『ドラゴンボール』の作者にして、『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラデザインを担当している鳥山明先生。
それだけに、鳥山明先生の年収・印税・資産・自宅は気になるところ…。
一体、いくら稼いできたのでしょうか?
考えられないような金額が予想されますね。
この記事では、漫画家・鳥山明先生の年収・資産、印税、自宅を調査し、まとめてみました。
漫画家・鳥山明の年収はいくら?
過去のデータになりますが、鳥山明先生は、2005年くらいまでに長者番付に載っていたことがありました。
その時の金額が、以下の通りです。
1980年:5541万円
1981年:5億3924万円
1982年:6億4745万円
掲載される金額が『納税額』に変更後
1983年:9698万円
84年~86年:データなし
1987年:4億2900万
1988年:3億9000万
1989年:3億7900万
1990年:9億1100万
1991年:6億5400万
1992年:5億6600万
1993年:7億6400万
1994年:5億700万
1995年:11億400万
1996年:6億6000万
1997年:3億9400万
1998年:8億2800万
1999年:2億5900万
2000年:3億8300万
2001年:5億7900万
2002年:6億1700万
2003年:16億500万
2004年:14億8000万
2005年:9億5600万
注意ポイント
このデータは、バードスタジオの金額も込みの申告額・納税額です。
その年の収入ではなく、前年の収入額となっています。
日本の長者番付は、過去に存在した高額納税者公示制度に基づくもので、
1983年度からは公示が納税額になったので、1983年以降の数字はあくまでも所得税額
となります。
ですから、実際の『収入』は、
この金額より、ずっと高い
ことになります。
鳥山明先生が長者番付に掲載されていた頃は、
所得税の最高税率が60%⇒50%⇒37%
と推移しています。
そのために正確な金額を導き出すことは困難です。
ひとまず、
『収入の半分近くが所得税で持っていかれていた時代』
と考えると、
どの年も、年収が10億円近い金額だったことは確実
と言えるでしょう。
中には、2003年の所得税額16億500万円のように、
収入に換算すると43億円
という、すさまじい年もあります。
しかし、ここまで紹介したのは、あくまでも2005年までのデータです。
肝心の、現在の鳥山明先生の年収はいくらなのでしょうか?
調べてみると、現在の鳥山明先生の年収は、
推定年収で約10億円を超えているのではないか?
と噂されていました。
高額納税者公示制度は2006年に廃止され、鳥山明先生の現在の確実な年収を知ることは現実的には不可能となっています。
この年収10億円の噂が立ったのは、
現在も鳥山明先生の作品がアニメや映画、ゲーム、グッズといった展開が広がり続けているから
と考えられます。
漫画家は、漫画の印税・原稿料だけが収入ではありません。
アニメやゲーム化、そしてグッズ収入が、ロイヤリティとして入ってきます。
積極的なメディア展開が広がっている現在の『ドラゴンボール』、そしてキャラクターデザインを務める『ドラゴンクエスト』シリーズのことを考えると、
鳥山明先生に年収が10億円を超えていてもおかしくはない
ということですね。
鳥山明の印税はいくら?
鳥山明先生の印税が、いくらか?ということですが、正式に公表はされていません。
そして、印税を計算しようにも、
印税は出版社によって発行部数計算なのか、実売部数計算なのかが異なる
という背景があります。
そこで、大手の出版社の多くは、
発行部数×10%
というシステムを採用していますから、この指標と発行部数から印税を推測してみましょう。
まず、『Dr.スランプ』と『ドラゴンボール』のそれぞれの発行部数を見てみます。
- Dr.スランプが3,500万部
- ドラゴンボールが2億5,000万部
この発行部数に対して、
- 1部400円
- 印税10%(つまり1部40円の印税計算)
として計算すると、その印税額は、
- Dr.スランプ:14億円
- ドラゴンボール:100億円
ということになります。
つまり、トータルで
114億円!
