しているグロキシニアの『霊槍バスキアス』の形態は以上のとおりです。
今後の戦いで、グロキシニアの新たな形態や能力(技)などが判明するかもしれませんね。
また、グロキシニアは、霊槍バスキアスの形態変化とは別に、使える能力を持っているようです。
呪蔓樹(ジュマンジュ)
地中の木の根を操り、人形のような形を造り、蔓のような腕で攻撃をします。
バイゼルけんか祭りで、グロキシニアの代わりに造りだした花人形(グロキシニアサーバント)も、この能力を使ったものと考えられます。
『十戒』グロキシニアの戒禁の効果は?
『十戒』メンバーは、それぞれ、
魔神王より賜った
という『戒禁』を持ちます。
『安息』
の戒禁を持つグロキシニアですが、
『安息』の戒禁の効果については、まだ判明していません。
ですが、『安息』と名称から、なんらかの形で戦闘不能状態になるのではないかと、筆者は推測していますが、はたしてどうでしょう?
グロキシニアが『十戒』になった理由について
そして、長い間、謎であった
グロキシニアが『十戒』メンバーになった理由
が判明しました!
(キングとディアンヌが、『修行と試練』のために、3000年前の世界を追体験した出来事)
3000年前の世界で、初代妖精王・グロキシニアは、女神族、妖精族、巨人族の3種連合である
『光の聖痕(スティグマ)』
の一翼を担い、魔神族と戦っていました。
ある日、人間の集落が魔神族に襲われているとの情報から、グロキシニアは、メリオダス、ドロール、女神族のエリザベス達と『化石の谷』へと向かい、『十戒』のカルマディオスを撃退することに成功!
そこで助けた、『七つの大罪』メンバーのバンによく似た容姿を持つ
人間のロウ
を含めた人間族を『光の聖痕(スティグマ)』に迎え入れ、その拠点である妖精王の森へと向かうのでした。
妖精王の森には、
グロキシニアの妹であるゲラードを
はじめ、大勢の妖精族や巨人族が集っています。
森の奥には、ひと際目を惹く白亜の塔『光の恩寵』がそびえ立ち、そこには、女神族『四大天使』の一人・リュドシエルが管理をする、『天界の門』が設置されているとのこと。
この時、リュドシエルは、非戦闘員を含む魔神族の捕虜を生餌として、さらに大勢の魔神族をおびき寄せ、一斉に始末する計画を実行しようとしていました。
やがて、リュドシエルの思惑通り、『十戒』メンバーを先頭にした魔神族の軍勢が、罠とも知らずに仲間を助けに妖精王の森へとやってきます。
それを見たメリオダスは、『十戒』と話をつけてくるからエリザベスと森を守って欲しいと、グロキシニアとドロールに頼みます。
しかし結局2人もメリオダスに同行することになり、グロキシニアは、妹のゲラードを残して森を留守にすることを不安に思います。
そこへ、ロウが現れ、
「森のことは俺たち人間に任せてくれ」
と申し出てくたことから、グロキシニアはロウに感謝し、森を留守にするのでした。
しかし、ロウは
『光の聖痕(スティグマ)』に故郷の村を滅ぼされた恨みを晴らすため、
魔神族と結託し、妖精王の森へと潜り込んだのです!!
ロウたちは、不意を突き、多くの妖精族や巨人族の命を奪い、ゲラードも人間によって大怪我を負わされてしまいます…。
森の異変を感じて、戻って来たグロキシニアは、その惨状を見るや怒りで自分を抑えきれずに
ロウの命を奪ってしまった
のです!
それでも、怒りと憎しみは収まらず、全ての人間と、妹のゲラードを守れなかった仲間である『光の聖痕(スティグマ)』を襲ってしまい…気が付けばいつの間にかグロキシニアは、
『十戒』
として戦っていたそうなのです…。
かつてメリオダスが言っていた、
「信じていた奴らに裏切られ自分の命より大切なものを奪われちまった」
言葉通り、グロキシニアは、
信じていたロウの裏切りによって、
命より大切な妹・ゲラードを奪われてしまった
ことが原因で『十戒』となってしまいました。
しかし、
ゲラードは生きて
います!
現代の妖精王の森でゲラードと踊った際、
「生きていてくれたんスね」
という言葉を残したグロキシニアは、心から嬉しそうな表情をしていました。
グロキシニアは知りませんでしたが、キングが体験した3000年前の世界で、
ゲラードを助けたのはロウ
だというこことがわかっています。
『光の聖痕(スティグマ)』に故郷の村が全滅させられた時、ロウが大切に想っていた少女も命を奪われました。
ロウは、その少女の敵討ちをしたかったわけですが、
その少女はゲラードによく似ていた
ようです…。
そのことから、ロウはゲラードを傷つけた仲間の人間を倒し、ゲラードを救ったのでした。
ゲラードも、ロウの心を読み、幼馴染の存在や復讐を後悔していることを知り、二人の間に
ある種の絆
が生まれます。
とはいえ、事実を変えることはできません。
せめて、兄のグロキシニアに事情を説明して、ロウを助けようとするゲラードでしたが、それは叶わず、我を忘れたグロキシニアは問答無用でロウの命を奪い『十戒』となり、その後、封印されてしまったのでしょう。
こうしてグロキシニアは、3000年前の戦争で命を落としたのだと思われてきたのでした。
『十戒』グロキシニアの強さ(闘級)をチェック!
『十戒』メンバーは、それぞれ桁外れの強さ(闘級)を持っています。
それは、グロキシニアも例外ではないようです。
グロキシニアの闘級は、
50000!
闘級の内訳を見てみると、
魔力47000
武力0
気力3000
となります。
七つの大罪のキングと同じで、武力0と、グロキシニアは、全くの非力のようですが、これは、妖精族の特徴なのかもしれませんね。
しかし、武力を補って余りある並外れた魔力を使い、霊槍バスキアスから繰り出される非常に強力で厄介な技があれば、武力は不要かもしれません。
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まとめ
グロキシニアは、初代妖精王時代に得た魔力『災厄(ディザスター)』と『霊槍バスキアス』を用いた技(能力)で、敵への攻撃や、味方の回復をすることがわかりました。
その強さ(闘級)はというと、やはり桁外れの魔力を待っています!
グロキシニアが与えられている戒禁『安息』の効果は、まだ判明していません。
筆者しては、なんらかの戦闘不能状態に陥る力ではないか、と推測はしています。
ずっと謎だった、『十戒』となった妖精王・グロキシニア。
『十戒』メンバーになってしまった理由もようやく明かされ、今後の展開が大いに気になるところですね!