声優界のレジェンドの一人である神谷明さん。
彼が、『名探偵コナン』の毛利小五郎役を突然降板したことは、まだ記憶に新しい話ですよね。
『北斗の拳』のケンシロウや、『シティハンター』の冴羽獠にも匹敵するハマり役で、未だに
毛利小五郎の声=神谷明
という印象が強い人も大勢います。
そんな人気声優の神谷明さんが、なぜ毛利小五郎役を降板することになってしまったのでしょうか?
ネット上でも
『干された』
という話が出るくらい、その理由・原因を気にしている人がいる現状です。
そこで本記事では、声優の神谷明さんが、名探偵コナンの毛利小五郎役を降板した(干された)原因や、彼の現在を探り、まとめていきます。
神谷明が名探偵コナン・毛利小五郎役を降板…
1996年1月8日から、読売テレビ・日本テレビ系列で放送開始された、TVアニメ『名探偵コナン』。
元々、漫画家・青山剛昌先生の、同名の原作漫画をアニメ化しているわけですが、今や国民的キッズアニメの一つ。
放送開始から23年もの間、支持され続けてきたのも、原作の面白さはもちろんのこと、
声優陣の豪華さ
も大きな要因となっていました。
主人公・工藤新一の声を担当しているのは、山口勝平さん。
そして、工藤新一が幼児化した姿として登場した、江戸川コナンの声を高山みなみさんが演じています。
これだけでも、本当に豪華なキャスティングなのです。
そして、それ以上に豪華さを感じるのが、毛利小五郎役に神谷明さんを起用したことです。
しかし、現在はすでに神谷明さんは降板し、小山力也さんにバトンタッチしていますよね。
ただ、それまでの548話分、神谷明さんは、毛利小五郎の声を演じていました。
今でこそ、小山力也さんの声に慣れました。
しかし、声優が交代した当初は、違和感だらけでしたし、今でも神谷明さんの声を聴くと、しっくりきます。
もちろん、小山さんの声に不満があるわけではありません。
単純に、毛利小五郎が神谷明さんのキャラの一つとして定着している証なのです。
だからこそ、突然に声優が変わってしまったことに疑問が高まり、どこか首を傾げたくなってしまう…
そういったコナンファンが多いのでしょう。
さらにネット上では、神谷明さんの病気説・逝去説まで囁かれてしまうほど。
もちろん、ガセであるのですが、なんとも悲しい話ですよね。
神谷明が名探偵コナンを降板した(干された)理由
- 『北斗の拳』のケンシロウ役
- 『シティハンター』の冴羽獠役
- 『キン肉マン』のキン肉スグル役
など、これまで、数々の大人気アニメの主人公を、次々演じてきた神谷明さん。
そんな神谷明さんが、毛利小五郎の声を務めていた『名探偵コナン』を突然降板し、小山力也さんに担当をバトンタッチしていますよね。
神谷明さんが病気などを理由に倒れたわけでもありません。
『名探偵コナン』そのものに何か問題があったというわけでもないのに、なぜ降板したのでしょうか?
若手声優のことも考えて行ったギャラ交渉
神谷明さんは、声優界のことを考え、若い声優たちが少しでも安定収入を稼げるように、
ギャラが向上していくような活動
を、日々していたそうです。
その一環として行っていたのが、権利収入などのギャラ交渉。
声優のギャラというのは、単純にアニメ作品に出演しているだけでもらえるギャラ以外にも、ゲームやDVDなど、映像コンテンツの権利収入があります。
神谷明さんは、『名探偵コナン』の制作サイドと、この権利収入の交渉を行っていたのです。
もちろん、自身のギャラをあげてほしいためだけに、神谷明さんはギャラ交渉をしていたわけではありません。
大御所である神谷明さんが、権利収入などギャラを放棄していたとなると、
『若手が権利収入を貰えない』
という事態になりかねませんよね。
それでは、いつまで経っても若い声優たちが、声優の仕事だけで生活できない状況が続きかねません。
神谷明さんは、そのことを危惧して、ギャラ交渉していたのです。
神谷明のギャラ交渉に制作サイドが難色…
ただ、他の声優の先陣を切って、ギャラ交渉していた神谷明さんに対して、名探偵コナンの制作サイドが嫌な顔を示し、関係が悪化…
そのことが原因で、神谷明さんは『名探偵コナン』を降板となってしまったのです。
神谷明も『出る杭叩かれる』の流れで干された
神谷明さんは結局、
『出る杭は打たれる』
という流れで、『名探偵コナン』を降板となってしまったわけです。
もちろんギャラ交渉というのは、自身のためでもあるわけですが、その裏には、若手声優のこと(つまり声優界全体のこと)も考えています。
実際に声優という仕事は、ほんの一部の人しか稼いでいません。
なかなか仕事としては、安定した収入があるほど楽な仕事ではないのです。
そのことを、制作サイドも配慮してあげてほしいと思う次第です。
神谷明の現在は?
『北斗の拳』や『キン肉マン』、『シティハンター』など、神谷明さんが出演してきたアニメ作品の多くは、再放送を除いてすでに放送を終了しています。
その上、『名探偵コナン』も放送終了となると、
「一体、神谷明は現在何しているのか?」
と、気になる人が現れてもおかしくありませんよね。
では、実際に神谷明さんが現在どうされているのか見ていきましょう。
神谷明は独立して事務所社長へ…
神谷明さんは、すでに独立して
『冴羽商事』
という所属事務所を設立しています。
なんでも、
『シティハンターの原作者・北条司先生に許可を得て、自身が演じていた主人公・冴羽獠から名前を拝借して会社名に使っている』
とのこと。
やはり、神谷明さん自身が演じたキャラクターですから、それだけ思い入れも強いのでしょう。
現在も、声優としてはもちろんのこと、ナレーターの仕事や講演の仕事も請け負い、活発に仕事されていますよ。
神谷明の逝去説はただの誤解…
一部で、
同姓同名の元磐田市長
の訃報と誤解して、神谷明さんの逝去の噂が流れていますが、完全なる誤解でしか無いので、スルーしましょう。
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まとめ
神谷明さんが、大人気アニメ『名探偵コナン』の毛利小五郎役を降板した理由は、
二次作品による権利収入のギャラ交渉で決裂したこと
が原因でした。
神谷明さんは、
自身のギャラ交渉を通じて、若い声優たちに希望が持てるようにしたかっただけ
なのですが、それが反発を生み、名探偵コナンを降板となってしまったのです。
ただ、降板したといっても、声優業を干されたわけではありません。
『冴羽商事』
という事務所を設立して独立。
現在では、声優業・ナレーション、講演活動も積極的に行い、事務所社長としての手腕もふるっていますよ。
今後も、声優界のレジェンドとして、多くのファンから支持される活躍を見せ続けてほしいですね!