ということになりますね。
あくまでも、漫画を売って得た印税です。
連載当時の原稿料や、アニメ、ゲーム化でのロイヤリティといった収入はまた別
で存在しています。
そう考えると、鳥山明先生の年収が漫画家として、桁外れな金額になるのも、よくわかりますよね!
鳥山明の資産はいくら?
凄まじい金額の年収は、確実な鳥山明先生。
では、鳥山明先生の資産は、いくらになるのでしょうか?
といっても、詳しい年収がわからない以上、鳥山明先生の資産は不明です。
ただネット上を調べてみると、
230億円くらいあるのでは?
という噂も立っていました。
しかし、その根拠はどこにもなく、信憑性はないに等しいと言えるでしょう。
筆者としては、さすがに鳥山明先生といえど、資産200億円は言いすぎ?と感じますね。
なぜなら、鳥山明先生の全盛期である『ドラゴンボール』連載中は、所得税やその他の税を含めると、
7~9割ほどが税金に持っていかれていた
という時代でした。
例えば、毎年10億円を稼いだとしても、手元に残るのは1~3億円くらいです。
所得税が最高40%、住民税が10%ほどになった現在でも、それ以外の税金や消費で消えていくお金もあるので、資産が何百億もあるとは考えづらいのです。
- 手取りの金額が2002年、2003年だけで60億くらい、それ以外はだいたい3~5億円くらい
- 食事や移動費など、消費されていく金額
以上をふまえたうえで、鳥山明先生の資産を予想すると…
100億円に届くか届かないかという金額
と思われます。
ネットの噂の半分ほど…という見立てをしましたが、それでもすごい資産ですよね。
サラリーマンは、1億の資産を残すことすら難しいと言われています。
その約100倍もあれば、十分すぎる資産と言えるでしょう。
鳥山明の自宅をチェック!
鳥山明先生の自宅は、
愛知県清須市
にあり、その自宅が事務所『バードスタジオ』としても機能しています。
非常に目立つオレンジ色の外壁をした建物
で、『ドラゴンボール』をモチーフにしたデザインをしています。
この自宅の広さや、価格情報は一切公表されていません。
昔は、『バードスタジオ』を訪れたファンに、鳥山明先生はサインをしていましたが…
現在では、『ファンの方へ』という張り紙とともに、サインなどは受け付けない方針に変わりました。
なので、鳥山明先生の自宅を訪れても、サインなどはもらえません。
それに、いくら事務所とはいえ、自宅の役割も担っているわけで、訪問することは迷惑に繋がります。
くれぐれも、訪問はやめてください。
さらに、鳥山明先生の居住地に関する噂としては、
『鳥山ロード』
がありますね。
鳥山明先生が、住んでいる地域の納税額の大半を収めていた
ために、鳥山明先生に引っ越されて税収が落ちないように、自治体が鳥山明先生のために、
空港に直結する道路を整備し、これが『鳥山ロード』と呼ばれている
という噂です。
これは当然ながら
ガセネタ
であり、清須市には、そのような道路はありません。
いくら高額納税者とはいえ、1人のために道路を整備するなど、ありえません。
少し考えればわかることですが、
- 地域の地質などのようすから、道路を作れる場所の選定
- 工事によって影響がある近隣地域に住んでいる人への説明
- 必要な土地の購入
- 工事にかかる費用
など、多くの人に影響を与え、莫大な費用がかかります。
これらのことから、鳥山明先生1人のために道路を引くことは、まず議会の承諾を得る時点で却下されます。
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まとめ
漫画家・鳥山明先生の2大人気作品である『Dr.スランプ』と『ドラゴンボール』は連載を終了して、かなりの時が経過しています。
しかし、それでも、
現在でも推定10億円近い年収を得ている
ので、改めて『すごい』と感じさせられますね。
一方、鳥山明先生の年収の大半は、
税金が7割~9割を占める時代だったため、手元に残った金額はそんなに多くない
のが少し寂しいところ…
まぁ、それでも手取りで、億単位の金額を毎年手にしているわけですから…
やっぱり、漫画家は夢のある仕事です。